Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】「軍と兵士のローマ帝国」

岩波新書の新刊「軍と兵士のローマ帝国」を購入。軍事面からローマ帝国を紐解いた一冊で、当時のローマ軍事組織がどのように変遷していったかが簡潔にまとめられていて、ざっとその概要を掴むには良いかなと。細かい戦術や軍装よりも、軍団、機動軍、辺境防衛軍といった、大枠の軍事機構に焦点が当てられているため、ウォーゲームで言うと、作戦級以上のタイトルの参考になりそうだ。

とは言え今現在、手元のゲームコレクションに、作戦レベルでローマ帝国/共和制の戦いを扱った作品は無い。以前はGMTの「Ancient World」シリーズ2作を所有していたが、せっかく日本語訳ルールも公開されていたのに、プレイせずに売却してしまった。名作として名高い「Hannibal(第二次ポエニ戦争)」も、知人とプレイしたことはあるけれど持ってはいない。もちろん他にも多々、タイトルは出ているけれど、なかなかこう、買ってプレイしたい作品が無いのよね、個人的に。

一応、戦術/会戦レベルであれば、昨年、GBoH(Great Battles of History)シリーズの「SPQR」「Great Battles of Julius Caesar」を買い直してあるので、そちらならプレイできるかなと……いや待て、最新版ルールの翻訳が無い。そこも自分で訳すほどのモチベーションは無いので、まあ全体的に古代戦ジャンルは後回しということで。