Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】マイケル・ハワード「クラウゼヴィッツ「戦略論」の思想」

イギリスの歴史家マイケル・ハワードの「クラウゼヴィッツ戦争論」の思想」の邦訳が出たので購入。「戦争論」のバックボーンにある、クラウゼヴィッツ自身の人となりや、当時の情勢、思想なども鑑みて、その論を簡潔にまとめている。この手の解説書は、グタグダ長く書いてある割によく分からない場合もあるが、本書は文章量こそ少ないものの、内容は凝縮されている感がある。今日も、仕事帰りの電車内でパラパラ読み始めたものの、いや待て……と何度も行きつ戻りつして、その文章をしばらく頭の中で反芻したりして、なかなか先に進めなかった。なので、一読するだけではなく、もう何度か読んでみた後で、ようやく読後感がまとまってくるかなと……