Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

参考文献・軍事学・地政学・戦略戦術

【参考文献】「17世紀ポーランド戦史 ルヴフ・ジュラヴノ戦役史」「イタリア戦争の戦争術:第四部:騎兵」

旗代屋さんからのまとめ買いシリーズ・その③。 「十七世紀ポーランド戦史 ルヴフ・ジュラヴノ戦役史」は、当時のポーランド=リトアニア共和国の国王ヤン三世ソヴェスキによる、オスマン帝国との戦いをまとめた一冊。これに先立つ、いわゆる大洪水時代からこ…

【参考文献】「戦闘の研究」「Pike & Shotの時代:歩兵の基礎」

旗代屋さんからのまとめ買いシリーズ・その②。 まず、普仏戦争時代のフランス軍人アルダン・ドゥ・ピックによる著作「戦闘の研究」の邦訳。今回入手した中では最大のボリュームで320ページオーバーという大作。古代のポエニ戦争から、近代のナポレオン戦争な…

【参考文献】「騎兵史:銃器の導入からフリードリヒ大王の時代へ」「フリードリヒ大王の時代の騎兵」「ナポレオンの時代の騎兵」

前々から読みたいと思いつつ先延ばしにしていた旗代屋さんの中世~近世軍事史を、ようやくBOOTHでまとめ買い。 まずご紹介する3冊は、1877年に(第二版は1903年に)出版された「騎兵史」なる本の邦訳。最初の「第三部:銃器の導入からフリードリヒ大王の時代…

【参考文献】ジョン・キーガン「戦場の素顔 アジャンクール、ワーテルロー、ソンム川の戦い」

戦場の素顔-アジャンクール、ワーテルロー、ソンム川の戦い (単行本) 作者:ジョン・キーガン 中央公論新社 Amazon イギリスの軍事史家、ジョン・キーガンの「戦場の素顔」を購入。邦訳が出たのは2018年で、自分も発売当時に書店で手に取ったはずだが、今日ま…

【参考文献】「中国軍の戦術(下)」

「中国軍の戦術(下)」をBOOTH経由で購入。本当は昨年末のコミケ発売なのだからもっと早く入手できたけれど、年末年始あたり体調がイマイチで物欲も萎えていたので後回しにしてしまった。こちらの下巻は、上巻(114ページ)を上回るボリューム(210ページ)で、偵…

【参考文献】アザー・ガット「文明と戦争」(上下)

文明と戦争 (上)-人類二百万年の興亡 (中公文庫 カ 8-1) 作者:アザー・ガット 中央公論新社 Amazon 文明と戦争 (下)-人類二百万年の興亡 (中公文庫 カ 8-2) 作者:アザー・ガット 中央公論新社 Amazon イスラエルの歴史学者アザー・ガットの「文明と戦争…

【参考文献】ウィリアム・H・マクニール「戦争の世界史」(上下)

戦争の世界史(上) (中公文庫) 作者:ウィリアム・H・マクニール 中央公論新社 Amazon 戦争の世界史(下) (中公文庫) 作者:ウィリアム・H・マクニール 中央公論新社 Amazon 2014年に文庫化された、歴史学者ウィリアム・H・マクニールの「戦争の世界史」(上下)を…

【参考文献】「中国軍の戦術 (上)」

アメリカ陸軍が出版した「中国軍の戦術(上)」の翻訳書(同人誌)を購入。タイトルは「戦術(Tactics)」だが、人民解放軍を、政治目標、戦略目標といったレベルから分析していて、非常に包括的な内容になっている。今回は上巻のみの出版で、兵力構成や、情報化さ…

【参考文献】「日本で軍事を語るということ 軍事分析入門」

日本で軍事を語るということ-軍事分析入門 (単行本) 作者:高橋 杉雄 中央公論新社 Amazon 新刊「日本で軍事を語るということ 軍事分析入門」を購入。戦争アレルギーに陥ることなく軍事について学ぼうという趣旨で、近年のウクライナ戦争や台湾危機、日本の防…

