Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【参考文献】「戦国日本の軍事革命」「戦国武将の現場感覚」

先月の新刊「戦国日本の軍事革命」を読了。単純に鉄砲の戦術的使用だけでなく、鉄砲玉に用いる鉛を輸入するための海外貿易や、寄り合い所帯的な編成だった戦国初期の軍勢から、織豊期になるにつれて統一軍的になっていく変遷にも触れ、当時の軍隊の構造的変化を追っている。本書でも、旧来的な伊達政宗の軍勢と、近世的な蒲生氏郷の軍勢の比較が載っているが、ウォーゲームでもそのあたりの差異を表現している作品があれば触れてみたい。

こちらも先月の新刊。河出文庫の新刊だと思って探したみたが全然見当たらず、よく見たらKAWADE夢文庫の新刊だった。著者の西股氏は軍事史学的な見地からの著書、記事が多いが、こちらはもう少し軽めに読める戦国コラム集のような1冊。当時の武将たちの感覚として、敵はもちろん、人を殺すことにあまり道徳的罪悪感など感じていなかったであろうというあたり、ホント、そういう時代に生まれなくて良かったなあと(^_^;)