Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】ジェームズ・ホームズ「海洋戦略入門」

海洋戦略入門 平時・戦時・グレーゾーンの戦略 作者:ジェームズ・ホームズ 芙蓉書房出版 Amazon アメリカ海軍大学のジェームズ・ホームズ教授の著作「海洋戦略入門」を購入。この分野の古典的大家であるマハンやコーベットを引き合いに出しつつ、海洋戦略や…

【参考文献】J.F.C.フラー「制限戦争指導論」

制限戦争指導論 (中公文庫 フ 18-1) 作者:J・F・C・フラー 中央公論新社 Amazon イギリスの戦略思想家、フラー少将の「制限戦争指導論」が文庫化されたので購入。2009年にも再刊されていたがその時はスルーしたので、今回が初読となる。今現在、ウクライ…

【参考文献】「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦」

ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦 (文春新書 1404) 作者:高橋杉雄編著 文藝春秋 Amazon 「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦」を読了。いち民間ホビー・ウォーゲーマーとしては、ついついウクライナ戦争の作…

【参考文献】「作戦指揮とAI」

作戦指揮とAI(わかりやすい防衛テクノロジー) 作者:井上孝司 イカロス出版 Amazon 今日は丸の内にて買い物ついでにカフェでひと休み。そこでお茶飲みながら何か軽く読める本はないかなと丸善に行き「作戦指揮とAI」を購入。そもそもの内容はマイナビニュー…

【参考文献】「中国軍、その本当の実力は:中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか」

中国軍、その本当の実力は: 中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか 作者:樋口譲次 国書刊行会 Amazon 今年4月に出版された「中国軍、その本当の実力は:中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか」を購入。この手の本もすごく出版点数が増えたけれど、無闇に扇情的…

【参考文献】「戦国武将列伝11 九州編」

戦国武将列伝11 九州編 戎光祥出版 Amazon 「戦国武将列伝」シリーズ(全12巻予定)の第11巻「九州編」が出たので早速購入。大友、龍造寺、島津という三大メジャー大名を中心として、秋月、宗像、蒲池、筑紫、大村、有馬、相良、伊東、肝付、種子島氏といった…

【参考文献】バート・S .ホール「火器の誕生とヨーロッパの戦争」

火器の誕生とヨーロッパの戦争 (平凡社ライブラリー945) 作者:バート・S.ホール 平凡社 Amazon 全然ノーマークだったけれど、平凡社ライブラリーから「火器の誕生とヨーロッパの戦争」が再刊されたので購入。もともと1999年に日本語書籍として出版されたけ…

【Advanced Squad Leader】「ASL Journal #14」

プレオーダーしていたAdvanced Squad Leader(ASL)専門誌「ASL Journal #14」が到着。「#12」が2007年発売、「#13」が今年2023年1月発売と来て、また急に間隔を置かずに出してきたなあと。今号は、オーストラリア軍&ニュージーランド軍特集になっている。 メ…

【戦国群雄伝】Game Journal #87「新信長風雲録」志賀の陣 Solo-Play AAR

届いたばかりのゲームジャーナル87号付録「戦国群雄伝:新信長風雲録」を早速ソロプレイしてみることに。とりあえず、いきなり長期キャンペーンシナリオ「元亀騒乱」を配置してみたが、各地に諸勢力が入り乱れ、思っていた以上に混沌とした状況だったので、…

【戦国群雄伝】Game Journal #87「新信長風雲録」

新刊「ゲームジャーナル」87号が到着。今号の付録は、ツクダ戦国群雄伝シリーズでまだ再版されていなかった「信長風雲録」(1988年発売)のリメイク版「新信長風雲録」。なんと35年ぶりの復活である。長生きはするもんですな。しかしこれまで再版されたゲーム…

【Grand Tactical Series】「Strike-Counter Strike」Brawling (Main Battle Scenario) Solo-Play AAR

先日届いた「GTS Briefing vol.1」付録「Strike-Counter Strike」の専用ルールと背景記事も翻訳完了。早速、主戦闘シナリオである「Brawling」をソロプレイしてみることに。 シナリオの筋書きとしては、1944年11月23日にドイツ教導装甲師団が2本の攻勢軸(第…

