Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Next War Series】「Next War : Indo-Pakistan」Border War Solo-Play AAR Part.2

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引き続き「Next War : Indo-Pakistan」の第2ターン……の前に、前回の記事では触れなかったが、上級ルールでは大国の政治動向と、国連による調停も加味される。事前にダイスを振って決定したところ、中国は、政府も軍部も民意も穏健的となり、この印パ戦争に対しては「消極的」となった。一方、アメリカ政府は穏健的だが、軍部には強硬論(インドを支援すべし!)が渦巻き、民意は中道、結果として「中道的」となっている。またロシアでは政府も軍部も穏健的で、民意は中道となり、結果「消極的」となった。

さらに今回の紛争はパキスタンにより「拡大発生」的に始まったため、国連が敵対行為を勧告するかどうかという議決ダイスロール(10面体ダイス1個)に対し、中国とロシアは+1(停戦しろ)、アメリカは±0修正となり、10以上が出れば停戦決議が可決されたのだが、あいにくダイス目は最悪の0で、三大国の+1+1+0を足しても決議には至らなかった。ちなみに停戦決議が採択されたのに、プレイヤーがそれを拒否した場合、相手側に勝利点10が献上される。

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そんな国際情勢はともかく、第2ターンも天候は晴天。前ターンでパキスタン軍が主導権を維持できなかったため、このターンは競合(双方互角)ターンとなる。両軍とも増援の航空機を受け取ったが、整備が追いつかず、あまり制空戦闘にユニットを送り込めなかった。そのため制空戦闘に生き残った戦闘機は、パキスタン3:インド4と、インド空軍も航空優勢を得られるレベルではなかった。

それに続く特殊作戦フェイズでは、パキスタン軍特殊部隊がアムリッツア(Amritsar)にあるインド空軍基地を破壊し、カシミール地方を守るインド第16軍団司令部を襲いこれをステップロスさせた。対するインド軍も、引き続きパキスタン軍の弾道ミサイル狩りを行ったが、成果は得られず、特殊部隊マーカーもひとつ失うハメに。

ジャンムー攻略に失敗したパキスタン軍だったが、この第2ターンの移動/戦闘フェイズに、チェナブ(Chenab)川西岸の3つの街を攻撃。特にインド軍の飛行場と攻撃ヘリ部隊が駐屯するラジャウリ(Rajauri)に対しては、手元にひとつしかないF-16戦闘機を対地支援に投入。護衛にもなけなしのJF-17戦闘機(空戦値4*)を投入したが、インド空軍も負けじとSu-30(空戦値5*)で迎撃した。しかしこのSu-30が、2ラウンドとも迎撃に失敗。後手のJF-17に追い返される始末で、対地支援のF-16もインド軍の防空網を回避。結局、前ターンにステップロスで耐えた3個インド歩兵師団はいずれも除去され、チェナブ川西岸は瞬く間にパキスタン軍の支配下となった。

手番変わってインド軍の移動/戦闘フェイズ。インド第9軍団は印パ国境線を越え、ジャンムーに迫るパキスタン第30軍団スタックを攻撃。こちらも対地支援のミラージュ戦闘機に、護衛のSu-30を付け、迎撃に上がってきたF-7戦闘機を追い返し、無事に戦力比2シフトを与え、このスタックを除去した。パキスタン軍はチェナブ川西岸を奪ったものの、逆にインド軍に領内に攻め込まれ、都市であり空軍基地もあるシアールコート(Sialkot)に迫られてしまった……

……というところで第2ターン終了。競合ターンになると、いきなりターン手順が少なくなり、お互い一回ずつ移動/戦闘を行うだけという、あまり進捗のない展開に移行する仕組みになっている。これまさに今のウクライナ戦争的だなあ。いったん主導権を失ったら、膠着状態に陥って、派手な戦果は挙げにくくなるという……

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ちなみに地図盤南部でも両軍が前線で睨み合っているが、こちらは運河がくねくね走っていたり、「避難民」ルールのため道路が機能していなかったりで、戦力も集めにくいし、攻撃もしにくい感じ……

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さて第3ターンも天候は晴天。前ターンに3つの街を占拠したパキスタン軍が勝利点を獲得し、このターンに主導権を取り戻した。そこへ国連にて停戦決議が可決。先手パキスタンとしては「ああ良いですよ、今、停戦しても」と決議を受諾したが、後手のインドは「ふざけんな、こっちはこれから援軍を送り込むんだ。カシミールを奪われたままで停戦なんかできるか」とばかりに決議を拒否。パキスタン側にさらに勝利点を献上しつつ、戦争継続と相成った。

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怒りに燃えたインド空軍は、パキスタン特殊部隊にダメージを受けた空軍基地の修理を急ぎ、再び作戦機を大量投入。パキスタン空軍機を次々追い返して、戦力比3:1の航空優勢を得た。

