Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

2023-01-01から1年間の記事一覧

【全域戦場 Joint All Domain Operaion】統合作戦ソロプレイ

ようやく「全域戦場」のルール翻訳も終わったので、陸海空統合作戦の練習ソロプレイをしてみた。と言っても特定のシナリオを選んだわけではなく、その仕組みをざっと俯瞰できるような状況を用意してユニットを動かしてみた、という程度。なのでこのBlogでは…

【参考文献】「戦国武将列伝3 関東編(下)」

戦国武将列伝3 関東編 【下】 戎光祥出版 Amazon 先日、9巻「中国編」を買ったばかりなのに、もう次の3巻「関東編(下)」が出ていたので早速購入。個人的には、「関東編(上)」と比べて時代が下ってきたせいか、馴染みのある武将が多くて頭に入りやすい。そ…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】01-B (台湾編・陸上戦) 日本語ルール公開

「全域戦場」01-A (台湾編・海空戦)に続き、01-B(台湾編・陸上戦)のルールも翻訳したので、また小さなウォーゲーム屋さん(Petit Wargame Shop)(上記リンク)にて公開していただきました。陸上戦ルール、シナリオ、訂正とQ&A、追加DLCの説明、チャートの説明(…

GMT「North Africa'41」

クロノノーツゲームさんからGMTの新作「North Africa'41」を購入。デザイナーは毎度おなじみ、Mark Simonitch氏。すでに「France'40」「Stalingrad'42」「Ukraine'43」「Salerno'43」「Normandy'44」「Holland'44」「Ardennes'44」と、第二次欧州大戦の著名…

【参考文献】ニコラ・ル・ルー「フランスの宗教戦争」

フランスの宗教戦争 (文庫クセジュ) 作者:ニコラ・ル・ルー 白水社 Amazon 文庫クセジュの新刊「フランスの宗教戦争」を購入。1562年~1598年にかけて、八次にも渡って繰り広げられたフランスの内戦について簡単にまとめられた一冊。内戦とは言っても周辺諸…

【参考文献】「戦国武将列伝9 中国編」

戦国武将列伝9 中国編 戎光祥出版 Amazon きっちり毎月買い続けている「戦国武将列伝」シリーズの第9巻「中国編」が出たので購入。もちろん中国地方の戦国武将と言えば「毛利元就(とその一族)」が思い浮かぶが、本書のはしがきにもあるように、そのような毛…

GJ別冊「激闘関ヶ原」

ゲームジャーナル別冊「激闘関ヶ原」を購入。本作は元々、1988年にツクダから発売された作品なので、35年ぶりの再版となる。自分は当時、なぜかこのゲームを友人の誕生日プレゼントに贈ったが、結局遊ぶ時は我が家に集まるので、しばらく我が家にずーっと置…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】01-A (台湾編・海空戦) 日本語ルール公開

先日購入した「全域戦場」01-A (台湾編・海空戦)のルールを翻訳したので、小さなウォーゲーム屋さん(Petit Wargame Shop)(上記リンク)にて公開していただきました。海空戦ルール、シナリオ、訂正とQ&A、追加DLCの説明、チャートの説明(ターン・シークエンス…

【参考文献】「中国軍の戦術 (上)」

アメリカ陸軍が出版した「中国軍の戦術(上)」の翻訳書(同人誌)を購入。タイトルは「戦術(Tactics)」だが、人民解放軍を、政治目標、戦略目標といったレベルから分析していて、非常に包括的な内容になっている。今回は上巻のみの出版で、兵力構成や、情報化さ…

【参考文献】「月刊 世界の艦船 2023年5月特大号 米海軍 vs 中国海軍」

世界の艦船 2023年 05 月号 [雑誌] 海人社 Amazon 「世界の艦船」の今年5月号を購入。特集が「米海軍 vs 中国海軍」だったので、先日購入した「全域戦場」の参考になるなと。記事としては、アメリカの戦略国際問題研究所CSISが今年1月に報告した台湾危機シミ…