【C3 Series】「Less than 60 Miles」2nd Echelon(第2版)

Thin Red Line Gamesから、1985年想定の仮想第三次欧州大戦、C3シリーズ第1弾「Less than 60 Miles」の2nd Echelon(第2版)が到着。そもそもは2019年に初版が発売されたが、ここのメーカーは少数生産・売り切れ御免なのですぐに品切れとなり、4年ぶりに再版…

【Grand Tactical Series】「GTS Briefings vol.1 : Strike-Counter Strike」

プレオーダーしていた、WWII作戦戦術級シリーズGTS(Grand Tactical Series)専門誌「Briefings vol.1」が到着。本誌44ページ、付録ゲーム「GTS Strike-Counter Strike」のルールブック24ページ、カウンターシート2.5枚、フルマップ1枚、図表2枚という構成に…

【The Library of Napoleonic Battles】「Napoleon's Resurgence」The Battle of Lutzen : Day of Battle Solo-Play AAR

本日は、昨年購入したThe Library of Napoleonic Battles(TLNB)シリーズの「Napoleon' s Resurgence」から、リュッツェン会戦(決戦当日)シナリオをソロプレイしてみた。1813年5月2日の戦いなので、210周年には間に合わなかったが、ナポレオン御本人の命日(5…

【戦国群雄伝】Game Journal #52「信玄上洛」Solo-Play AAR

今日は、ゲームジャーナル52号付録「信玄上洛」をソロプレイ。旧ツクダ版をプレイしたのは学生時代の1988年頃なので、多分35年ぶりに触れるんじゃないかな。 お題はもちろん、元亀三年(1572年)の武田信玄の上洛戦。史実では、三方ヶ原で徳川家康軍を撃破した…

GJ別冊「幸村外伝」AAR

ゴールデンウィークの今日は、Karter氏が昨年末以来やって来たので、また軽くMt:Gでも回すかと思いきや、最近はお疲れ気味でTCGすらプレイする気が無いと。こちらも最近、ソロプレイするモチベーションも無く、だったら慣れたゲームシステムか、ごく簡単なゲ…

GMT「Holland'44」日本語版 (クロノノーツゲーム)

クロノノーツゲームさんから、GMT「Holland'44」日本語版がライセンス発売されたので早速、購入。英語版も2019年に入手していたが、せっかく日本語版が出るならそれも欲しいなと。日本語版はボックスではなく、ジップロック版になっている。お題はもちろん、…

【参考文献】「軍と兵士のローマ帝国」

軍と兵士のローマ帝国 (岩波新書 新赤版 1967) 作者:井上 文則 岩波書店 Amazon 岩波新書の新刊「軍と兵士のローマ帝国」を購入。軍事面からローマ帝国を紐解いた一冊で、当時のローマ軍事組織がどのように変遷していったかが簡潔にまとめられていて、ざっと…

【参考文献】「戦国武将列伝1 東北編」

戦国武将列伝1 東北編 戎光祥出版 Amazon 昨年末から刊行が始まった「戦国武将列伝」シリーズ(全12巻)の第一巻「東北編」を購入。本書では、松前、九戸、津軽、南部、最上、大﨑、葛西、伊達、岩城、相馬、蘆名氏等からそれぞれ数名、著名な大名や家臣が選ば…

【参考文献】「世界は日本海軍の軍艦をどう見たか」

世界は日本海軍の軍艦をどう見たか 作者:本吉 隆 イカロス出版 Amazon 雑誌「ミリタリー・クラシックス」誌の連載記事をまとめた「世界は日本海軍の軍艦をどう見たか」を購入。タイトル通り、当時その情報が秘匿されていた日本海軍の艦艇に対して、米英がど…