しかし地上では、パキスタン軍の主導権移動/戦闘フェイズから。パキスタン軍としては、再びジャイムーを攻めたいところだが、シアールコートを奪われてはならんと、第6戦車師団を急行させ、インド軍戦車旅団を攻撃させた。これに対してインド軍もジャギュア攻撃機を対地支援に向かわせ、護衛のSu-30戦闘機が、迎撃に上がってきたJF-17を半殺しに。しかしジャギュアから対地支援を受けたものの、インド軍は1個旅団がステップロスして後退。一方のパキスタン第6戦車師団もステップロスと痛み分け。

インド軍のエリート反応移動、パキスタン軍の突破移動/戦闘(不利な2シフト)と続くが、ここでは戦闘無し。さらにインド軍の反応移動/戦闘フェイズ。インド軍は先ほどステップロスしたパキスタン軍第6戦車師団を3方向から攻撃し、見事これを除去。シアールコートに突入した(ただし市内の掃討にはまだ時間がかかる)。

続くパキスタン軍の基本移動/戦闘フェイズ。パキスタン軍も3方向からジャイムーに攻めかかり、対地支援にミラージュ戦闘機(戦力比シフト1)を送り込んだ。インド空軍もジャギュア攻撃機(戦力比シフト2)を対地支援に向かわせ、激しい空戦の末、両軍とも対地支援に成功。結果、ややインド軍にやや有利に作用し、双方1ステップロスという痛み分けに終わった。この後、インド軍の反応移動/戦闘フェイズが続いたが、戦線の整理に終始し、大きな動きはなかった……

……というあたりで今回のソロプレイは終了。インド軍としてはカシミール地方を奪い返したいところだが、あいにく地上部隊の本格的な増援が到着するのは第4ターン終了時以降(つまり第5ターン)なので、それまでは現地戦力で踏ん張らなくてはいけない。パキスタン軍としては、インド軍の増援が到着するまでにさらなる地歩を固め、国連の停戦決議に応じて、早めに戦争を終わらせたいという酷い戦略。

しかしたしかに、この国連停戦決議ルールが、簡略化されているものの、外野の国際政治を反映していて良い味を出している。まあ、ウクライナ戦争を見ても、軍事力にモノを言わせて領土を分捕り、戦争を続けるようなら非難するという、国際平和を逆手に取りながらの、ずうずうしい戦争方法がいまだにまかり通っているのがなんとも……

 

【Next War Series】「Next War : Indo-Pakistan」Border War Solo-Play AAR Part.1

先日、久しぶりにGDW/Compass「The Third World War」に触れたので、次はその直系子孫とも言えるGMT「Next War」シリーズに着手。とは言え「Next War:Korea」は地図盤2枚と図体がデカくて登場するユニットも多く、「Next War:Taiwan」は海域戦や上陸戦闘もあって複雑そうだし、「Next War:Poland」はもうすぐ2版の更新ユニットが出るし……ということで、消去法的に「Naxt War:Indo-Pakistan」を選択。ご覧のように地図盤1枚に戦場が収まり、登場ユニット数も少ないので練習には良いかなと。

今回はパキスタン軍が先制する上級ルール・シナリオ「Border War」を配置してみた。これまでの印パ戦争を振り返っても、インドの方が国力も軍事力も大きいのに、パキスタンの方が攻撃的になっている。インドの場合、軍隊は多いけれど、それが広い国土に散らばっているため、いざパキスタンに攻め込もうとして国境に戦力を集めるだけでも時間がかかるし、それが事前に露見してしまうと。対するパキスタンは、インド軍の増援が到着する前に、ある程度の戦果を得たり、インド側の士気を挫いてしまえばいい、という判断から行動するらしい。

シナリオの勝利得点は、相手側から都市や街を奪うと得られるが、上写真の赤い点線より北側(上)にある都市や街……つまり印パ両国の係争地であるカシミール地方では、通常の2倍の勝利点が得られる。当然、このシナリオでも、パキスタン軍の主攻勢軸はカシミール方面となる。

まず第1ターン。天候は晴天。主導権プレイヤーであるパキスタン軍は空軍力が劣勢なので、インド空軍戦力をどうにかしたい。パキスタン軍は、第1特殊作戦フェイズにおいて、インド軍の空軍基地と弾道ミサイルに打撃を与えるべく、特殊部隊マーカーを2個ずつ送り込んだ。あいにく空軍基地への攻撃は失敗したが、弾道ミサイルは2ポイント減少させ、送り込んだ特殊部隊も4枚とも無事生還した。