【参考文献】ジェームズ・ホームズ「海洋戦略入門」

海洋戦略入門 平時・戦時・グレーゾーンの戦略 作者:ジェームズ・ホームズ 芙蓉書房出版 Amazon アメリカ海軍大学のジェームズ・ホームズ教授の著作「海洋戦略入門」を購入。この分野の古典的大家であるマハンやコーベットを引き合いに出しつつ、海洋戦略や…

【参考文献】J.F.C.フラー「制限戦争指導論」

制限戦争指導論 (中公文庫 フ 18-1) 作者:J・F・C・フラー 中央公論新社 Amazon イギリスの戦略思想家、フラー少将の「制限戦争指導論」が文庫化されたので購入。2009年にも再刊されていたがその時はスルーしたので、今回が初読となる。今現在、ウクライ…

【参考文献】「作戦指揮とAI」

作戦指揮とAI(わかりやすい防衛テクノロジー) 作者:井上孝司 イカロス出版 Amazon 今日は丸の内にて買い物ついでにカフェでひと休み。そこでお茶飲みながら何か軽く読める本はないかなと丸善に行き「作戦指揮とAI」を購入。そもそもの内容はマイナビニュー…

【参考文献】「台湾有事のシナリオ」

台湾有事のシナリオ:日本の安全保障を検証する ミネルヴァ書房 Amazon 台湾有事を想定したウォーゲーム「Abandoned Fleet」を購入したので、何か参考になる本はないかなと思い、そのまんまのタイトル「台湾有事のシナリオ」を入手。この手の本は近年数多く出…

【参考文献】フランク・レドウィッジ「航空戦」、「ベトナム航空戦」×2

航空戦 (シリーズ戦争学入門) 作者:フランク・レッドウィッジ 創元社 Amazon シリーズ戦争学入門の新刊「航空戦」を購入。いわゆる「エア・パワー」に関する概説書で、第一次大戦から第二次大戦、朝鮮、ベトナム、中東、湾岸、イラク、ユーゴスラヴィアでの…

【参考文献】ジョン・ルイス・ギャディス「大戦略論 戦争と外交のコモンセンス」

大戦略論 戦争と外交のコモンセンス (ハヤカワ文庫NF) 作者:ジョン ルイス ギャディス 早川書房 Amazon 文庫された「大戦略論 戦争と外交のコモンセンス」を購入。書籍版は2018年に出ていて、パラパラ立ち読みしたのだけれど、今ひとつ買う気になれなかった…

【参考文献】マーチン・ファン・クレフェルト「エア・パワーの時代」

エア・パワーの時代 作者:マーチン・ファン クレフェルト 芙蓉書房出版 Amazon 前々から読もうと思っていたクレフェルトの「エア・パワーの時代」を、ようやく購入。また航空作戦系ウォーゲームを購入したので、その参考かつ雰囲気作りにと。内容的には、航…

【参考文献】ローレンス・フリードマン「戦略の世界史」(上下)

戦略の世界史(上)(下)2冊セット 日経BP 日本経済新聞出版本部 Amazon 文庫化された「戦略の世界史」(上下)を購入。2018年に単行本が出た時も、店頭でぱらぱら立ち読みしたものの、軍事戦略だけでなく、政策、社会運動、ビジネスまで多岐に及ぶ戦略書だっ…

【参考文献】マイケル・ハワード「クラウゼヴィッツ「戦略論」の思想」

クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想 作者:マイケル・ハワード 勁草書房 Amazon イギリスの歴史家マイケル・ハワードの「クラウゼヴィッツ 「戦争論」の思想」の邦訳が出たので購入。「戦争論」のバックボーンにある、クラウゼヴィッツ自身の人となりや、当…

【参考文献】「新戦争論 グローバル時代の組織的暴力」「新訂第5版 安全保障学入門」

新戦争論―グローバル時代の組織的暴力 作者:メアリー カルドー 発売日: 2003/01/27 メディア: 単行本 一昨日は、所沢古本まつりに行き、帰りに中村橋の古書店に寄り、そのまま練馬駅まで歩き、駅近くのBOOKOFFにも寄ってきた。まあ、特に期待はしておらず、…

【参考文献】オングストローム&ワイデン「軍事理論の教科書」

軍事理論の教科書: 戦争のダイナミクスを学ぶ 作者:ヤン・オングストローム,J.J. ワイデン,北川 敬三 発売日: 2021/01/16 メディア: 単行本 新刊「軍事理論の教科書」を購入。著者は、スウェーデン国防大学の教授&准教授というコンビで、原書出版も比較的新…

