Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

Against the Odds #29「Buffalo Wings(2nd Edition)」+「Expansion Rules」

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Against the Odds誌29号「Buffalo Wings」を購入。こちらは元々2010年に発売された号だが、2021年にエキスパンションキットが追加され、それと一緒に同梱された形で改訂・再版されたそうだ。付録ゲーム「Buffalo Wings」は、1939年~1941年におけるフィンランド空軍とソ連空軍の空戦ゲームで、第二次世界大戦時の空戦を扱った「Fighting Wing」シリーズの一作でもある。デザイナーは第二次大戦後の空戦を扱った「Air Power」シリーズでもお馴染みのJ.D.Webstar氏。昨年ひととおり「Air Power」シリーズは手元に揃えたので、だったら「Fighting Wing」シリーズも味見してみようかと思い、入手してみた。「Fighting Wing」シリーズは、すでにあらかた絶版で、いずれも中古市場では高値取引されているし、それを全部買う気はしなかったので……しかし、どうせこれを買うんだったら「小さなウォーゲーム屋」さんで日本語ルールが付いている時に買えば良かったのにねえ。あそこは売り切れと同時に日本語ルールも入手できなくなるので、在庫があるうちに買うしか……

AtO29- Buffalo Wings - 歴史ボードゲーム専門通販ショップ: 小さなウォーゲーム屋

【日本語ルールブック付き】Buffalo Wings Expansion Kit - 歴史ボードゲーム専門通販ショップ: 小さなウォーゲーム屋

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さて、本誌とエキスパンション併せて、フルマップの地図盤(両面)が2枚付いている。こちらはフィンランドの春夏の山野が描かれた地図盤と、エキスパンションで追加されたクロンシュタット港が描かれた地図盤。当然そのクロンシュタット港を舞台とした、ソ連軍の戦艦マラートに対して破壊王ルーデルがJu-87スツーカで爆撃に赴く、というシナリオも用意されている。

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春夏の地図盤の裏側は、真っ青な蒼空。クロンシュタット港の裏側は、雪原が描かれている。これ、他の「Fighting Wing」シリーズにももちろん使えるし、カウンターの大きささえ合えば、他の空戦ゲームにも使えるんじゃないかしら。

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カウンターは、1939年~41年当時のフィンランド空軍機、ソ連空軍機が用意されている。また地上の対空砲、戦車、歩兵を表すマーカーも。

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本誌には機体データカードが12種類、エキスパンションにも12種類が付いている。フォッカーDだけで4種類もあるのか。

ゲームスケールは1ターン=4秒、1ヘクス=300フィート(91.44メートル)。同じ第二次大戦時の空戦を扱ったアバロンヒルAir Force」が1ターン=10秒、1ヘクス=730フィート(222.5メートル)、ツクダ「撃墜王」が1ターン=1.5秒、1ヘクス=25メートルだから、だいたい「Air Force」と「撃墜王」の中間ぐらいか。もっとも「撃墜王」は、メチャメチャ細かくてプレイするのが難解、という噂を聞くので、そこまでする必要も無いのかも。

そういやだいぶ以前に、ゲームマーケットでこのシリーズの「Achtung:Spitfire !」の翻訳ルールを買ったはずなんだけど、それもどこかへ消えてしまったなあ。昔、クロノノーツゲームさんにアップされていた抄訳はあるので、なんとかプレイできるかなと。

またエキスパンション誌の裏表紙には、続編として「Tiger Wings」(東アジア戦線での空戦)も予告されていたので、もし出版されたら入手しようと思う。