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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】「戦国武将列伝3 関東編(下)」

先日、9巻「中国編」を買ったばかりなのに、もう次の3巻「関東編(下)」が出ていたので早速購入。個人的には、「関東編(上)」と比べて時代が下ってきたせいか、馴染みのある武将が多くて頭に入りやすい。それでも紹介人物を絞るため、あえて北条氏政・氏直あたりを削り、中小の領主を入れているあたりが面白いし、タメになる。まあ、北条御大は、それ単体で専門の研究書が沢山出ているしね。

戦国群雄伝シリーズ「関東制圧」にも、本書に収録されている中小領主、多賀谷重経(212)、宇都宮広綱(★212)、結城晴朝(ゲームでは間違って清朝表記)(★213)、那須資胤(★202)、小田氏治(★213)、真壁氏幹(★212)、梁田晴助(★202)などがユニット化されているが、どれも戦力として小さいし、ツクダ版を買った当時(1988年頃)は戦国関東の知識も全然なかったので、その相関関係も全然わからず『この、雑魚たちは一体何なんだ』と思った記憶が(失礼)。

また、同人ながらも「関東制圧」の追加セット「関八州古戦録」には、水谷幡龍齋(344)がユニット化されていて、それも当時知らなかったので『なんなの、この妙に強い人!?』と思ったが、本書にはその水谷正村も収録されているのが嬉しい。

自分も一応、下総国に生まれ育ち、今でも関東在住だが、そういった中小武将まではたいして知識が無いので、本書でそのあたりを補完しておけば、雑魚に見えるユニットひとつひとつにも、もう少し思い入れができるかもしれない……(^_^;)