Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

2022-01-01から1年間の記事一覧

【Levy & Campaign】「Nevsky」Pleskau 1240 Solo-Play AAR

あらためて「Nevsky」のキャンペーン序盤だけを扱ったPleskau 1240年シナリオをソロプレイ。今回はまず第1(1240年夏その①)ターンの徴集フェイズで、両軍ともに追加君主の召集に成功。チュートン騎士団側の君主は4人、ロシア側の君主は3人でスタートした。…

【Levy & Campaign】「Nevsky」Self-Studying

先日ちょっと触れてみた中世戦役級ウォーゲーム「Nevsky」、予想以上に計画性を要求されるゲームだと分かったので、再度ルールを読み直すことに。個人的には、こういった論理的かつ戦略的なゲームは苦手。むしろチットを引いて手番が来たらとりあえず場当た…

【Levy & Campaign】「Nevsky」Pleskau 1240 Introduction Solo-Play AAR

先月購入した、中世戦役級シリーズ「Levy & Campaign」第1弾「Nevsky」をいよいよソロプレイすることに。まあ、手札や軍勢を隠してプレイするゲームでもあるので、あまりソロプレイ向きとは言えないが、なにしろ独特なシステムなので、まずは自分一人で動か…

GMT「Arquebus」Ravenna Solo-Play AAR

「Arquebus」のフォルノヴォ会戦シナリオに続いて、ラヴェンナ会戦(1512年)をソロプレイすることに。この戦いは、スペイン=教皇軍が掩蔽壕に火砲を並べて立て籠もり、それに対してフランス=フェラーラ軍も火砲を並べて対峙という、直接砲撃戦的な配置にな…

GMT「Arquebus」Fornovo Solo-Play AAR

昨日に続いて中世会戦級「Men of Iron」シリーズ第4弾「Arquebus」から、フォルノヴォ会戦(1495年)をソロプレイしてみることに。この戦いは、北イタリアに攻め込んできたフランス王シャルル8世の軍勢に対して、ヴェネツィア同盟軍が雨天の中、タロー川を渡…

GMT「Men of Iron」Poitiers Solo-Play AAR

先日購入した「Men of Iron Tri-Pack」から、ポワティエ会戦(1356年)をソロプレイしてみた。12年前にも一度ソロプレイしているが、「Tri-Pack」版ではゲームとしてもシナリオとしても改訂されているようだし、それがどう機能するのかなと。 こちらが守勢のイ…

【Levy & Campaign】GMT「Nevsky : Teutons and Rus in Collision 1240-1242」

2019年に発売されたGMT「Nevsky」をクロノノーツゲームさんから購入。テーマは、1240年~1242年にかけて、カトリック勢力を拡大せんとするドイツ修道騎士会(チュートン騎士団)が、ノヴゴロド公国(中世ルーシ/ロシアの都市国家)へ攻め寄せたものの、ノヴゴロ…

GMT「Arquebus : The Battles for Northern Italy, 1495-1544」

2017年に発売された、中世会戦級「Men of Iron」シリーズ第4弾「Arquebus(火縄銃兵)」を購入。本作もすでにGMTでは品切れだが、幸い、クロノノーツゲームさんに在庫が残っていたので入手できた。本作は、サブタイトル通り、1495年~1544年にかけて、北イタ…

GMT「Red Storm : Baltic Approaches」+データカード

クロノノーツゲームさんからGMT 社の新作ゲーム(と言うか追加エキスパンションキット)「Red Storm:Baltic Approaches」が到着。1987年を想定した仮想・第三次欧州大戦での航空戦を扱った「Red Storm」の続編にしてバルト海編。「Red Storm」は昨年購入してい…

「TACTICS 光秀戦記」山崎決戦:シナリオ1:天王山の戦い

先日購入した「TACTICS 光秀戦記」の「天王山の戦い」(史実配置)をソロプレイしてみた。ゲームは全8ターン。両軍の損失ユニットや、拠点(天王山や寺社など)の維持によって勝利点を獲得し、その差によって勝敗を決定する。明智光秀は、本陣である御坊塚から…

