Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】「戦国武将列伝11 九州編」

「戦国武将列伝」シリーズ(全12巻予定)の第11巻「九州編」が出たので早速購入。大友、龍造寺、島津という三大メジャー大名を中心として、秋月、宗像、蒲池、筑紫、大村、有馬、相良、伊東、肝付、種子島氏といった周辺諸将まで網羅している。九州の諸将については、宣教師ルイス・フロイスの「日本史」でも触れられているが、あくまでキリスト教徒主観なのでバイアスもかかっているだろうし「話半分」に見ておいた方がいい……という学術的観点も面白い。

個人的には、肥後国主に任ぜられた佐々成政に対して一揆を起こした隈部親永・親安や、「戦国群雄伝:九州三国志」で『なにこの妙に強い人!?』と思った甲斐宗運(334)あたりの紹介が興味深かった。そういや「九州三国志」も久しく触れていないなあ……