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続いて航空優勢フェイズ。パキスタン軍としては、できれば特殊部隊に頑張ってもらって、インド空軍の稼働機を減らしたかったが、ノーダメージでは致し方ない。パキスタン空軍は、全作戦機9ユニットを上げて制空戦闘に挑んだ。これに対してインド空軍も、対地支援用のジャギュア攻撃機×2以外の全戦力11ユニットを投入し、AWACS機の支援も受けて、優先的に航空戦闘を組み合わせた。印パ上空にて、アメリカ製F16、ロシア製Su-30、フランス製ミラージュ、中国製J10が乱れ飛ぶ、お前はどこのアスラン内戦(エリア88)かと言いたくなるような戦況が現出した。

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結果、インド空軍が生存7ユニット、パキスタン空軍が生存3ユニット、ユニット比2:1で、インド空軍が航空優勢を得た。両軍ともまるまる1ユニットを撃墜されるような損害は受けなかったが、パキスタン空軍はJF-17、F-7、ミラージュ戦闘機各1がステップロス、インド空軍もMig-21戦闘機×2がステップロスしている。また航空優勢を得たインド空軍は、自軍航空基地から15ヘクス以内に対して航空偵察が行えるようになった。

続く第2特殊作戦フェイズ、今度はインド軍が特殊部隊マーカー4枚をパキスタン軍の弾道ミサイル破壊に投入したが、これが4枚とも失敗し、うち1枚は生還できず。対するパキスタン軍も、再びインド空軍基地に特殊部隊2枚を送り込み、1打撃を与えたが、2枚とも生還はできなかった。

さらに打撃フェイズ。パキスタン軍は、弾道ミサイル(非核兵器)15ポイントのうち2ポイントを使って、インド軍の空軍基地2カ所を破壊。さらに3ポイントを使って、インド側の弾道ミサイルポイントを破壊せんとしたが、これはいずれも失敗した。インド軍は弾道ミサイルポイントが3しかなかったが、そのうち2ポイントを、逆にパキスタン軍の弾道ミサイル狩りに用い、そのポイントを1減少させた……と、ここまでが通常の移動/戦闘フェイズの前段階。いやいや、現代戦はお膳立てがいろいろ要るものだ……

ここでようやくパキスタン軍の主導権側移動/戦闘フェイズ。予定通りパキスタン軍はカシミール周辺で印パ国境を越えたものの、険しい地形に阻まれてインド軍が守る街まで到達できていない。唯一、パキスタン第30軍団がジャンムー(Jammu)手前の歩哨所を攻撃。インド軍もAH64攻撃ヘリ部隊を防御支援に向かわせたが、歩哨所はあえなく撃破され、パキスタン軍はジャンムーに迫った。

続いてインド軍のエリート反応移動フェイズ。戦闘効率(いわゆる練度、精鋭度)6以上のユニットだけが移動できるため、一部の戦車旅団が前線に向かったが、選択ルール16.4「避難民」を採択したため、両国の道路網は一時的に通行性が低下し、インド軍もなかなか前線にたどり着けずにいる。

さらにパキスタン軍の突破/戦闘フェイズでは、敵ZOCにいないパキスタン軍ユニットが前進しインド軍に接敵したが、それに続く突破戦闘は戦闘比が2不利になるため、攻撃はせず。

対するインド軍の反応移動/戦闘フェイズでも、インド第9軍団がジャンムー救出に駆けつけたが、まだ戦力が整わず攻撃を見送りと、じりじりとした戦況が続く。

しかしパキスタン軍も、このターン中に勝利点を獲得しないと主導権が維持できないため、続く基本移動/戦闘フェイズでインド軍戦線4カ所を攻撃した。これに対してインド軍は、温存しておいたジャギュア攻撃機×2を対地支援に投入。うち1ユニットは、パキスタン軍の探知網を突破し、残る1ユニットはSAMの迎撃を受けたもののこれを回避した。結果、西側国境の歩哨所は突破されたものの、それ以外の3カ所では、インド軍がステップロスで耐え、パキスタン軍は前進できなかった。

手番変わってインド軍の移動/戦闘フェイズ。インド軍3個戦車旅団が、ジャンムーに迫ったパキスタン第15歩兵師団を攻撃し、これを除去。1個旅団はステップロスしたものの、ジャンムー攻囲の一角を崩した形となった……

……というところで第1ターン終了。さすがご先祖様システムである「The Third World War」同様、1ターンが長い長い。まあ、それだけ丁寧にプロセスを見せてくれるわけだし、それを見たいわけだから良いのだけれど。

ちなみに本作の背景については「新しい戦争とは何か」の第15章「インド・パキスタンの戦争方法」で、簡便にまとめられているので是非是非。

Against the Odds Annual 2013 「La Bataille de Vauchamps」

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ヤフオクにて、Against the Odds誌の2013年増刊号を購入。第1付録は、ナポレオン戦争の戦術級シリーズ、バタイユ・システムの「La Bataille de Vauchamps」。2013年は、自分も仕事の切り替え時だったので忙しく、雑誌付録にバタイユのゲームが付くなんて見逃していたなあ。Noble Knight Gamesにも在庫はあったけれど、どれも150ドルオーバー、最近の円安の影響で2万円超となると手を出しにくく、それよりは安い価格だったので即決落札してしまった。

