Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Avaron Hill 「Cross of Iron」

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ぶらり立ち寄った中古ゲームショップで「Squad Leader」の続編「Cross of Iron」(1978年発売)を購入。歩兵戦が中心だった「Squad Leader」に、独ソの戦闘車両や砲兵器、さらには武装SS兵やルーマニア兵等も追加した東部戦線拡張キット。自分も高校生の時に購入したが、中身だけ残してボックスは処分してしまったので、これもまた手元に置いておくかと。いや、たまたま安かったし、カウンターも未切り離しだったもので。

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地図盤は1枚のみ。シナリオは8本収録。ゲームボックスも薄っぺらいが、追加キットの割に、値段は当時のアバロンヒルゲームと同じく5800円した。自分は「Squad Leader/戦闘指揮官」を中学1年生の時に購入したが、なにしろまだまだお小遣いの少ない身だったので、この薄っぺらい追加キットに大枚を払う気持ちになかなかなれず、結局「Squad Leader」購入から3年後の、高校1年生の時に購入した。実際、手に入れてみれば、カウンターとルールはてんこ盛りなので、買っても損するような内容ではなかったんだけどね。なにしろ当時は情報も少なかったので。

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ドイツ軍は武装SS、エリート兵分隊ソ連軍は騎兵、パルチザンなどの歩兵カウンターが追加され、さらに狙撃兵、戦車指揮官なども登場している。黒いSSユニットについては道徳的配慮からASL(Advanced Squad Leader)以降、廃止されてしまったが、それについては以下の記事を参照。まあ、デカデカと鉄十字章が描かれているボックスアートも、今の道徳基準ではアウトなんだろうなあ。

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車輌、砲兵器の他にも、地上支援機、騎兵、空挺ルールも追加されている。

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一応、高校生の頃に買った「Cross of Iron」のカウンターはすでに切って保管してあるし、譲っていただいた「Squad Leader」もあるので、この旧作ラインを遊ぶことも可能。ただ、それをプレイする時間があるならASLを習熟したいなあと。コレクター的には、この2作が手元にあるなら、さらに続編の「Cressendo of Doom/電撃ドイツ戦車隊」「G.I Amvil of Victory/勝利の礎」も入手してもいいような……いや、場所も取るし、どうせプレイしないんだから……と思ったり。いいからASLやろう。