Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【参考文献】「月刊 世界の艦船 2023年3月号 艦隊航空の現況と将来」

月刊「世界の艦船」の今年3月号を購入。特集記事は「艦隊航空の現況と将来」で、各国の空母含めて、航空機搭載艦艇と艦載機(ヘリコプター、無人機を含む)と、その運用について紹介している。基本的には、今でもアメリカ軍の大型航空母艦が艦隊航空の主戦力なのだろうけど、近年はもう少し小型の軽空母や強襲揚陸艦でも、最新鋭のF-35ライトニング戦闘機が運用できてしまうので、それはそれで侮れない存在となっているし、敵に攻撃目標を絞らせない「分散型海洋作戦(DMO:Distributed Maritime Operations)」という意味でも、複数の艦船で艦隊航空戦力を構成するのがトレンドなのかなあと。

たしかに「全域戦場」でも、アメリカ級強襲揚陸艦が2ユニットのF-35Bを運用できるが(実際に20機の運用を試験している)、それだけあれば、1ユニットは上空哨戒にあてて、もう1ユニットは上陸地点への対地攻撃をできる。そういった艦船が複数存在すると、相手方としては厄介だし、無視しにくいよなあ……と思ったり。