お題は1814年の国内戦役、いわゆる「六日間の栄光(The 6 Days of Glory)」、2月9日~14日の最終日にあたるヴォーシャン会戦。戦闘としては小規模だが、当時の対仏シレジア方面軍(プロイセンとロシアの連合軍)との戦役を扱った「La Patrie en Danger」でも最終局面に位置する戦いになっている。まあ、この程度の規模だと、TNLBよりもバタイユのスケールの方が適しているかなと。

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地図盤は、ハーフマップ2枚を縦長に繋げるスタイル。なにしろバタイユ・シリーズは、フルマップ4枚とかの超大作が多いので、先日プレイした「La Bataille des Quatre Bras」と共に、こういった小品を手元に置いておくと、練習用には良いかなと。地形的にも平坦だしね。

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カウンターは、いつもの美麗なClash of Arms社クオリティ。ユニット数的にも、両軍とも100個前後なので、入門者にも扱いやすいかも。それでいてフランス軍には老親衛隊師団も登場するので、投入するかどうかはともかく、つまらん部隊同士の小競り合いというワケでもない。

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カラーの編成表は本誌綴じ込み。史実版と仮想版の2種類が用意されている。

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射撃戦と白兵戦のチャート以外も、本誌に綴じ込み。なんとなく見やすい気がする。

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また両軍の全ユニットについて、1兵力を失う毎に、比例して白兵戦力がどれだけ落ちるのか、一覧表になっている。これは便利。しかしこれ、小規模なこの戦いだから掲載できるわけで、モスクワだのワーテルローだの、大会戦ゲームでこれを用意するのは大変だろうなと(しかしあれば助かる)。

ルールは、なぜかMartial Enterprises のプレミア・ルールの導入用として書かれており、カラーの図版も用いられているので、これを訳すのも良いかも。しかし個人的には、先日せっかく30周年版ルールに触れたし、バタイユの公式サイトにも例の如く、本作の30周年版ルールが用意されているので、やはりこっちだなと。小規模の戦いなので、チットでちまちま動かすにも向いていそうだし。

http://labataille.us/file1814/vauchamps_2_0_a4.pdf

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ちなみに第2付録は、2008年の増刊号付録「Operation Cartwheel」(第二次世界大戦の南太平洋を舞台にした作戦級海空戦ゲーム)のエキスパンション「Shogi」。こちらはタラワ、マキン、クェゼリン、ラエ、エニウェトクといったマーシャル諸島が舞台になっている。あいにくこちらのゲームには興味が無いんだけど面白いんだろうか(BGGレーティングは10点満点で6.7)

「Plan Sunset #5 」OCS(Operational Combat Series) Issue

サンセットゲームズ発行の雑誌「プラン・サンセット」5号を購入。不定期刊の4号(2008年発売)から14年ぶりとのこと。今号はOCS(Operational Combat Series)特集号ということで買ってみた。記事としてはMMP「Special Ops #9」掲載の「OCS:Smolensk」のチュートリアル記事の翻訳、「OCS:DAK2」とSPI「The Campaign for North Africa」の比較、「OCS:Beyond the Rhine」の紹介、ミニシナリオの紹介、松浦豊さん(@DSSSM00)による「OCS:Luzon」の制作記事等々。プレイの面倒さを軽減するためにVASSALの導入も紹介されている。

自分も1999年にASL(Advanced Squad Leader)の再収集からウォーゲームに復帰し、翌2000年に、その当時のウォーゲームに触れてみようとまず選んだのが「OCS:Burma」「OCS:Hube's Pocket」だった。それ以前の1980年代のゲームに比べると、地図盤やカウンターもフルカラーで印刷されていて美しく、補給に主眼を置いたシステムも物珍しく『へえ~、今時のウォーゲームはこうなんだ』と、とても感心したし、魅了されたことを覚えている。自分がウォーゲームに復帰する土台を作ってくれたのは、ASLとOCSだとも思っている。

しかし、同じく2000年に発売されたコマンドマガジン33号(付録はロシアン・キャンペーン)の東部戦線ゲーム特集で「OCS:Guderian's Blitzkrieg」「OCS:Enemy at the Gates」が「ゲームとして破綻している」という低評価で書かれていたのも印象的。たしかに自分も最初に星作戦シナリオをプレイした時は、全然史実通りにならんじゃないかと思ったが、後になって、そもそもこのシリーズ、あまり史実の再現を目指していないんだなと気づいたり。強力な砲兵効果にしても、むしろ今までの作戦級ゲームでの砲兵が弱すぎたという主張なのであって、緩いZOCルールにしても、オーバーランにしても、それに面食らった人たちが低評価を付けたんだろうなあと思う。その記事から22年経った今では、(高価な値段以外は)ポピュラーなシリーズとして受け入れられてきたなあと。