【Air Power Series】「View from a Cockpit Issue #3 2023年版」

今日も6ゾロ氏が出版されている、現代ジェット機空中戦ゲーム「Air Power」シリーズの同人誌「View from the Cockpit #3 2023年版」を購入。2年前に#1~#6まで購入した際に、#3は改訂中なので入手できなかったが、ようやくこれで一揃いと。 今回入手した「…

【参考文献】「戦闘機年鑑 2023-2024」「第5世代戦闘機完全図鑑」

戦闘機年鑑2023-2024 イカロスMOOK 作者:青木 謙知 イカロス出版 Amazon ニュートンミリタリーシリーズ 第5世代戦闘機完全図鑑 作者:デビッド ベイカー ニュートンプレス Amazon 先日購入した「全域戦場」シリーズ、21世紀の航空機や兵装についても、ある程…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】空戦 練習ソロプレイ Air Combat Exercise Solo-Play AAR

「全域戦場」の陸上戦システムに続いて、今回は空戦システムの練習ソロプレイ。 とりあえず地図盤外のZ(中国)軍1B航空基地に、その基地所属のJ-11A戦闘機2個ユニットを配置し、沿岸部にはFZ(福建)レーダー基地ユニットを配置。台湾島北部にもTC-3レーダー基…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】陸上戦 練習ソロプレイ Land Combat Exercise Solo-Play AAR

「全域戦場」ルールをいったん機械翻訳(ChatGPT4.0)に通したので、ざっくり翻訳の状態で、とりあえず陸上戦システムから練習してみた。 まず、一番「雑」な形の攻撃から。赤いZ(中国)軍の重統合作戦群(H-CCG)ユニットが、3ヘクス先にいる青いT(台湾)軍機械…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】Package 01-B + DLC (台湾編・陸上戦コアキット+追加カウンターシート)

中国・上海のウォーゲーム・メーカー、War Drum Games(WDG)の新作「全域戦場」シリーズの台湾編・陸上戦コアキット「01-B」と追加カウンターシート「DLC」2種も購入した。これは先日ご紹介した海空編「01-A」と連結できるもので、まさに陸・海・空・電子・…

【全域戦場 Joint All Domain Operation】Package 01-A + DLC (台湾編・海空戦コアキット+追加カウンターシート)

小さなウォーゲーム屋さんから、中国・上海のWar Drum Games(WDG)の新作「全域戦場 Package 01-A」とその追加カウンターシート「DLC(ダウンロード・コンテンツ)」3種を購入。本作は、英語タイトル「Joint All Domain Operation」とあるように、21世紀の戦争…

【参考文献】「日本で軍事を語るということ 軍事分析入門」

日本で軍事を語るということ-軍事分析入門 (単行本) 作者:高橋 杉雄 中央公論新社 Amazon 新刊「日本で軍事を語るということ 軍事分析入門」を購入。戦争アレルギーに陥ることなく軍事について学ぼうという趣旨で、近年のウクライナ戦争や台湾危機、日本の防…

【参考文献】ジェームズ・ホームズ「海洋戦略入門」

海洋戦略入門 平時・戦時・グレーゾーンの戦略 作者:ジェームズ・ホームズ 芙蓉書房出版 Amazon アメリカ海軍大学のジェームズ・ホームズ教授の著作「海洋戦略入門」を購入。この分野の古典的大家であるマハンやコーベットを引き合いに出しつつ、海洋戦略や…

【参考文献】J.F.C.フラー「制限戦争指導論」

制限戦争指導論 (中公文庫 フ 18-1) 作者:J・F・C・フラー 中央公論新社 Amazon イギリスの戦略思想家、フラー少将の「制限戦争指導論」が文庫化されたので購入。2009年にも再刊されていたがその時はスルーしたので、今回が初読となる。今現在、ウクライ…

【参考文献】「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦」

ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦 (文春新書 1404) 作者:高橋杉雄編著 文藝春秋 Amazon 「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか デジタル時代の総力戦」を読了。いち民間ホビー・ウォーゲーマーとしては、ついついウクライナ戦争の作…