GMT「Men of Iron / Infidel / Blood & Roses」Tri-Pack

2020年に発売された、GMT「Men of Iron Tri-Pack」を(すでにメーカーでは品切れだったので)Noble Knight Gamesから購入。本作は、中世会戦級「Men of Iron」(2005年発売)と、それに続くシリーズ第2弾にして十字軍編「Infidel」(2011年発売)、第3弾にして薔…

【Advanced Squad Leader】「Sword & Fire : Manila」

プレオーダーしていたASL(Advanced Squad Leader)の新作ヒストリカル・モジュール「Sword & Fire:Manila」が到着。テーマは、1945年2月、フィリピンの首都マニラで行われた市街戦。当時フィリピンを防衛していた日本陸軍第14方面軍の山下泰文大将は、アメリ…

【参考文献】「ラスト・オブ・カンプフグルッペVIII」

ラスト・オブ・カンプフグルッペVIII (VIII) 作者:高橋慶史 大日本絵画 Amazon 3年ぶりの続刊にして新刊「ラスト・オブ・カンプフグルッペVIII」を購入。今回のお題は、装甲列車、第29SS装甲擲弾兵師団(第1ロシアRONA)、第21空軍野戦師団、ブランデルブルク…

【参考文献】ジョン・ルイス・ギャディス「大戦略論 戦争と外交のコモンセンス」

大戦略論 戦争と外交のコモンセンス (ハヤカワ文庫NF) 作者:ジョン ルイス ギャディス 早川書房 Amazon 文庫された「大戦略論 戦争と外交のコモンセンス」を購入。書籍版は2018年に出ていて、パラパラ立ち読みしたのだけれど、今ひとつ買う気になれなかった…

【参考文献】デリク・タラク「ウィンゲート空挺団 ビルマ奪回作戦」

ウィンゲート空挺団―ビルマ奪回作戦 (1978年) (Hayakawa nonfiction) 作者:デリク・タラク Amazon 先日、大阪に出張に行った際も、ついでに梅田、なんば周辺の古書店を巡ってきた。そして見つけたのが「ウィンゲート空挺団」。たしか以前読んだような、持っ…

【参考文献】H.G.コンザリク「極限に生きる」

極限に生きる―疎外され死ぬ以外の権利を剥奪された一団の物語 作者:ハインツ・G・コンザリク フジ出版社 Amazon 先月、名古屋に出張に行った際、鶴舞、上前津、大須あたりの古書店を巡ってきた。マニア向けの古書店もあり、軍事系の書籍が多いお店もあったけ…

Game Journal #44「竜虎三国志」

2012年に発売されたゲームジャーナル44号「竜虎三国志」をネット中古で購入。すでに絶版だが、たまたま定価で売っていたし、三国志ファンの友人もいるので、そちらと遊ぶ用に確保した次第。 とかくマルチプレイヤーズゲームになりがちな三国志ゲームだが、本…

「TACTICS 光秀戦記 明智十兵衛合戦次第」

昨日から大阪に出張に来ているが、仕事は今日で終わり、夕方からなんばの古書店を巡ってきた。ついでにイエローサブマリンにも寄り、先日発売された新TACTICS「光秀戦記」を購入。付録ゲームは山崎(天王山)の合戦なので、だったら現地・大阪で買うのも面白い…

【Grand Tactical Series】「Race for Bastogne」''Hold Your Position at All Costs'' Scenario Solo-Play AAR

先週届いた「GTS:Race for Bastogne」のルールを超特急で翻訳。頼むから同じ月にBCS(Battalion Combat Series)とGTS(Grand Tactical Series)の新作出すとかやめてくれ(^_^;) とりあえず連休中に味見をしておこうと、シナリオ3「Hold Your Position at All C…

【Battalion Combat Series】「Arracourt」Saga of The Panzer Brigades Solo-Play AAR Part.2

昨日の続き。第3(1944年9月20日)ターン。天候はまた雨、視界2ヘクス、連合軍に航空支援なし。アメリカ軍は戦車2ステップ、歩兵1ステップの補充を得て、増援の2個歩兵大隊を第4機甲師団R戦闘団に配したものの、ドイツ軍は補充、増援一切無し。 それでも…