ただ個人的には、22年経った今では、後発の作戦戦術級シリーズGTS(Grand Tactical Series)や、大隊作戦級シリーズBCS(Battalion Combat Series)、GOSS(Grand Operational Simulation Series)、または陸海空統合の戦略作戦級TSWW(The Second World War)の方が面白く感じているのも事実。自分もOCSで、ちまちまとした補給ばかり意識させられるのがだんだん億劫になってきてしまって……(^_^;) なので自分の中でのOCSは、20年前の一軍選手から、今では一軍の控え選手に格下げされている感もあるが、と言って1ユニット=師団級、1ターン=3.5日スケールとなると他に比肩できるシリーズが無く(ボリスのGMT Barbarossaは東部戦線だけだし)(いやスケールは違うけどシモニッチの4Xシリーズで良いじゃないかとか)、まだまだ引退させる気もなく、折を見て触れていきたいと思っている。昨年購入した「The Third Winter」もほとんど遊んでいないしなあ……

【参考文献】フランク・レドウィッジ「航空戦」、「ベトナム航空戦」×2

シリーズ戦争学入門の新刊「航空戦」を購入。いわゆる「エア・パワー」に関する概説書で、第一次大戦から第二次大戦、朝鮮、ベトナム、中東、湾岸、イラクユーゴスラヴィアでの航空戦に触れ、その思想(戦略爆撃、原爆投下、OODA ループ)や、技術(ドローン、サイバー戦)も紹介している。あくまで概説書なので、それぞれのトピックについてはまたそれぞれの専門書籍を読む必要はあるが、さらっと読める通史としては良いかなと。

ちょうど先日行った所沢古本まつりでも「ベトナム航空戦」という同じ邦題の書籍を2冊買ったばかり。どちらも古い本だけれど、実際にベトナム戦争で現地の空軍司令官、後に本国でも戦術空軍司令官を務めたモーマイヤーの「ベトナム航空戦」は、作戦級航空戦「Downtown」の参考書籍にぴったり。一方、国務省の高官だったドールの「ベトナム航空戦」は、もう一段階上の政治的な話題も出てきたりする。

手元にある作戦級航空戦ゲーム「Downtown」「Elusive Victory」「Red Storm+Baltic Approach」はほとんど手つかずだが、このあたりを読んでプレイのモチベーションが上がると良いのだけれど……

Compass/GDW「The Third World War」Battle for Germany Solo-Play AAR Part.2

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さて「The Third World War」の中欧シナリオの第1ターン(開戦から一週間)も終了。ちなみにイギリス陸軍ライン河派遣軍団(BAOR)の司令官を務めたジョン・ハケット氏による「第三次世界大戦」(なぜかハードカバー版と新書版を持っている)での開戦後一週間の経緯を見てみると、こちらはすでにオランダが占領されつつも、中部ではいまだにフルダ峡谷あたりでもたついている。うーん、オランダ占領はちと難しいにしても、もっと突破しなきゃいかんなあと思ったり。

とりあえず第2ターンを開始。天候は晴天。まず両軍航空ユニットの整備。ワルシャワ条約軍はその稼働率の低さから、手持ちの27ユニットのうち9ユニット(最新鋭機Su-27を含む)が任務に就けなかった。もはや航空優勢も掌握できないと見て、第1ターンのようにSu-24まで航空優勢には投入せず。

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対するNATO軍機は稼働率も良く、フランス空軍の2ユニットが任務に就けなかったのみ。撃墜されたF-15戦闘機隊も運良く復活している(損耗機体の選定)。また第2ターンの増援として、新たにF-15、F-15E、F-16A-10ユニットと、謎のステルス戦闘機F-19フリスビーも到着。いやもちろん小説「レッドストーム作戦発動」に出てきた架空の機体だし、史実重視?用にF-117ブラックホークのユニットも用意されているが、このリプレイはあくまで「レッドストーム作戦発動」寄りなのでこちらを選択。当然ながら可動機が多くなったため、空戦値3以上の航空ユニットだけで、このターンの航空優勢を獲得した。

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それでもワルシャワ軍は再び、Tu-160ブラックジャックとSu-24フェンサーによるNATO軍飛行場爆撃隊を送り込んだ。もはや航空優勢は得ていないため、掩護の戦闘機は1ユニットしかつけられない。逆に航空優勢を得たNATO軍は、それぞれ2個ずつ要撃機を放ち、掩護のMig-292ユニットとSu-24を撃墜した。しかしTu-160は防空射撃をかいくぐり、NATO軍飛行場を空爆。弾痕(クレーター)を2、滑走路上で1航空ユニットを撃破した(次ターンにどれが撃破されたか決定)。

対するNATO軍も、F111戦闘爆撃機にF19フリスビーを掩護に就けてワルシャワ軍飛行場を空爆……と思ったが、すでに空戦値5のF-15(空戦値4のMig-29より先制攻撃が行える)を使い切っていたので、最後に残った空戦値5のF19は温存することに。

