Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

GMT A World at War

GMT「A World at War」を学ぶ Part.3:1941年夏バルバロッサ作戦

2022年大晦日から、2023年元旦にかけて、21世紀版「アドバンスド第三帝国 Third Reich / Empire of Rising Sun」こと「A World at War」のルールを読んでいた。2年前にもいったん読んだが、今回は基本的なルール部分に蛍光ペンを引くという、受験生的な勉強…

【Wargaming Column】旅先のホテルでウォーゲームをソロプレイする、または彼女抜きのポラーニョ「第三帝国」(John Prados追悼)

War Game Advent Calender 2022 参加企画 2022年を振り返ってみると、非常に出張旅行の多い一年だった。53年間生きてきて、一番移動した年だったと思う。おかげで自宅でウォーゲームをする機会もめっきり減ったが、途中から、だったら出張先のホテルでウォー…

Avaron Hill「第三帝国 Rise and Decline of the Third Reich」

ヤフオクにて「第三帝国 Rise and Decline of the Third Reich」(第4版日本語ルール付き)を競合無しで落札。以前も購入したものの、ほとんどプレイしないまま手放してしまったが、やはり「A World at War」に連なる元祖的な作品として手元に置いておこうと…

GMT「A World at War」を学ぶ Part.2:1939年ポーランド戦

http://aworldatwar.org/Files/Articles/Poland.pdf 今週末も「A World at War」のお勉強中。専門誌「ULTRA」の、1939年ポーランド戦の分析記事を訳したので、まずはそこから陸上戦闘を覚えていこうと。記事中には『ポーランドを正しく守っても、ドイツが正…

GMT「A World at War」を学ぶ Part.1

先日、ポラーニョの小説「第三帝国」も読んだことだし、そろそろその「第三帝国」直系の最新版である「A World at War」に触れようかと、いきなりバルバロッサ作戦シナリオを並べてみた。しかしルール(2003年版の和訳は2段組み208ページ)を精読していなかっ…

【参考文献】ロベルト・ポラーニョ「第三帝国」

第三帝国 (ボラーニョ・コレクション) 作者:ロベルト・ボラーニョ 発売日: 2016/07/28 メディア: 単行本 2016年に翻訳が出た、チリ出身の作家ロベルト・ポラーニョの小説「第三帝国」を読了。この小説は、主人公がドイツ人ウォーゲーマーであり、アバロンヒ…

GMT「Storm Over Asia : Prequel to A World at War」

GMTの新作「Storm Over Asia」が到着。こちらもサブタイトルに「A World at War前夜」とあるように、WWII戦略級ゲーム「A World at War」の前段階として、1935年~1940年のアジア太平洋戦域の政戦略を扱い、その結果を「A World at War」の開戦時戦力として…

GMT「Gathering Storm : Prequel to A World at War」

先日のGMTセールで「A World at War」と一緒に「Gathering Storm」(2015年発売)も購入した。こちらは「A World at War 前夜」というサブタイトル通り、第二次世界大戦開戦前の、ヨーロッパの政戦略をテーマとしている。ゲームは1935年春、つまりヒトラーがヴ…

GMT「A World at War , 3rd printing」

先日のGMTのセールで、第二次世界大戦を包括した戦略級ゲーム「A World at War」第3版を購入してしまった。いや、ほんと「してしまった」感が強い。ルールは多いわ、帳簿付けは多いわ、これ以上面倒なタイトルを抱えてどうするとも思ったが、実は最初に出た…