Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Game Journal #71「幸村外伝 Episode-0」道明寺合戦 AAR

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昨日は、5月のゴルーデンウィーク以来7ヶ月ぶりに、地元の友人Karter氏(Zガンダム大好きマン)が来たので、久しぶりに自宅ゲーム会となった。それこそ「ガンダム戦史」を入手したものの、お互い年末の疲れが出ていて、面倒なプロット式ゲームはちょっと……ということで、前回会った時に対戦した「幸村外伝」の前日譚「道明寺合戦」をプレイすることにした。まあ、これはただ単に殴り合うゲームだから。

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Karter氏が守る大坂方を担当。自分が攻める関東勢を担当。

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ゲーム序盤、小松山に陣取る大坂方の浪人武将・後藤又兵衛隊に攻めかかる水野勝成伊達政宗隊。

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伊達政宗隊は山越えをしつつ、側面から後藤隊を包囲したかったが、後藤隊の抵抗は激しく、正面から攻める水野、本多隊も奈良街道のボトルネックを突破できない。

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とにかく面倒な後藤又兵衛(基次)を討ち取ろうと、水野勝成、本多忠政本隊まで投入して4ユニットがかりで白兵戦を仕掛けたが、後藤又兵衛がこの攻撃を一蹴。さながら原哲夫先生の漫画ばりに『ぬううううんんんん!』とばかりに槍を振り回して4ユニットを追い散らしたのかもしれない(^_^;)

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水野、本多による攻撃は二度目も失敗。そして本多忠政は士気チェックに失敗して後退したものの、水野勝成はその場に踏みとどまった。これを見た後藤又兵衛は『我が足軽ユニットと協力して水野隊の足軽を攻めれば余裕の白兵戦+8判定。だが真の「いくさ人」としては、白兵戦+2判定で水野勝成殿と勝負よ!』と意を決して、単独で水野勝成本陣を攻撃。このダイス目が12(6ゾロ)で、なんと水野勝成が討ち死に!(このシーンも原哲夫先生の絵柄でご想像ください)

関東勢は『おのれ、殿の仇!もう容赦は要らぬ!鉄砲隊、前へ!』とばかりに、後藤又兵衛本隊を鉄砲ユニット4個で包囲し、集中射撃を浴びせたものの、又兵衛は士気チェックに成功し無傷。『関東勢の鉄砲玉なぞ無駄無駄無駄ああっっ!』と叫んでいたが、さすがに2回目の集中射撃を喰らって遂に後藤又兵衛ユニットも除去された。

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関東勢は、ようやく小松山を越えたものの、後藤隊の獅子奮迅の遅滞行動により、進撃スケジュールは遅れに遅れ、すでに明石守重、毛利勝永の両隊が第二戦線を展開し始めていた。また関東勢の増援、松平忠輝隊は、渋滞のため前線に出られず。

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最終イニングには真田幸村隊も動き始めたが、それを必要とすることもなく、大坂方は絶対防衛線である石川ラインを堅守し、大坂方の勝利と相成った。まあ、実際にプレイしていた2人からすると、後藤又兵衛が華々しく散った時点でゲームが終わった感もあったが……(^_^;)

とりあえず、これにて2023年のウォーゲーム対戦は終了。終わった後は、Karter氏に何個かゲームを引き取って帰ってもらった。今年もあれこれゲームを買ったが、来年は「整理の年」なので、また少し断捨離していかないと……