この後、両軍とも打撃任務は無く、ワルシャワ条約軍の第1インパルス、第一梯団サブ・インパルスへ。再び動き出したワルシャワ軍は、全戦線にわたって攻撃を再開。4カ所で直協任務を行ったものの、NATO軍要撃機にバタバタと撃墜されていく。それでもニュルンベルグへの攻撃支援に向かったSu-24だけが、かろうじてNATO軍の防空網もすり抜け、支援に成功した。

北部では、ポーランド軍ハンブルグに立て籠もる西ドイツ第11装甲擲弾兵師団を攻撃し「R(後退)」結果を与えたものの、大都市ヘクスだったため無効に。ソ連第20親衛軍スタックは、アメリカ第2機甲師団を後退させている。

中部フルダ峡谷付近では、アメリカ第3、第8機械化歩兵師団を後退させ、空いた隙間に空中機動旅団を投入。アメリカ軍攻撃ヘリ旅団+フランス第1戦車師団のスタックを孤立させた。しかしSu-24の直協があったニュルンベルグへの攻撃は、守るアメリカ第1機甲師団に混乱2を与えたものの、こちらも大都市効果で後退はせず。さらに南では、ミュンヘンへ向かうチェコ軍の攻撃も失敗に終わっている。

第二梯団サブ・インパルスでは、すでに多くのワルシャワ軍スタックが前線に張り付いており、また後方で回復中のスタックもありで、敵ZOCにおらず移動・戦闘が行えるユニットが少なかった。それでもソ連第3衝撃軍スタックが、1対1の低比率攻撃ながらも西ドイツ第3装甲師団を後退させ、ハンブルグを完全に包囲した。

続くNATO軍予備インパルスでは、西ドイツ第5装甲師団が、突出してきたソ連空中旅団を除去。これにてアメリカ軍攻撃ヘリ旅団+フランス第1戦車師団スタックの孤立も解消された。

さらにワルシャワ条約軍の第2インパルス、第一梯団サブ・インパルスへ。ハンブルグを完全に包囲したワルシャワ軍は、周囲6ヘクスから総攻撃を仕掛けるも、フランス空軍のジャギュア対地攻撃機(戦闘比2シフト)が直協支援に。これが功を奏したか、攻撃側だけが混乱2を被り、すでにほとんどの部隊が混乱していたため、混乱3に陥るという大惨事に。

ちなみに同じく1980年代の第三次欧州大戦を扱ったC3シリーズの新作タイトルが、まさに「ハンブルグ要塞(Die Festung Hamburg)」なのだが、ホント要塞かよ……

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この第一梯団サブ・インパルスでの攻撃は各所で跳ね返され、ニュルンベルグへの二度目の攻撃も「後退⇒無効」と相成った。ワルシャワ条約軍は、全戦線にわたって疲労が蓄積しつつある。さらに、もはやワルシャワ条約軍はほとんどの部隊を敵ZOCに突っ込ませてしまったため、第二梯団インパルスで使えるスタックが無く……

続いてNATO軍第1インパルス。フルダ峡谷正面において、特に損耗の激しいソ連軍スタックめがけて反撃開始。ワルシャワ軍にはもはや要撃機も無く、直協支援のA-10ハリアーが悠々とこれを支援。精鋭カテゴリーAのソ連戦車師団2個、自動車化狙撃師団4個をまとめて除去し、カッセルを奪回してワルシャワ軍戦線を分断した。また南部では西ドイツ軍も、ミュンヘンに迫っていたチェコ軍3個師団を除去している。

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さらにNATO軍第2インパルスでも、アメリカ第2機甲師団と引き換え(EX)ではあったが、ソ連自動車化狙撃師団1、空挺師団2のスタックを除去。南部の西ドイツ軍は、残るチェコ師団スタックを国境の向こうに追い返している。これによってワルシャワ条約軍は、北部ハンブルグにとりついた集団と、南部ニュルンベルグに迫った集団の間が6ヘクスにも渡って断たれ、戦線が崩壊。これ以上の戦争継続は無理と判断してここでソロプレイも終えた……

 

……とまあ、最後はぐだぐだな展開になってしまった。30数年ぶりのプレイだったが、ルールそのものは結構覚えていたものの、特にワルシャワ条約軍側を動かすコツはすっかり忘れていた。予備部隊を保持しておけとか、無理な戦闘はせずにここぞという箇所だけ戦力を集中するとか。逆にNATO軍の反撃タイミングはこれで良かったと思う。今回のように早いターンでも、ワルシャワ軍がうっかり攻撃にしくじって損耗が高まった時点で切り返せば良いと。今回再販されたCompass版は、マーカー類も見やすくなっているので(GDW/HJ版は白地に略語だけ書いてあって何のマーカーだか咄嗟に判別しづらい)、ソロプレイもスムーズに行えた。では次は、本作の直系子孫である、GMTの「Next War」シリーズあたり動かしてみようかな……