【Advanced Squad Leader】「Winter Offensive Bonus Pack #14」

毎年恒例、地図盤とシナリオのミニセット(そして寄付金目的でもある)「Winter Offensive Bonus Pack #14」が到着。 今回は、地図盤#89と#90が収録。 シナリオは3本。いずれも東部戦線モノ。 まあ、いつものようにASLコレクターとして、正規商品はできるだけ…

【参考文献】「FDRの将軍たち ローズヴェルトの最高司令部はいかにしてアメリカを勝利に導いたか(上下)」

FDRの将軍たち: ローズヴェルトの最高司令部はいかにしてアメリカを勝利に導いたか (上) 作者:ジョナサン・W・ジョーダン 国書刊行会 Amazon FDRの将軍たち: ローズヴェルトの最高司令部はいかにしてアメリカを勝利に導いたか (下) 作者:ジョナサン・W・ジョ…

【参考文献】「増補改訂 帝国陸軍機甲部隊」

増補改訂 帝国陸軍機甲部隊 (ちくま学芸文庫 カ-53-2) 作者:加登川 幸太郎 筑摩書房 Amazon 津田沼の丸善にて、ちくま学芸文庫から復刊された「帝国陸軍機甲部隊」を購入。そのまま同じビルに入っているロイヤルホストで甘いモノを食べつつ、ひととおり目を…

【C3 Series】「Die Festung Hamburg」デザイナーズ&デベロッパーズノート翻訳

1985年仮想の第三次世界大戦「C3」シリーズ「Less Than 60 Miles」「The Dogs of War」に続いて、第3弾「Die Festung Hamburg」のデザイナーズノート、デヴェロッパーズノートを翻訳しました。TRL Gamesの「Die Festung Hamburg」のゲームページ(上記リンク…

SPI Strategy & Tactics #74 「Ney vs Wellington : The Battle of Quatre Bras June 16, 1815」

ネットオークションにて、SPIのStrategy & Tactics誌74号(1979年発売)を購入。付録ゲームは「Ney vs Welligton」(和訳付き)。先日購入した「Wellington's Victory」と同システムで、ワーテルロー戦の前哨戦、カトルブラ会戦を再現するもの。そう、どうせなら…

TSR/SPI 「Wellington's Victory : Battle of Waterloo June 18th 1815」

TSRから1983年に発売された、ナポレオン戦争、ワーテルロー会戦のビッグゲーム「Wellington's Victory」をE-bayで購入。手数料、送料込みで13000円ほど。発売当時のゲームショップの広告(タクテクス誌26号:1986年1月号)を確認すると、国内でも12000円で売ら…

【The Library of Napoleonic Battles】「Bonaparte Overruns Piedmont」

プレオーダーしていた「The Library of Napoleonic Battles(TLNB)」シリーズ第14弾「Bonaparte Overruns Piedmont (ボナパルト、ピエモンテを蹂躙す)」が到着。本作は、1796年4月、フランス革命戦争中、ナポレオン・ボナパルト(当時は)将軍がイタリア方面軍…

【参考文献】「戦国武将列伝8 畿内編(下)」

戦国武将列伝8 畿内編【下】 戎光祥出版 Amazon 昨年から刊行が始まった「戦国武将列伝」シリーズ(全12巻予定)の第8巻「畿内編(下)」を購入。はしがきにもあるように、この時期の、この地域には、細川だの畠山だの同じ名字の人物がわらわら現れ、どれがどれ…

【参考文献】「現代ロシアの軍事戦略」「ウクライナ戦争」

ウクライナ戦争 (ちくま新書) 作者:小泉悠 筑摩書房 Amazon 現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書) 作者:小泉悠 筑摩書房 Amazon 小泉悠氏の「ウクライナ戦争」「現代ロシアの軍事戦略」を読了。本当言うと、今の第2次ロシア・ウクライナ戦争についても、ひと…

【Next war Series】GMT「Next War : Poland 2nd Edition」

2017年に発売された、現代仮想戦「Next War:Poland」の第2版が発売されたので、クロノノーツゲームさんから購入。一応、初版も持っていたので、第2版との差分だけをパッケージした「Next War Supplement #3」を買って内容物を入れ替えればそれで良かったのだ…