Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

2013-01-01から1年間の記事一覧

【COIN Series】「A Distant Plain」 Main Scenario AAR

「A Distant Plain」二度目の対戦である。全員、前回と同じ勢力を担当しての再戦。今回ゲリラ側は、ゲーム開始時点から「自爆攻撃」が許可される展開で始まった。これは多国籍軍駒をピンポイントで除去できる手段であり(本来は多国籍軍の他にアフガニスタン…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Last Success」 Wagram Day of Battle Scenario AAR

「The Last Success」ワグラム決戦シナリオを対戦した。3週間前に6ターン進め、盤面をデジカメに撮っておき、その写真を見て再配置し、また6ターン進めると云う連続セッションである。基本的に長時間ゲーム嗜好なので、こういった複数セッションプレイが合っ…

【COIN Series】「A Distant Plain」 Main Scenario AAR

購入翌日、早速「A Distant Plain」を初対戦した。メインシナリオを三人で。自分はアフガニスタン政府を担当。karter氏がタリバンを、Mi-boh氏が多国籍軍を受け持った。全員アフガニスタンの地図など見たのは初めてで、カブール、カンダハル以外の地名もほと…

【COIN Series】GMT「A Distant Plain」

GMTのCOINシリーズ「A Distant Plain」を購入。COINとはCountrer-insurgency=対ゲリラ活動、治安戦の略。本作は、現代アフガニスタンを舞台とした、多国籍軍、新生アフガニスタン政府、タリバン・ゲリラ、アフガニスタン国内の軍閥の四つ巴による権力闘争マ…

GMT「France'40」

GMTの新作「France'40」を購入した。デザイナーは、マーク・シモニッチ。やはりこの人の作品はつい買ってしまう。テーマは、ドイツ軍によるフランス侵攻作戦だが、1940年西方戦役全体を扱うのではなく、グデーリアン装甲集団による突破戦闘を扱う「Sickle Cu…

【Wargaming Column】大阪ウォーゲーマー飲み会

今日は、資格受講のため、大阪に前乗り。ホテルに荷物を降ろすや、すぐに出かけて、北野天満宮と天王寺の古書市をはしごしてきた。天王寺の市には、もの凄い数の古書ブースが並んでいたため、全部は回りきれなかったが、それでもホビージャパン社の「ウォー…

【参考文献】「大戦略の哲人たち」

大戦略の哲人たち 作者: 石津朋之 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2013/09/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 20世紀の著名な戦略家……「地政学」のマッキンダー、「ヨーロッパ史と戦争」のハワード、「ミサイル時代の戦…

【The Library of Napoleonic Battles】「Napoleon at Leipzig 5th」 16th October Scenario Solo-Play AAR

「Napoleon at Leipzig 5th」10月16日シナリオをソロプレイした。いつもの如く隠匿ルールは省き、カードプレイは採用。ゲームは10月16日06:00ターンに開始である。両軍とも最初に「出発の遅延」カードを引いたため、ゲーム開始時点で総司令官は全員眠ってい…

【Grand Tactical Series】「Where Eagles Dare」 Campaign 1st Day AAR

ソフィアゲームクラブで「Where Eagles Dare」のキャンペーン初日をプレイしてきた。11月の猿遊会でN村氏が「Where Eagles Dare」キャンペーンゲームを催されるそうで、今回はその練習会ということに。今回、自分はイギリス近衛機甲師団を担当し、突破役を仰…

【Advanced Squad Leader】MMP「Rising Sun」

WWII戦術級シリーズ、Advanced Squad Leader(ASL)の太平洋戦線モジュール「Rising Sun」が到着した。90年代に発売された日本軍モジュール「Code of Bushido」と 米海兵隊+中国軍モジュール「Gung Ho!」は長らく絶版状態で、本作の登場を待ち侘びていた方も…

Game Journal #48「信長後継者戦争」AAR

昨日は、GJ48号付録「信長後継者戦争」を初対戦した。担当は自分が明智光秀・織田信孝・毛利輝元・上杉景勝、Karter氏が羽柴秀吉・織田信雄・滝川一益・徳川家康、Mi-Boh氏が柴田勝家・三法師・長宗我部元親・北条氏直と云う配分。この結果、秀吉が光秀・毛…

Game Journal #48「信長後継者戦争」Solo-Play AAR

今週末プレイ予定の「信長後継者戦争」を試しにソロプレイしてみた。三人用ゲームをソロプレイとは無理があるが、あくまでルール確認や流れを読む程度のものである。 勢力分担は、明智+三法師+長宗我部+北条の叛逆軍と、羽柴+信孝+毛利+上杉同盟軍、柴…

Game Journal #48「信長後継者戦争」

ゲームジャーナル48号 信長後継者戦争 出版社/メーカー: シミュレーションジャーナル 発売日: 2013/09/01 メディア: おもちゃ&ホビー この商品を含むブログ (1件) を見る ゲームジャーナル最新号が到着。付録ゲーム「信長後継者戦争」は、本能寺の変以後の…

Command Magazine #112 「Army Group Narva」

2010年12月発売の96号「White Death」以来、2年半ぶりにコマンドマガジンを購入した。正直この2年半、どうしても欲しい号が無かったり、欲しい号は周囲の友人が買ってくれたりしたので、このご無沙汰。 まあ、それだけ厳選していると云うことであろう。 付…

【Wargaming Column】 CM84 同人ウォーゲーム買い物報告

今日は、コミックマーケット84三日目へ。 直前までまったく行くつもりが無く、カタログも見ていなかったものの、 ひとつ、受け渡しする案件があったので、急遽出撃することに。 しかし夏コミとか行ったの何年ぶりだろう…… 出撃とは言っても、卓上ゲーム関係…

