シリーズ戦争学入門の新刊「航空戦」を購入。いわゆる「エア・パワー」に関する概説書で、第一次大戦から第二次大戦、朝鮮、ベトナム、中東、湾岸、イラク、ユーゴスラヴィアでの航空戦に触れ、その思想(戦略爆撃、原爆投下、OODA ループ)や、技術(ドローン、サイバー戦)も紹介している。あくまで概説書なので、それぞれのトピックについてはまたそれぞれの専門書籍を読む必要はあるが、さらっと読める通史としては良いかなと。
ちょうど先日行った所沢古本まつりでも「ベトナム航空戦」という同じ邦題の書籍を2冊買ったばかり。どちらも古い本だけれど、実際にベトナム戦争で現地の空軍司令官、後に本国でも戦術空軍司令官を務めたモーマイヤーの「ベトナム航空戦」は、作戦級航空戦「Downtown」の参考書籍にぴったり。一方、国務省の高官だったドールの「ベトナム航空戦」は、もう一段階上の政治的な話題も出てきたりする。
手元にある作戦級航空戦ゲーム「Downtown」「Elusive Victory」「Red Storm+Baltic Approach」はほとんど手つかずだが、このあたりを読んでプレイのモチベーションが上がると良いのだけれど……