Compass/GDW「The Third World War」Battle for Germany Solo-Play AAR Part.1

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今年3月に購入した「The Third World War」の和訳ルールがクロノノーツゲームさんにアップされたので、早速ソロプレイしてみることに。一応、1980年代に発売されたGDW版(ホビージャパンでのライセンス版)はプレイ経験があるけれど、だいぶ昔のことだし、今回のCompass版「Designer Signature Edition」は、アートワークこそ今風になったものの、ルール周りはほぼストレートな再版なので、プレイ感を思い出してみようと。ちなみに今回は中欧戦線(西欧空域)だけを扱う「Battle for Germany」シナリオの短期ゲーム(3ターンのみ)を選択。核攻撃ルールは省略と。

というわけで設定1989年X月X日、ペルシア湾岸での政情不安を皮切りに、欧州でもワルシャワ条約機構軍が東西ドイツ国境付近に集結。これを西欧侵攻の兆候と捉えたNATO軍は、開戦前の第0ターン、後方地域の各ユニット毎にダイスを振り、前方移動を開始した。ベルギー軍、オランダ軍はなお国内に留まっているものの、フランス軍の一部部隊はすでにライン河を越え、西ドイツ領内に入っている。NATO軍主力となるアメリカ軍、西ドイツ軍、イギリス軍は国境付近で(決して準備万端とは言えない)戦線のようなものを形成した。

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そして第1ターン。天候は晴天。まず西欧空域での航空優勢を得るために、ワルシャワ条約軍は、空戦値を持つ航空ユニットをすべて航空優勢任務に割り当てた。正直、直協任務や打撃任務に適しているMig-27やSu-24まで投入するのは適材適所とは言えないが、こうでもしないと航空優勢が得られないし(航空優勢任務に就いているユニットが多い方が航空優勢を得る)、第2ターン以降のNATO軍の増援を見ても、ワルシャワ条約軍が航空優勢を握れるのは第1ターンだけだと思われる。しかし、こうまでして航空優勢を取ることが本当に正しいのかは疑問……

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航空優勢を得たワルシャワ条約軍は、Tu160ブラックジャック爆撃機隊に、最新鋭のSu-27とMig-29戦闘機隊を護衛に就け、NATO軍の滑走路爆撃へ向かわせた。成功すればNATO空軍基地に弾痕(クレーター)を生じさせ、任務に就ける航空ユニットを減らし、さらに上手くいけば滑走路上にいた航空ユニットを撃破できる可能性もある。

これに対してアメリカ軍のF15戦闘機隊が要撃に上がり(航空優勢を得ていないので1ユニットしか要撃できない)、Su-27隊と相討ちに(双方撃墜)。残ったTu-160は滑走路爆撃へ向かったが、NATO軍の防空ミサイルに阻まれ、任務を中断して帰投してしまった。

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続いてワルシャワ軍は、ソ連軍のMig-29とMig-23、チェコ空軍のSu-17というストライク・パッケージを2つ編成し、フルダ峡谷に展開するアメリカ第3、第8機械化師団に対して打撃任務を行った(成功すると地上ユニットを混乱させ、移動力を減らす)。これに対してアメリカ軍のF-16、イギリス空軍のトーネードF戦闘機が要撃に上がったが、護衛のMig-29戦闘機との空戦で、F-16は帰投させられ、トーネードFは撃墜。Su-17による打撃任務も、第8機械化師団に1打撃を与えたのみで終わった。

これもルールを思い出すために試してみたが、後になって反省。第1ターンは直接地上戦闘を支援する直協任務に割り当てた方が良かったと思う。そしてワルシャワ条約軍は、制空戦闘に航空機を注ぎ込みすぎたせいで、打撃や直協任務に就けるユニットが少なくなっている。

と、第1ターンのお膳立てが終わったところで、ようやくワルシャワ条約軍第1インパルスの第1梯団サブ・インパルスの移動。各前線部隊は東西ドイツ国境を越え、または国境にいるNATO軍の攻撃に向かった。ポーランド空挺師団は、港湾都市キールの南に降下。これを迎撃に上がったデンマーク空軍のF16戦闘機隊も、護衛のMig-29に撃墜されている。国内から出発したポーランド軍主力部隊は、行きがけの駄賃とばかりに西ベルリン守備隊を包囲。

しかし北方では、戦闘比2対1、3対1という、やや頼りない地上戦が発生。これを支援すべく、直協任務のSu-25フロッグフットに(なけなしの)Su-27、Mig-29を護衛につけて送り出したものの、どちらもNATO軍要撃機に追い返される始末。そして早くもこの時点で、ワルシャワ条約軍はこのターンに使えるSu-27、Mig-29、Mig-23という、空戦値3以上の戦闘機を使い切ってしまった。

