Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

Against the Odds Annual 2013 「La Bataille de Vauchamps」

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ヤフオクにて、Against the Odds誌の2013年増刊号を購入。第1付録は、ナポレオン戦争の戦術級シリーズ、バタイユ・システムの「La Bataille de Vauchamps」。2013年は、自分も仕事の切り替え時だったので忙しく、雑誌付録にバタイユのゲームが付くなんて見逃していたなあ。Noble Knight Gamesにも在庫はあったけれど、どれも150ドルオーバー、最近の円安の影響で2万円超となると手を出しにくく、それよりは安い価格だったので即決落札してしまった。

お題は1814年の国内戦役、いわゆる「六日間の栄光(The 6 Days of Glory)」、2月9日~14日の最終日にあたるヴォーシャン会戦。戦闘としては小規模だが、当時の対仏シレジア方面軍(プロイセンとロシアの連合軍)との戦役を扱った「La Patrie en Danger」でも最終局面に位置する戦いになっている。まあ、この程度の規模だと、TNLBよりもバタイユのスケールの方が適しているかなと。

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地図盤は、ハーフマップ2枚を縦長に繋げるスタイル。なにしろバタイユ・シリーズは、フルマップ4枚とかの超大作が多いので、先日プレイした「La Bataille des Quatre Bras」と共に、こういった小品を手元に置いておくと、練習用には良いかなと。地形的にも平坦だしね。

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カウンターは、いつもの美麗なClash of Arms社クオリティ。ユニット数的にも、両軍とも100個前後なので、入門者にも扱いやすいかも。それでいてフランス軍には老親衛隊師団も登場するので、投入するかどうかはともかく、つまらん部隊同士の小競り合いというワケでもない。

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カラーの編成表は本誌綴じ込み。史実版と仮想版の2種類が用意されている。

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射撃戦と白兵戦のチャート以外も、本誌に綴じ込み。なんとなく見やすい気がする。

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また両軍の全ユニットについて、1兵力を失う毎に、比例して白兵戦力がどれだけ落ちるのか、一覧表になっている。これは便利。しかしこれ、小規模なこの戦いだから掲載できるわけで、モスクワだのワーテルローだの、大会戦ゲームでこれを用意するのは大変だろうなと(しかしあれば助かる)。

ルールは、なぜかMartial Enterprises のプレミア・ルールの導入用として書かれており、カラーの図版も用いられているので、これを訳すのも良いかも。しかし個人的には、先日せっかく30周年版ルールに触れたし、バタイユの公式サイトにも例の如く、本作の30周年版ルールが用意されているので、やはりこっちだなと。小規模の戦いなので、チットでちまちま動かすにも向いていそうだし。

http://labataille.us/file1814/vauchamps_2_0_a4.pdf

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ちなみに第2付録は、2008年の増刊号付録「Operation Cartwheel」(第二次世界大戦の南太平洋を舞台にした作戦級海空戦ゲーム)のエキスパンション「Shogi」。こちらはタラワ、マキン、クェゼリン、ラエ、エニウェトクといったマーシャル諸島が舞台になっている。あいにくこちらのゲームには興味が無いんだけど面白いんだろうか(BGGレーティングは10点満点で6.7)