【Battalion Combat Series】「Arracourt」Saga of The Panzer Brigades Solo-Play AAR Part.1

先日購入したBCS(Battalion Combat Series)の新作「Arracourt」を初ソロプレイ。まずは、キャンペーン序盤の5ターン(5日間)だけを扱うシナリオ「Saga of The Panzer Brigades」を試してみることにした。 戦闘状況としては、進撃中のアメリカ第4機甲師団に…

【Grand Tactical Series】「Race for Bastogne」

数年前からプレオーダーしていた、WWII作戦戦術級シリーズGTS(Grand Tactical Series)の新作「Race for Bastogne」が到着。2017年に発売された「Operation Mercury」以来、5年ぶり6作目である。メインデザイナーだったAdam Starkwether氏がMMPと別れて以来…

Avalon Hill 「ナポレオンの黄昏 The Struggle of Nations」

昨日は「アジアン・フリート」を古書店サイトで購入したと書いたが、実はその古書店、昨年SPI/HJ「第二次欧州大戦」を購入したお店だった。そのお店に昨年初めて行った際、店頭にアバロンヒルの「ナポレオンの黄昏 The Struggle of Nations」(日本語訳付き・…

「Salerno'43」Avalanche Solo-Play AAR

先日購入した「Salerno'43」を早速ソロプレイ。まずは序盤の展開を味わってみようと、第1~第8ターンで終了する「Avalanche」作戦シナリオを選んだ。勝利条件としては、8ターン終了時に連合軍が都市や街などを支配し、8勝利ポイント(VP)を獲得できるかど…

【Advanced Squad Leader】「Winter Offensive Bonus Pack #13」「ASL Pocket Charts」

ASL(Advanced Squad Leader)の新製品「Winter Offensive Bonus Pack #13」が到着。今回は、デラックスASL用の地図盤3枚と、同じくデラックスASL用のシナリオ4本(サイパン、硫黄島、朝鮮戦争)入り。地図盤は、2枚つなげて高地になるが、これもデラックス版…

【La Bataille Series】「La Bataille de Dresde 1813」

ナポレオン戦争の戦術級シリーズ「La Bataille de Dresde」(2015年発売)を購入。本作は、1813 年8月のドレスデン会戦を扱い、サブタイトルに「The Battle of Five Crowns」とあるが、これはナポレオンI世(フランス)、アウグストI世(ザクセン)、アレクサンド…

【La Bataille Series】Clash of Arms「La Bataille de Ligny (2nd Edition)」

「La Bataille des Quatre Bras」と一緒に「La Bataille de Ligny」第2版も購入。こちらも「Quatre Bras」と同日に行われた、ワーテルロー会戦の前哨戦である、リニー会戦を扱ったバタイユ・シリーズの一作。初版は1991年に発売され、2016年に第2版が発売。…

【La Bataille Series】Clash of Arms「La Bataille des Quatre Bras (2nd Edition)」

2004年に発売された、ナポレオン戦争の戦術級シリーズ「La Bataille des Quatre Bras」第2版を購入した。今から10年ほど前、バタイユ・シリーズに触れていた時も発売されていたが、当時はお金が無かったり、タイミングが悪かったりで、なぜか手を出さなかっ…

【Battalion Combat Series】「Arracourt」

プレオーダーしていた、戦術作戦級シリーズBCS(Battalion Combat Series)の第5弾「Arracourt」が到着した。本作のテーマは1944年9月18日~30日にかけての、フランスのロレーヌ地方、アラクール周辺で行われた機甲戦闘を軸にしている。アラクール戦と言えば…

【参考文献】「戦国日本の軍事革命」「戦国武将の現場感覚」

戦国日本の軍事革命-鉄炮が一変させた戦場と統治 (中公新書 2688) 作者:藤田 達生 中央公論新社 Amazon 先月の新刊「戦国日本の軍事革命」を読了。単純に鉄砲の戦術的使用だけでなく、鉄砲玉に用いる鉛を輸入するための海外貿易や、寄り合い所帯的な編成だっ…