Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【The Library of Napoleonic Battles】「The Last Success」 Wagram Day of Battle Scenario AAR

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「The Last Success」ワグラム決戦シナリオを対戦した。3週間前に6ターン進め、盤面をデジカメに撮っておき、その写真を見て再配置し、また6ターン進めると云う連続セッションである。基本的に長時間ゲーム嗜好なので、こういった複数セッションプレイが合っているのかもしれない。自分はオーストリア軍を、Mi-boh氏がフランス軍正面を、karter氏がダヴー第III軍団を中心とするフランス軍右翼を担当した。勿論今回も隠匿ルール無し、カードプレイありで進めている。

まず序盤。オーストリア軍は右翼司令官リヒテンシュタインをやや中央に寄せ、フランス軍正面部隊を側面から攻撃する作戦を採った。フランス軍はカードプレイによってアーデルクラーに陣地を築いて防戦したが、包囲撃滅され、フランス軍側面が危機に。しかしリヒテンシュタインと離隔してしまったオーストリア軍右翼は、ほとんど自力活性化できず、のろのろとした進撃のみで遊兵と化してしまった。やはりこの策は失敗か。

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一方、ダヴー第III軍団は、強力なスタックを用いてオーストリア軍左翼を次々に撃滅。ラスバッハ高地へと一歩一歩駆け上がってきた。フランス軍正面部隊も、川を挟んでオーストリア軍と一進一退の攻防を続け、やがて増援が揃うと全戦線で攻勢に出た。オーストリア軍にこれを支える力は無い……と判断した時点でゲーム終了とした。

感想。時間はかかるが、遊びごたえのあるシナリオだと感じた。 「Napoleon on the Danube」ではオーストリア軍に攻勢ルールを用いて、史実らしい展開になるよう誘導していたが、本作のワグラム戦シナリオにはそのようなものは無い。その分、オーストリア軍が頼りなく感じたのは、やはりリヒンテシュタインを中央寄りに攻めさせたせいか。次回はリヒテンシュタインに右翼をまとめさせ、あらためて攻め方を検討してみたい。

Aspern & Wagram 1809: Mighty Clash Of Empires (Campaign)

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