Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【戦国群雄伝】Game Journal #72「九州三国志」

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2019年発売のゲームジャーナル72号「九州三国志」を購入。こちらもまだ在庫があったので、通常価格で入手。戦国群雄伝シリーズの九州編として、大友、龍造寺、島津の三つ巴戦を描いた作品。

ゲームジャーナル72号 九州三国志

ゲームジャーナル72号 九州三国志

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ツクダ版では白だった大友軍ユニットは緑に変更。それにしても発売された当時(1988年)、島津義久(★★334)、島津義弘(★344)、龍造寺隆信(★★234)、鍋島直茂(★234)、大友宗麟(★★214)、立花道雪(★244)というハイレベルな顔ぶれを見て心躍ったのが懐かしい。「関東制圧」の上杉・武田・北条もそうだったが、各陣営がこれぐらい競ってくれると、どこを担当しても苦しいし楽しいよね。

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時々ウォーゲーマーが『コマがすりきれるくらい遊んだ』という表現をすることがあるが、我が家のコマすり切れゲームは、まさにこのツクダ版「九州三国志」だった。我が家では3人で集まることが多かったので、「関東制圧」同様、本作も陣営を入れ替えて何度も対戦した。我が家で最もプレイされた戦国群雄伝であり、自宅会では最も人気の高かった戦国群雄伝でもある。

そして自分は、やはりゲームに一番慣れているということで、精強な島津はやらせてもらえず、一番総大将が頼りない大友を受け持つことが多かった。一度だけ島津を受け持たせてもらった時は、鬼のように強い島津義弘で暴れ倒したら『やっぱりお前は島津を受け持っちゃだめ』という身内ルールができてしまった。でも今から考えると、一番難しいのは龍造寺じゃないかと思う。野戦修整4の武将がいないのは龍造寺だけだし、兵力と回復力では大友に負け、精強さでは島津に負けるという中途半端さ。いや龍造寺も、よその地方から見ればかなり強い方なんだけどね。

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さらにGJ72号には「秀吉軍記」の「小牧長久手」シナリオのカウンターも収録されている。「九州三国志」の島津も精強だったが、この当時の徳川軍団も最も脂がのりきった時期だったのか、非常に強力。1988年当時は、この徳川軍も受け持たせてもらえなかったなあ。まあ、こういった精強な敵相手にあれこれ考えるのも楽しいしね。