Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

GJ別冊「幸村外伝」AAR

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ゴールデンウィークの今日は、Karter氏が昨年末以来やって来たので、また軽くMt:Gでも回すかと思いきや、最近はお疲れ気味でTCGすらプレイする気が無いと。こちらも最近、ソロプレイするモチベーションも無く、だったら慣れたゲームシステムか、ごく簡単なゲームにしようか……などと話すうちにGJ別冊「幸村外伝」をインストすることになった。Karter氏は初プレイだが、非常に簡単なゲームだし、お互いウォーゲーム対戦のリハビリにはちょうど良いかなと。今回はKarter氏が大坂方を担当、自分が東軍を担当した。

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一応、Karter氏には事前に『東軍は両翼から援軍が出てくるから、それに主力の真田隊が捕まらないよう、中央突破で良いと思うよ』とアドバイスしたものの、真田の鉄砲隊・足軽隊は大坂方右翼に戦線を張って松平忠直隊を防ぎ、真田幸村以下の騎馬隊は、毛利勝永の騎馬隊と共に左翼に回り込んで突破する作戦に出た。

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大坂方は、東軍第一線部隊を蹴散らし、左翼から回り込もうとしたものの、言わんこっちゃない、東軍の増援・井伊直孝隊が側面から登場し、突破を防がれる形となった。

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一応、選択ルールとして「明石守重の奇襲」を採用したため、第6イニングに徳川家康本隊の後ろに忽然と明石隊が登場。

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引き続き左翼から突破せんとする真田幸村本隊に対して、小笠原秀政隊の鉄砲隊が立ち塞がり8火力で連続射撃。6ゾロが出れば真田幸村討ち死に=大坂方プレイヤーの気持ち的サドンデスになるかと思ったが、そう上手くはいかず。今回は時間切れで、第6イニングで対戦を終えた。Karter氏は『やっぱりアドバイス通り、中央突破で良かったね』と言っていたが、ユニット損失比=キル・レシオで言うと5:1ぐらい……つまり大坂方ユニット1個を討ち取るまでに、東軍ユニット5個以上が死んでいた。まあ、そのあたりも昨今のウクライナ戦争と一緒で、もう後が無く死に物狂いの大坂方と、特に領地的な恩賞も無く損耗を避けたい東軍とでは士気に差があるだろうし、やる気があれば物量にもある程度対抗できると。

ちなみにソロプレイではなく、ウォーゲームを対人対戦したのは、2020年3月のASL以来、3年2ヶ月ぶりである。ほぼ引退なのでそれでも良いのだが、それにしてもずいぶん長い間、ソロばかり続けていたんだなあと。