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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【La Bataille Series】「La Bataille des Quatre Bras」Solo-Play AAR Part.2

「La Bataille des Quatre Bras」のソロプレイも第6ターン(1300時)となり、いよいよ本格的な戦闘へ。しかし本来なら、もっと古式ゆかしい戦争の御作法として、悠然と部隊を展開させ終わったところでハイ開戦、と行きたいところだが、今回はルールを覚えるためのソロプレイなので、準備が整う前に戦闘に入ってしまおう。また、今回はまず指揮とチットの仕組みや、歩兵と砲兵の動かし方を覚えるため、騎兵はあまり動かさないことに。こんな細かいルール、いっぺんに100%習得できるわけないだろ。

そんな第6ターン、まずはイギリス低地諸国連合軍が「砲撃」「機動単位」チットで先手を取り、接近してくるフランス第9師団第4軽歩兵連隊第2大隊めがけて、二度の砲撃が行われた。今回は二度の砲撃とも「当たり」が出たので、第2軽歩兵大隊は2兵力を失い、さらに兵力を損失する毎に行う士気チェックにしくじったため混乱状態となった。ちなみに目標とされた大隊の、砲弾経路の3ヘクス向こうにまた別のユニットがあれば、それも跳弾による損失判定をするはずだった。

このターンの最後に、フランス軍2枚目の「機動単位」チットが引かれ、第9師団と第2騎兵師団が前進。第4軽歩兵連隊は散兵隊形となり、第93戦列歩兵連隊は横隊となって、連合軍に接敵。軽歩兵は2ヘクスから、戦列歩兵は1ヘクスの距離から射撃を行った。最初の射撃は射撃倍数が1上がるというボーナス付きだったのに、フランス軍の射撃はいずれも不発。

第7ターン(1320時)。「砲撃」チットで先手を取った連合軍は、ゲミオンコート農場へ迫るフランス第92戦列歩兵連隊を砲撃。これが1損失、士気チェック失敗となり、第92連隊は混乱。
対するフランス軍は「増援」チットで新たに第6師団が登場。さらにフランス軍の「機動単位」チットで、第5師団第2軽歩兵連隊が散兵隊形の4個大隊となり、2ヘクスの距離から射撃開始。これを受けた1/28ナッソウ大隊が2兵力損失、士気チェック失敗で混乱となった(混乱したので、この後1ヘクス隊形に集束している)。

次は連合軍側の「機動単位」チット。オランダ=ベルギー第2師団は、目前に迫ったフランス軍に対して射撃を浴びせ、第93戦列歩兵連隊が2個大隊とも1兵力損失し、混乱。すでに混乱していた第92戦列歩兵連隊も、再び砲撃を浴びて1兵力損失、士気チェックにも失敗し、大混乱となり、移動力×1.5を用いて15ヘクス潰走することになった。

このターン最後は、再びフランス軍「機動単位」チットとなり、第9師団が活性化。潰走した第92連隊に代わって、第100戦列歩兵連隊がゲミオンコート農場へ向かうも、射撃は効果無し。第4軽歩兵連隊の2個大隊は、引き続き2ヘクスの距離から第27オランダ猟兵大隊を射撃し、これに2兵力損失を与えるも、オランダ兵は二度の士気チェックに耐え抜いた。正面では、混乱した第93連隊の2個大隊が回復のため後退(敵に隣接している状態では回復の士気チェックが行えない)。しかし下がるタイミングで臨機射撃を受け、さらに1兵力を損失。幸い、士気チェックには耐えたため、大混乱→潰走とはならなかった(しかしこの後の回復チェックに2個大隊とも失敗)。

次の第8ターン(1340時)から、フランス軍は総司令官ネイと軍団長レイユの指揮ポイント2を使って、第5師団+第9師団+第2騎兵師団と、増援の第6師団という2つの機動単位を編成することに。第6師団は右翼のピラウモン城館へ向かわせる作戦。

その第8ターン(1340時)は、フランス軍の「機動単位」チットから。早速、第6師団がピラウモン城館への道に入った。次は連合軍の「機動単位」チット、さらに「砲撃」チットと続き、オランダ=ベルギー第2師団の連続射撃によって、フランス軍兵力が削られていく。フランス軍砲兵もすでに前線にあるが、敵を射撃できる位置にいない。そう、本来はやはりちゃんと砲兵を布陣して、砲撃戦の後、攻めるべきなのだ。しかし今回は、史実よりイギリス軍の増援が早く来るのだから、のんびり布陣していたら、連合軍側の守りも厚くなってしまうのよね。