【参考文献】「作戦指揮とAI」

作戦指揮とAI(わかりやすい防衛テクノロジー) 作者:井上孝司 イカロス出版 Amazon 今日は丸の内にて買い物ついでにカフェでひと休み。そこでお茶飲みながら何か軽く読める本はないかなと丸善に行き「作戦指揮とAI」を購入。そもそもの内容はマイナビニュー…

【参考文献】「中国軍、その本当の実力は:中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか」

中国軍、その本当の実力は: 中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか 作者:樋口譲次 国書刊行会 Amazon 今年4月に出版された「中国軍、その本当の実力は:中国軍は台湾を着上陸侵攻できるのか」を購入。この手の本もすごく出版点数が増えたけれど、無闇に扇情的…

【参考文献】「戦国武将列伝11 九州編」

戦国武将列伝11 九州編 戎光祥出版 Amazon 「戦国武将列伝」シリーズ(全12巻予定)の第11巻「九州編」が出たので早速購入。大友、龍造寺、島津という三大メジャー大名を中心として、秋月、宗像、蒲池、筑紫、大村、有馬、相良、伊東、肝付、種子島氏といった…

【参考文献】バート・S .ホール「火器の誕生とヨーロッパの戦争」

火器の誕生とヨーロッパの戦争 (平凡社ライブラリー945) 作者:バート・S.ホール 平凡社 Amazon 全然ノーマークだったけれど、平凡社ライブラリーから「火器の誕生とヨーロッパの戦争」が再刊されたので購入。もともと1999年に日本語書籍として出版されたけ…

【Advanced Squad Leader】「ASL Journal #14」

プレオーダーしていたAdvanced Squad Leader(ASL)専門誌「ASL Journal #14」が到着。「#12」が2007年発売、「#13」が今年2023年1月発売と来て、また急に間隔を置かずに出してきたなあと。今号は、オーストラリア軍&ニュージーランド軍特集になっている。 メ…

【戦国群雄伝】Game Journal #87「新信長風雲録」志賀の陣 Solo-Play AAR

届いたばかりのゲームジャーナル87号付録「戦国群雄伝:新信長風雲録」を早速ソロプレイしてみることに。とりあえず、いきなり長期キャンペーンシナリオ「元亀騒乱」を配置してみたが、各地に諸勢力が入り乱れ、思っていた以上に混沌とした状況だったので、…

【戦国群雄伝】Game Journal #87「新信長風雲録」

新刊「ゲームジャーナル」87号が到着。今号の付録は、ツクダ戦国群雄伝シリーズでまだ再版されていなかった「信長風雲録」(1988年発売)のリメイク版「新信長風雲録」。なんと35年ぶりの復活である。長生きはするもんですな。しかしこれまで再版されたゲーム…

【Grand Tactical Series】「Strike-Counter Strike」Brawling (Main Battle Scenario) Solo-Play AAR

先日届いた「GTS Briefing vol.1」付録「Strike-Counter Strike」の専用ルールと背景記事も翻訳完了。早速、主戦闘シナリオである「Brawling」をソロプレイしてみることに。 シナリオの筋書きとしては、1944年11月23日にドイツ教導装甲師団が2本の攻勢軸(第…

【C3 Series】「Less than 60 Miles」2nd Echelon(第2版)

Thin Red Line Gamesから、1985年想定の仮想第三次欧州大戦、C3シリーズ第1弾「Less than 60 Miles」の2nd Echelon(第2版)が到着。そもそもは2019年に初版が発売されたが、ここのメーカーは少数生産・売り切れ御免なのですぐに品切れとなり、4年ぶりに再版…

【Grand Tactical Series】「GTS Briefings vol.1 : Strike-Counter Strike」

プレオーダーしていた、WWII作戦戦術級シリーズGTS(Grand Tactical Series)専門誌「Briefings vol.1」が到着。本誌44ページ、付録ゲーム「GTS Strike-Counter Strike」のルールブック24ページ、カウンターシート2.5枚、フルマップ1枚、図表2枚という構成に…