Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

「Across the Bug River」Campaign Solo-Play AAR 

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今年7月に購入した「Across the Bug River」だが、一回ソロプレイしたものの、派手にルールを間違えたままだったので、再挑戦することに。一応今年は、バルバロッサ作戦80周年記念イヤーだしね。

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第1ターンは、ドイツ軍の奇襲から始まる。ドイツ軍は、最大3回まで、歩兵師団フォーメーションのみ1回ずつ活性化させられる。まずは第298歩兵師団(青いカラーバー)がブーク河をゴムボートで越えて、ソ連NKVD国境守備部隊(1戦力のみ)を攻撃し除去。続いて第44歩兵師団(緑のカラーバー)も国境守備隊を蹴散らし、後続の露払いを済ませた。両師団の攻撃部隊とも、有効性判定に失敗して混乱状態(カウンター裏面)に陥っているが、まあたいしたことはない。

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この2個歩兵師団の活性化をもって奇襲は終わりとし、ここからは両軍が交互に活性化手番を奪い合う仕組み。しかしドイツ軍はさらに手番を取り、第298歩兵師団がブーク河に舟橋を架け、そこから対岸に歩兵大隊を送り込み、河沿いの街Ustyluhを攻撃。運良くソ連軍守備隊を叩き出した。さらに後方に控えていた第14装甲師団(黒いカラーバー)も、舟橋を渡ってソ連領内へ侵攻。これに対してソ連軍も、第41戦車師団(エンジのカラーバー)を活性化させるが、たいした行動ポイントは得られず、この時点では前進するだけに留まっている。

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本来なら同一フォーメーションのスタックが並んで攻撃することで有利なダイス修整が得られるのだが、ソ連第41戦車師団の2個スタックが揃うようなことは難しく、仕方なく単一スタックによる波状攻撃を開始。しかしドイツ第14装甲師団先鋒部隊への攻撃はあえなく失敗。ソ連第41戦車師団第一波のスタックはあえなく後退、混乱している。

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その後も、第298歩兵師団、第14装甲師団はブーク河東岸に足場を固め、第1ターン終了時はこのような状況に。

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南のドイツ第44、第299、第111歩兵師団も揃ってブーク河を渡り、NKVD国境守備隊を殲滅しつつある。ソ連軍歩兵部隊は、各トーチカで強化防御アクションを行い、ドイツ軍の攻撃に備えた。

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第2ターン終了時。ソ連第41戦車師団は、周密攻撃(アクションポイント3を消費する最も入念な攻撃)を行ったにも関わらず、両スタックとも後退・混乱。ドイツ軍は、じわじわと前線を押し上げ、勝利ポイント都市Volodymir-Volynskyiに近づいている。南から併走するドイツ第44歩兵師団も、強化防御に入ったソ連軍を包囲するような位置まで前進している。

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ドイツ第299、第111歩兵師団も引き続き前進中。トーチカに籠もるソ連軍歩兵部隊を、複数ユニットで各個撃破していく構え。

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第3ターン終了時。このターン増援のドイツ第13装甲師団が、ブーク河沿いに取り残されていたソ連軍歩兵を殲滅。さらにVolodymir-Volynskyiの南へと迫った。第14装甲師団も、ソ連第41戦車師団を蹴散らしつつ、地歩を固めている。

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南のドイツ第299、第111歩兵師団もソ連軍をほぼ一掃している。

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という感じで、(全7ターン中)第3ターンまで進めたところで今回はお開き。

一応、初回にプレイした時の印象とは変わらず、活性化毎にアクションポイントを決定し、その場その場でやれること、やるべきことを考えていく……というあたりは好み。特に第1ターン序盤でブーク河を渡る際には、段取りの進め方が重要かなと。活性化回数が多いため、1ターンを終わらせるには結構な時間がかかるが、さほど複雑なシステムではないので、慣れればさくさく進められると思う。戦術ディティール的には物足りなさもあるが、それが欲しい時にはBCS(Battalion Combat Series)をやればいいし。個人的には、ものすごく好き!とまではいかないけれど、BCSやGOSS等、面倒なゲームがやりたくない時に、こういうゲームもあると良いかなと。

また本作では独ソ両軍の練度差が開いているが、シリーズ第1作「Crossing the Rhine」での米独軍とか、来年発売されるであろうシリーズ第3作「Operation Theseus」での英独軍になると、もう少し練度差が縮まるだろうし、相手方の移動を中断させるリアクションも活発に行えるのでは?と思ったり。そのあたりも、他のシリーズ作を味わってから確かめようかなと。

Crossing the Line - Aachen 1944 - Reprint (2nd Edition) with mounted mapboardOperation Theseus - Gazala 1942