また中部から南方では戦闘比8対1、7対1という箇所もあったが、そこには逆にNATO軍が、温存していたF15Eストライクイーグル、ミラージュ2000を護衛に就け、A10地上攻撃機(戦闘比を有利に4シフトする)、ハリアー等を投入。3箇所での直協任務がすべて成功し、戦闘比を4対1、3対1に推移させた。

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この直協が効いたか、ワルシャワ条約軍最初の攻撃は痛み分け(双方1混乱)ばかりで、ほとんど進めていない。実は一番期待していなかったチェコ軍が、戦闘比1対1ながらも西ドイツ第10装甲師団を退却させたり、西ベルリンも無血占領できたが、第一梯団の攻撃としてははかばかしくなかった。

続いてワルシャワ条約軍第1インパルスの第2梯団サブ・インパルス。敵ZOCにいないユニットが移動・戦闘を行える。ワルシャワ軍は、とても戦闘機とは呼べないMig-27やSu-24(空戦値1)を掩護に就けて直協に送り出したが、対するNATO軍ももはや空戦値の高い戦闘機は残っておらず、旧式のF4ファントム等で要撃するもいずれも失敗。結果、この第二梯団への直協の方が成功してしまった。

そしてポーランド軍部隊は、西ドイツ第3装甲師団を後退させ、リューベックの西に回り込み、すでに降下していたポーランド空挺師団と連結。リューベックの西ドイツ第6装甲擲弾兵師団を包囲した。一方、東側の精鋭・東ドイツ軍(練度7)は、同じく西側の精鋭・イギリス軍(練度8)を攻撃。Su-25フロッグフット(戦闘比を3シフト)の直協もあり、1個師団と引き換えにイギリス第3機甲師団を除去した(EX)。またイギリス第1機甲師団も混乱3を被って後退している。しかしフルダ峡谷周辺では、いまだにアメリカ軍機甲騎兵連隊が踏ん張り、ソ連軍を国境線で食い止めている。

この後、NATO軍予備インパルスとなり、後方の部隊が前線に向かったが、あくまで戦線の整備だけでまだ反撃が行える状況では無かった。

そして再びワルシャワ条約軍第2インパルスの第1梯団サブ・インパルス。ポーランド軍部隊は、西ドイツ第6装甲擲弾兵師団を除去してリューベックを占領。ただし西ドイツ軍の最後の一太刀で全部隊、混乱1を被った。ソ連東ドイツ軍も、ハノーヴァーに立て籠もっていた西ドイツ第1装甲師団を除去し、これを占領。

中部フルダ峡谷でも、ようやくソ連第1親衛戦車軍スタックが、アメリカ第11機甲騎兵連隊を除去して西ドイツ領内に突入。アメリカ第3機械化歩兵師団、第2機甲騎兵連隊も後退し、ソ連第8親衛戦車軍の先鋒がニュルンベルグに迫っている。この後退により、アメリカ第1機甲師団が国境で孤立することに。一応NATO軍も直協支援を送り込んでいるが、ワルシャワ軍の防空網に阻まれ、対地支援機は帰投するしかなかった。

続くワルシャワ条約軍第2インパルスの第2梯団サブ・インパルス。ハノーヴァーを陥落させたソ連東ドイツ軍スタックが余勢を駆ってブレーメン南にいる、アメリカ第2機甲師団を攻撃。しかしここには西ドイツ軍のアルファジェット隊が直協に駆けつけ、攻撃側は混乱2を被った。この時点で両軍とも、航空支援任務の航空機を使い切っている。

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この後、ようやくNATO軍セグメントとなり、第1ターンの増援が到着。アムステルダムの事前集積基地(POMCUS)にはアメリカ第4機械化師団が登場し、オランダ、ベルギー、フランス軍も前線に着き始めている。西ドイツ、デンマーク、中立国オーストリア等の地域予備部隊も動員開始。

NATO軍第1インパルスでは各所で反撃が実施され、決定的な打撃は与えられなかったものの、ワルシャワ軍スタックを後退させつつ、前線で疲弊した部隊を後方へ引き抜き、第2インパルスで混乱を1回復させる、という手順が取られた。孤立しかけていたアメリカ第1機甲師団ニュルンベルグまで後退。

とまあ、これにて第1ターン終了(最初の一週間)。手番としてはワルシャワ軍、ワルシャワ軍、NATO軍、ワルシャワ軍、ワルシャワ軍、NATO軍、NATO軍、NATO軍という流れになるため、一般的な「I Go, You Go(俺の番、お前の番)」的なウォーゲームの3~4ターン分ぐらいのボリュームがある。

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ちなみにこちらが第1ターンに撃墜された両軍の航空ユニット。奇数個の場合、次のターンにランダムに1個が復活し、それ以外は永久除去となる。この続きはPart.2にて……