【参考文献】クラウゼヴィッツ「縮訳版 戦争論」

縮訳版 戦争論 (日本経済新聞出版) 作者:カール・フォン・クラウゼヴィッツ 発売日: 2020/11/20 メディア: Kindle版 クラウゼヴィッツの「戦争論」の縮訳版が出たので購入。一応、自分も学生ウォーゲーマー時代から、岩波文庫版(篠田英雄訳)には触れてきたも…

【参考文献】デイヴィッド・M・グランツ「ソ連軍 作戦術 縦深会戦の追求」

ソ連軍〈作戦術〉 作者:グランツ,デイヴィッド・M. 発売日: 2020/10/30 メディア: 単行本 「詳解 独ソ戦史」等でもお馴染み、デイヴィッド・M・グランツの「ソ連軍 作戦術 縦深会戦の追求」の翻訳が出たので購入。原書発行は1991年。アメリカ陸軍によるソ連…

【参考文献】リチャード・イングリッシュ「近代戦争論」

近代戦争論 (シリーズ戦争学入門) 作者:リチャード・イングリッシュ 発売日: 2020/10/16 メディア: 単行本 シリーズ戦争学入門の新刊「近代戦争論」を購入。原題は「Modern War」 なので「現代戦争論」じゃないのかと思ったら、内容的にはもう少し幅広く、近…

【参考文献】「新しい戦争とは何か:方法と戦略」

「新しい戦争」とは何か: 方法と戦略 作者:川上 高司 発売日: 2016/01/20 メディア: 単行本 2016年に発売された「新しい戦争とは何か:方法と戦略」を購入。前半では、アメリカを中心とした世界情勢と戦争の変化が語られている。あいにくトランプ大統領誕生…

【参考文献】「シャドウ・ウォー 中国・ロシアのハイブリッド戦争最前線」

シャドウ・ウォー 中国・ロシアのハイブリッド戦争最前線 作者:ジム・スキアット 発売日: 2020/03/24 メディア: 単行本 今年3月の新刊「シャドウ・ウォー 中国・ロシアのハイブリッド戦争最前線」(原書は2019年刊)を購入。著者はCNNのジャーナリスト。本書で…

【参考文献】「近未来戦を決するマルチドメイン作戦」

近未来戦を決する「マルチドメイン作戦」: 日本は中国の軍事的挑戦を打破できるか 作者:日本安全保障戦略研究所 発売日: 2020/07/19 メディア: Kindle版 今年7月に発売された「近未来戦を決するマルチドメイン作戦」を購入。21世紀の戦争では、今までの陸・…

【参考文献】「最新世界紛争地図」「地政学世界地図」

最新 世界紛争地図 66の地図で見る世界の紛争 作者:パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌ 発売日: 2020/09/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) あらためて21世紀の戦争を学び直そうということで、「最新世界紛争地図」を購入。この手の本は、なる…

【参考文献】「地政学原論」

地政学原論 (日本経済新聞出版) 発売日: 2020/07/16 メディア: Kindle版 7月の新刊「地政学原論」を購入。最近、地政学とタイトルの付いた本もかなり増えてきたが、中には妙に扇情的な内容もあるので、一応気をつけて買うようにはしている。それも本書で語ら…

【参考文献】ミリタリーナレッジレポーツvol.26「小隊/分隊の戦術」

久しぶりに神保町に出て、FORGER氏とウォーゲーマーお茶会。他人とウォーゲームの話をするのも久しぶり。そしてその前に、書泉グランデの同人誌コーナーにも寄り、ミリタリーナレッジレポーツvol.26「小隊/分隊の戦術」を購入。現代の米英軍の小部隊戦術を解…

【参考文献】喬良・王湘穂 「超限戦 21世紀の新しい戦争」

超限戦 21世紀の「新しい戦争」 (角川新書) 作者:喬良,王湘穂 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2020/01/10 メディア: 新書 2001年に日本語版が発売され、品切れていた「超限戦」が新書化されたので購入。中国で原書が発行されたのは1999年だそうで、2001…