Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

「三国志演義」覇者への道シナリオ4人戦 AAR

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昨日は、2024年初の自宅会。昨年買った国際通信社/IED版の「三国志演義」を地元の友人4人でプレイした。しかしBlogを見直してみたら、なんと2009年6月以来、15年ぶりの対戦!ああ、あの頃はまだみんな40代になったばかりでゲーム体力もまだまだあり、夜中の2時3時までプレイしていたよねえ……などという思い出話もしてみたり。もちろん我々はこのゲームでヒストリカル・シナリオなどという高尚な遊び方をしたことは無く、いつものようにフリー過ぎるシナリオ「覇者への道」を選択。自分は赤カウンター国、君主は華雄(武勇4、采配2、知略0)となった。

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洛陽・長安という2つの都を押さえた紫カウンター国は、斜谷関を攻めたものの、中立武将で有能な張遼(武勇4、采配3、知略3)が出てしまい、いったん敗走。しかしその後の人材登用で馬超(武勇6!采配3、知略1)を獲得し、復仇の時を狙った。

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南部を押さえた緑カウンター国も、中立エリアに攻め込んだものの、君主・武将ともに人材がイマイチだったため、意外と苦戦し、貴重な文官1名を失って敗退。しかもこの後、なかなか文官が手に入らず、「天災」によって疲弊した国力の回復にも時間がかかり、天下争奪戦に出遅れる形となった。一応、人材登用では、諸葛孔明周瑜を引き当てたものの、そんな有能な人材を採れるほどのカリスマ値+国力は無く、泣く泣く人材プールにお戻り頂くことに……

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一方、黄色カウンター国は、初期設定の君主カリスマ値で最高の12を叩き出したものの、寿命が6とイマイチ。しかも最初の天命札(第2ターン)で「華佗」の呪いを受けて寿命が4下がり、さらに別イベントでも寿命が1下がり、一気に残りライフが1まで削られてしまった。それでもカリスマ値は高いので、有能な人材を次々にスカウトし、版図を拡大していく。

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さて自分の赤カウンター国はと言えば、君主が華雄なんだから、大概の中立地域は占領できるだろうと思いきや、并州に現れたのはなんと姜維(武勇5、采配4、知略5)! 君主が討ち取られるチェック寸前までの壊滅的損害を被って、いったん敗走。とりあえず知略で互角な文官を呼び寄せて再度、并州へ侵攻。策略カード「十面埋伏の計」を用いてなんとかこの地を制圧。姜維は捕縛することなく討ち取ってしまったが、国力・兵力ともに疲弊する結末となった。

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そうこうするうち、君主の残りライフ1の黄色国が、献帝を擁してさらにカリスマを14にまで上げ、勝利条件の10エリア目に侵攻。お前は上洛時(死去寸前)の武田信玄か。しかしここで現れた中立武将は、なんと関羽(武勇6!采配3、知略1)! 一応、一騎打ち要員として許褚(武勇4)を用意していたものの、勝てるはずもなく一騎打ちを辞退して2ユニットを犠牲に。それでも数を頼みに関羽を攻め立て、これを討ち取り(あーあ)、勝利条件一番乗りを果たした。

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この黄色国の勝利を妨害できるのは、紫国だけだった。紫国は、すでに張遼を捕らえて自軍の将とし、馬超にも「伝説の銘剣(武勇+1)」と「知略+1」を付け、スーパーサイヤ馬超状態にブーストしていたが、最終ターンに攻め込んだ中立エリアで、これまた一騎打ちに強い鄂煥(武勇6!)が出現。馬超はすでに武勇7だが、武勇差±1では出目によっては即死させられる可能性もあるため、大事を取って一騎打ちを避けて2ユニットを犠牲にし、エリアそのものは占領したものの、黄色国に攻め込むだけの兵力を失い、これにて黄色国の勝利が確定した。

最終的な盤面。まあ、15年ぶりの対戦だったけど、何度プレイしてもこの「覇者への道」シナリオは盛り上がる。我々の間では。

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今回、お亡くなりになった方々。

次はいつプレイするかわからないが、きっとまたこのシナリオを選ぶのだろう。