
珊瑚海海戦シナリオに続いて、次はミッドウェー海戦シナリオをソロプレイ。前回は海空戦、空母戦ルールを習う目的だったが、今回は艦隊戦、潜水艦戦ルールも頭に入れておきたいなと。このシナリオも、1942年夏ターンの、日本軍の移動と戦闘フェイズだけを行うもの。今回は選択ルールであるアリューシャン列島への侵攻(陽動)も入れてみた。

日本軍は、ミッドウェー島に向かう、いわゆるMI作戦部隊が東京ヘクスにあり、アリューシャン列島へ向かうAL作戦部隊は札幌ヘクスにある。ちなみにこのゲームの東京は、どう見ても静岡じゃないかという位置に描かれており、横浜も浜松にあるが細かいことは気にするな(元ゲームである、アバロンヒル「Empire of the Rising Sun」時代からこんな描かれ方)

MI作戦部隊は、空母4隻(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)、軽空母1隻(瑞鳳)、戦艦7隻(大和、長門、陸奥など)、巡洋戦艦2隻(金剛、霧島)、巡洋艦16戦力、駆逐艦12戦力という偉容。これを4つの任務部隊(10~25戦力まで)に編成してみた。シナリオルール上、4隻の空母は同一任務部隊にまとめなければならず、これがTF1。戦艦部隊がTF2とTF3。ミッドウェー島に上陸予定の海軍陸戦隊などを乗せた攻略部隊がTF4。そしてAL作戦部隊がTF5という編成になっている。
対するアメリカ軍は、パールハーバーにいる空母3隻(エンタープライズ、ホーネット、ヨークタウン)を含む任務部隊ひとつのみ。
暗号解読カードは、日本軍が「戦略」2枚、「戦術」1枚、「潜水艦」2枚、「対潜」1枚。アメリカ軍は「戦略」2枚、「戦術」1枚、「潜水艦」2枚、「対潜」2枚とほぼ互角。

まず陽動のアリューシャン作戦から。札幌から出撃したAL作戦部隊(TF5)は、アッツ島への部隊上陸を目指す。これに対してダッチ・ハーバーに停泊していたアメリカ軍艦隊(CA8、DD1)が迎撃に成功し、同ヘクスへと向かった。
しかし海上戦闘ラウンドに入り、両軍とも索敵を行うことになるが、アメリカ軍艦隊は合計10戦力以下、陸上配備の索敵機も無く、空母も無いため、この第1ラウンドでは索敵ダイスが振れないことに。一応、暗号解読「戦略」カードを使用すればダイス1個は振れるが、この後、本戦のミッドウェー海戦が始まるのに、ここで暗号解読カードを消費してしまっては、まさに陽動に引っかかったようなもの。なのでアメリカ軍は第1戦闘ラウンド、索敵不可で終わりに。まあ、10戦力以下の海軍部隊で、空母や地上機の支援も無いなら迎撃に出るのは不利だよという話だが、ルールを覚えるためにも一応やってみたかったので。
一方、合計14戦力を擁する日本軍AL作戦部隊は、索敵ダイス2個を振って、運良くダイス1個成功、アメリカ軍艦隊を一方的に発見した。この索敵によってアメリカ軍艦隊に空母が含まれていないことが判明したので(対戦の場合、アメリカ軍プレイヤーが申告する)、AL作戦部隊の軽空母・隼鷹、龍驤から3飛行隊が出撃し、これをすべて対艦攻撃に回した。
もちろん一方的に発見しているので、日本軍は奇襲判定も行ったが、ここはアメリカ軍側の「レーダー開発+1」が功を奏し、なんと奇襲レベル0(奇襲無し)。
しかしアメリカ軍艦隊は10戦力未満なので対空防御力も無く、日本軍飛行隊の攻撃によって巡洋艦1戦力を除去された。対空能力という意味でも、海軍部隊は10戦力以上にまとめておけってことか。

この後、両軍とも回避はできたものの、そのまま艦隊戦へ。と言っても有名戦艦は無いので、軽艦艇(巡洋艦、駆逐艦)の海戦ということに。
日本軍は、海軍国籍修正(いわゆる海軍練度)+3、魚雷開発+1修正を得て、アメリカ軍巡洋艦3戦力、駆逐艦1戦力を除去した。対するアメリカ軍も、海軍国籍修正+2のみながら、日本軍巡洋艦1戦力を除去し、さらに1ダメージを与えた。
この後、第2戦闘ラウンドとして海戦を続けることも可能だったが、第1戦闘ラウンドの敗者側(より損失の多かった)であるアメリカ軍がここで撤退を宣言。
残った日本軍AL作戦部隊は、そのままアッツ島に1-2歩兵ユニットを上陸させ、勝利条件のひとつである「アメリカ軍がアリューシャン列島のすべての島を支配」を阻止したことにして、札幌へと帰港した。陽動作戦としてのアリューシャン海戦としてはそんなところで。