GMT「Roads to Moscow」

GMTの新作ゲーム「Roads to Moscow」が到着した。2004年発表の「Roads to Leningrad」と同一システムで、こちらは1941年モスクワ周辺での戦いを2つ収録している。1ターン=12時間、1ユニット=中隊~連隊と云うやや細かめの作戦級スケールで、フォーメーシ…

Six Angles/SPI 「Cobra」 AAR

自宅ゲーム会にてSix Angles版「Cobra」を対戦した。担当は自分がイギリス軍、Mi-boh氏がアメリカ軍、Karter氏がドイツ軍である。このメンツでは意外にも初対戦。 序盤、ドイツ軍はカーン戦区からSS装甲師団をいくつか引き抜き、アメリカ軍の突破が予想され…

【Tactical Combat Series】MMP「Canadian Crucible」

TCS(Tactical Combat Series)第16作「Canadian Crucible」が届いた。今回のテーマは、1944年6月8~11日(仮想シナリオでは6月7日も扱う)、ノルマンディに上陸したばかりのカナダ第3歩兵師団が、ドイツ第12SS装甲師団の攻撃を受けるも果敢に抵抗した……と云うも…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」Eylau AAR

「The Coming Storm」のアイラウ戦を初対戦した。1807年、吹雪の中、フランス軍とロシア軍が相まみえた戦いは、これまで様々なシステムでゲーム化されているが、本作の特徴は盤面を広く取り、援軍ネイ、レストックの動きも収めたところかと。 ※前日から始め…

【参考文献】「城取りの軍事学 築城者の視点から考える戦国の城」

「城取り」の軍事学―築城者の視点から考える戦国の城 作者: 西股総生 出版社/メーカー: 学研パブリッシング 発売日: 2013/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 「戦国の軍隊」の著者、西股総生氏の新刊「城取りの軍事学」を購入。まず…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」 Pultusk-Golymin Solo-Play AAR

イエナ・アウエルシュタット戦も飽きたので、「The Coming Storm」のプルトゥスク・ゴリミン・シナリオをソロプレイしてみた。状況は、敗走したプロイセン軍を追って、フランス軍がポーランド領へ進出。しかしワルシャワ北方で、援軍に駆けつけたロシア軍と…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」 Jena-Auerstadt AAR

「The Coming Storm」イエナ・アウエルシュタット戦を再戦した。しかし準備はしたものの、karter氏が仕事でお疲れで、序盤のみ遊ぶこととなった。 前回と同じく自分はプロイセン軍を担当。しかしいきなり全司令官が寝坊するカードを引いたため、前回同様、予…

【参考文献】「ルールズ・オブ・プレイ ゲームデザインの基礎(下)」

ルールズ・オブ・プレイ(下) 作者: ケイティ・サレン,Katie Salen,エリック・ジマーマン,Eric Zimmerman,山本貴光 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ 発売日: 2013/05/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 上巻から2年以上を…

【Wargaming Column】ゲームマーケット2013春

昨日は、ゲームマーケット2013春に行ってきた。会場は、今回から有明ビッグサイト。 これまで浅草開催だったため、入場前に浅草寺にお詣りし、「どうか素敵ゲームが買えますように」とかアホな願いをすることもなく、長蛇の入場列に並んだ後、会場入り。企業…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」 Jena-Auerstadt AAR

「The Coming Storm」のイエナ・アウエルシュタット会戦をプレイした。ご覧の通り、隠匿ルールは省き、ユニットを公開しながらである。ナポレオンが指揮するフランス軍イエナ方面は、Mi-boh氏が担当。自力で活性化できるランヌ第V軍団を中央から右翼へスイン…

【参考文献】「戦闘技術の歴史4 ナポレオンの時代編」

戦闘技術の歴史4 ナポレオンの時代編 作者: ロバート・B・ブルース,イアン・ディッキー,ケヴィン・キーリー,マイケル・F・パヴコヴィック,フレデリック・C・シュネイ,淺野明,野下祥子 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2013/04/23 メディア: 単行本 この商品…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」 Jena-Auerstadt Solo-Play AAR

再び「The Coming Storm」イエナ・アウエルシュタット戦をソロプレイしてみた。今回は隠蔽ルールをごっそり省き(隠蔽に関するカードも除外)、原型の「Napoleon's Last Battles」に近い形で遊んでみた。とりあえずルール確認しながら4ターンほど。しかしここ…

【The Library of Napoleonic Battles】「The Coming Storm」 Jena-Auerstadt Solo-Play AAR

先日購入した「The Coming Storm」を検証開始。と言ってもユニットの情報を隠し、カードプレイもあるため、ソロプレイには不向きなシステムだが、段取り確認としてイエナ・アウエルシュタット戦を始めてみた。しかし3ターンほどプレイして終了。戦力隠匿ルー…

【The Library of Napoleonic Battles】OSG「The Last Success」

「The Coming Storm」と一緒に注文した同シリーズ作、The Library of Napoleonic Battles(TLNB)「The Last Success」も到着した。本作のテーマは1809年のオーストリア戦役で、アーベンスベルク会戦、エックミュール会戦、アスペルン・エスリング会戦、ワグラ…

【The Library of Napoleonic Battles】OSG「The Coming Storm」

先日買った「Napoleon at Leipzig」と同シリーズ、The Library of Napoleonic Battles(TLNB)「The Coming Storm」が届いた。OSG社に直接注文したのは初めてだが、なんと入金後一週間で到着。アップグレードキット込みのため、基本ルールは最新v6.5に差し替え…