続いてフランス軍の「機動単位」チット。第5師団+第9師団+第2騎兵師団が活性化。ここでフランス軍は、いつまでも射撃戦では埒があかないと、4カ所で歩兵による襲撃(Assault)を決行。襲撃マーカーの上に置かれている数字マーカーは、何ヘクス先から襲撃をかけたかを表している。しかし事前の接近(士気)チェックに3カ所で失敗し、混乱状態で強襲をかけるハメに。対する防御側の連合軍は、いずれも抗戦(士気)チェックに成功したため、防御火力2倍で迎え撃つことになり、そのうち2カ所では白兵戦の戦力比シフト+1も獲得した。

ここから白兵戦の第1ラウンド。まずゲミオンコート農場に攻めかかった第100戦列歩兵連隊は、混乱状態の上、防御射撃で3兵力を失い、これによる士気チェックにしくじり、白兵戦をやる前に大混乱となり潰走した。一方、中央の第72戦列歩兵連隊は、同じく防御射撃で2兵力を失ったものの、士気チェックには耐え、そのまま白兵戦へ。しかし事前に2兵力を失ったダイス修整により、こちらも潰走。

さらに1/28ナッソウ大隊へは、第61戦列歩兵連隊が側面から、第108戦列歩兵連隊第2大隊が正面から白兵戦を挑んだが、こちらも猛烈な防御射撃を浴びて第2大隊が2兵力減となり、第1ラウンドは「結果無し」だったため、続けて第2ラウンドへ。第2ラウンドでは、あらためて両部隊とも接近チェックに成功したが、1/28ナッソウ大隊も抗戦チェックに成功し、またもや防御火力2倍となり、防御射撃で第2大隊を完全に殲滅した。単独攻撃となった第61連隊は、側面攻撃という利点も得ていたものの、混乱のペナルティで帳消しとなり、結果1兵力減でこの襲撃を終えた。

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そして「増援」チットで、史実より早く、ピクトン率いるイギリス第5師団第8旅団が登場。いやいや、オランダ=ベルギー師団だけでもフランス軍は手こずっているのに、さらにイギリス軍が出てくるとなると、困ったもんだなと。まあ、展開としてもグダついてきたし、今回はあくまでも30周年版ルール入門のためのルール確認だったので、実質3ターン進めたところでソロプレイもおしまいとした。

シナリオとしては、やはり第1ターン(1120時)から始める必要もないかなと。この後の第9ターン(1400時)から始めるシナリオもあるので、そちらの方がオススメだし、次回は第9ターンから試してみたい。

 

ルールとしては、もともと他の時代のウォーゲームでも「チット引き」+「フォーメーション毎の活性化」というシステムが好きなので、以前プレイした第3版よりも、今回の30周年版ルールの方が好印象。入門者としても『今はこの師団だけ動かせばいい』『この師団は動かさなくていい』と限定されていた方が楽だわ。反面、時間がかかるのも当然で、ルールに慣れてしまえばいっぺんに動かせばいい(つまり第5版ルール)というのも納得。まあ、まだ自分は始めたばかりなので、しばらくは30周年版ルールを練習して、ちまちま機動単位ごとに動かしていこう。

また、史実的な部隊運用も知っておいた方がいいし、そういった歴史的な知識も必要だなと。最後に登場したイギリス軍旅団など、大隊ユニット毎に1兵力の軽歩兵中隊ユニットも付いていて、たしかにそういう編成なんだけど、バタイユの30周年版ルールとしてはどうやって使うのが最適なんだろうと思ったり。今回ほとんど使用しなかった騎兵についても、どの種類の騎兵をどのように使うのか、覚えないと。

なんならシナリオという枠組みではなく、真っ白な平地だけの地図盤に、適当に両軍師団を並べて戦闘をやらせてみる……という練習方法も良いと思う。それを何回かやってから、本格的なシナリオに行くのが賢明かも。いずれにしろ、このバタイユ道も先は長い……