さて、ここからがミッドウェー本戦。まず日本軍は、潜水艦1戦力をミッドウェー島とパールハーバーの中間に送り込んだ。潜水艦は迎撃を受けないので、この海域で「哨戒」し、パールハーバーから出てくるアメリカ軍部隊を逆迎撃することに……という使い方で良いんだよな、このゲームの潜水艦って。
そして空母4隻を擁するMI機動部隊ことTF1は、シナリオルールとして「ミッドウェー侵攻部隊に随伴させること」とあるが、ルール的に「随伴(accompany)」という用語は無い。MI侵攻部隊は陸戦隊を擁してミッドウェー島ヘクスに入る必要があるのだから、MI機動部隊もミッドウェー島ヘクスに行けということか。そしてターン手順的には、まず先に「哨戒」任務に就く部隊から移動させる必要があるので、MI機動部隊はミッドウェー島ヘクスを目的地として「哨戒」を宣言し、移動を開始した。
これに対してアメリカ軍は、迎撃ダイスを5個振って、合計9以上(パールハーバーから9ヘクス先で迎撃)を出し、迎撃成功。またアメリカ軍TFとは別に、個別に活動しているアメリカ軍潜水艦1戦力もこの迎撃に成功している。
日本軍潜水艦も、迎撃に出てきたアメリカ軍機動部隊に対して逆迎撃を行い、この場合は、日本軍MI機動部隊のヘクスに戻り、第1戦闘ラウンドから参加することに。
またミッドウェー島にいるアメリカ軍飛行隊4は、索敵に2飛行隊、友軍機動部隊の援護に1飛行隊、敵機動部隊の攻撃に1飛行隊を割り当てた。

日本軍は索敵ダイス2個振って、アメリカ軍を発見できず。アメリカ軍は地上機の応援もあったおかげで索敵ダイス4個を振り1個成功。日本軍MI機動部隊を一方的に発見し、奇襲が成立した。
アメリカ軍機動部隊は、制空攻撃に3飛行隊、対艦攻撃に3飛行隊を投入。奇襲レベルは4だったので、日本軍の戦闘上空哨戒(CAP)から1飛行隊が無効化された。それでも日本軍CAP飛行隊2は、アメリカ軍1飛行隊を撃墜し、3飛行隊を追い返した。しかし日本軍は対空射撃を外してしまい、防戦もここまで。残ったアメリカ軍2飛行隊が空母赤城を攻撃したところ、運良くダイス2個振って6ゾロ(最良)(クリティカルヒット)が出て、一撃で赤城を撃沈してしまった。さらにミッドウェー島から飛んできた地上機1飛行隊も空母加賀を狙ったものの、こちらは効果無し。
この後は艦隊戦だが、日本軍には巡洋戦艦扱いの霧島・榛名がいるため、アメリカ軍としては分が悪いと判断してこれを回避。続く潜水艦攻撃では、やはり一方的に索敵に成功したアメリカ軍潜水艦だけが空母加賀を狙ったが、これも効果無し。
これにて第1戦闘ラウンド終了となり、損害の多かった日本軍(敗者側)から撤退を選べるが、いやまだ赤城をやられただけで空母数的には互角ではないか、このままおめおめと日本へ帰れるかということで第2戦闘ラウンドへ続行。

しかしこの第2戦闘ラウンドも、日本軍は索敵に失敗。アメリカ軍は引き続き一方的に日本軍を捕捉し、3隻の空母から第二次攻撃隊(制空3飛行隊、対艦3飛行隊)を送り込んだ。このラウンドも奇襲レベル3となり、日本軍艦艇のダメコン能力が下がり、アメリカ軍の攻撃ダイスに+1修正がつく。
すでに空母赤城を失った日本軍MI機動部隊は、残った8飛行隊のうち2飛行隊のみしかCAPに上げられず、迫るアメリカ軍第二次攻撃隊のうち、2飛行隊しか追い返せず、対空射撃も空振り。
そしてアメリカ軍第二次攻撃隊は、2飛行隊で空母加賀を攻撃したところ、これまたダイス目が良く、一撃で加賀を撃沈した。残る1飛行隊も、空母蒼龍に損傷を与え、艦載機の離発着不能とした。さらにミッドウェー島からの陸上機による攻撃で、損傷した蒼龍にもトドメが刺され、これまた撃沈。
そして再びアメリカ軍は艦隊戦を回避し、潜水艦による攻撃はまた不発に終わったものの、すでに空母3隻を喪失した日本軍はさすがに撤退を決断。ここでMI作戦も中止し、ソロプレイもお開きとした。
とまあ、かなりダイス目が良かったとは言え、史実(日本軍空母4隻喪失)に近い形でのアメリカ軍側の勝利と相成った。前回の珊瑚海海戦でもそうだったが、地上機の索敵支援があるかないかは大きかったし、今回は使わなかったが、アメリカ軍側には「マジック暗号迎撃」という、戦闘フェイズ中に自動的に迎撃可能なルールもあり、そういう意味でも、いつでもどこでも、常に史実のミッドウェー海戦的な奇襲が成立する可能性はありそうだなと。海軍ユニットも、なるべく10戦力以上の任務部隊として編成した方が恩恵が多いということも実感したし、潜水艦の使い方もなんとなく分かってきた。なにしろルールが多いので少しずつ学ぶしかない。














