アメリカ海軍大学のジェームズ・ホームズ教授の著作「海洋戦略入門」を購入。この分野の古典的大家であるマハンやコーベットを引き合いに出しつつ、海洋戦略やシーパワーとはなんぞやという基礎的部分を解説している。もちろん古典的事例から、最近目にする「接近阻止/領域拒否 A2/AD」にも触れている。
しかし自分の場合、戦車プラモデル少年あがりの陸戦ウォーゲーマーのせいか、シーパワーに特化した書籍ってあまり読んだことが無く、高名なマハンの「海上権力史論」やコーベットの「海洋戦略の諸原則」もマトモに読んだことがない。一応、視界には入っているんだけど、なぜか手が伸びないっていう……
海洋戦略をうんぬんするウォーゲームにも、あまり興味が無いし、プレイした記憶も無い。最近もGMTから「Seas of Thunder」なる、第二次世界大戦の海洋戦略をグローバルレベルで扱うウォーゲームが出版され、すでに日本国内でもプレイされている方をお見かけするが「へえ～」という感想で終わっていて、何かこう、自分の興味範囲の一歩外側にあるような気がしている。それでも、陸海空の統合作戦には興味があるので、その一部として海洋戦略の知識も仕込んでおこうかなと。夏だし。夏と言えば海だし。
最近は、台湾有事に絡めて海洋戦略やシーパワーに関する書籍もちらほら出てきているので、そういう意味でも無視できない領域だなと……
