Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

2019-01-01から1年間の記事一覧

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」Climb Mt.Niitaka English AAR

先日「Day of Infamy」「Climb Mt.Niitaka」をプレイしたことを、TSWWのYahoo ! グループに投稿したところ、参加者の大半が欧米の方だったので『これを英語で読みたい』と言われ、Google 翻訳を頼りに、試しに作ってみました。無料ですので、どうぞ。 When I…

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」Climb Mt.Niitaka Solo-Play AAR Part.3

「Day of Infamy」「ニイタカヤマノボレ」シナリオのソロプレイその3。1941年12月前半ターンの第2海上移動セグメントを終わって、ここから第3海上移動セグメント。真珠湾奇襲に成功した日本軍機動部隊だが、すでにこの時点で残燃料は75%である。真っ直ぐ…

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」Climb Mt.Niitaka Solo-Play AAR Part.2

「TSWW:Day of Infamy」の「ニイタカヤマノボレ」シナリオその2。いよいよ1941年12月前半ターン、両軍の第2海上移動セグメントが終わり、機動部隊が真珠湾攻撃位置についたところから、という体で、このシナリオは開始される……のだと思う。本来は、第2海…

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」Climb Mt.Niitaka Solo-Play AAR Part.1

「TSWW:Day of Infamy」の導入シナリオA「Climb Mt.Niitaka(ニイタカヤマノボレ)」をVASSALにてソロプレイ開始。タイトル通り、日本軍機動部隊による、真珠湾への奇襲攻撃を扱うシナリオである。プレイ自体は、日本軍による空襲から始まるが、シナリオの説明…

【参考文献】「日本海軍の艦隊編制と海戦ガイド」

日本海軍の艦隊編制と海戦ガイド: 作戦行動部隊のしくみ 作者: ネイビーヤード編集部 出版社/メーカー: 大日本絵画 発売日: 2018/12/20 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る 「日本海軍の艦隊編制と海戦ガイド」を購入。もちろん「TSWW:Day of Infa…

【参考文献】「日本軍用機事典 1910~1945 海軍編」「陸軍編」

日本軍用機事典 海軍篇 1910~1945 新装版 作者: 野原茂 出版社/メーカー: イカロス出版 発売日: 2018/05/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 日本軍用機事典 海軍篇 1910~1945 新装版 作者: 野原茂 出版社/メーカー: イ…

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」日本語ルール無料公開

自分が翻訳した「TSWW:Day of Infamy(屈辱の日)」の日本語ルールが、Yahoo ! のTSWWグループにて無料公開されました。アカウントを取って、グループに参加しないとダウンロードできませんが、一応、Diffraction EntartainmentのJohn Bannerman氏からは「いず…

【Battalion Combat Series】「Brazen Chariots」

プレオーダーしていたBCS(Battalion Combat Series)第3弾「Brazen Chariots」が到着。最初にBCSに触れた時は『この用語の使い方なんだよ』とか『えっ、そんな風に処理するの?』という違和感だらけのシステムだったが、入門記事に書いてあった『あなたは、…

【The Second World War】「TSWW : Hakkaa Päälle」Baltic'43 Solo-Play AAR

引き続きTSWW入門中。次は「Hakkaa Päälle」の水上砲戦練習シナリオ「Baltic'43」をソロプレイしてみた。と言っても、水上砲戦ディスプレイを使うだけ。シナリオの想定は以下に。 1943年7月。中立国スウェーデンへの侵攻を決断したドイツは、上陸部隊を乗せ…

【The Second World War】「TSWW : Hakkaa Päälle」Helsinki'39 Solo-Play AAR

引き続きTSWW入門ということで、「Hakkaa Päälle」の空戦練習シナリオ「Helsinki'39」をVASSALでソロプレイしてみた。このシナリオは、1939年の冬戦争時に、ソ連軍のTB-3爆撃機✕2ユニット(計80機相当)が、護衛機無しで(実際、当時のソ連軍はそうしていたら…

【The Second World War】「TSWW : Hakkaa Päälle」Futility'39 Solo-Play AAR

「TSWW : Hakkaa Päälle」の陸戦練習シナリオ「Futility'39(無益)」をVASSALでソロプレイしてみた。ソロプレイと言っても、ソ連軍2スタックが、フィンランド軍1スタックを攻撃するだけで、ぱっと見は、ソ連軍51戦力vsフィンランド軍8.5戦力=戦力比6:1…

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」Tip of the Spear AAR

今日はKarter氏と、平成最後のウォーゲーム対戦。本当はCMJ146「官渡戦役」をやるはずが、Karter氏が調達できず、急遽「BCS:Last Blitzkrieg」の対戦と相成った。プレオーダーしているBCS第3弾「Brazen Chariots」も、そろそろ発送されるようなので、それに…

【参考文献】Eloise Engle & Lauri Paananen「The Winter War」

The Winter War: The Soviet Attack on Finland, 1939-1940 (Stackpole Military History) 作者: Eloise Engle,Lauri Paananen 出版社/メーカー: Stackpole Books 発売日: 2014/02/01 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る TSWWの冬戦争セッ…

【The Second World War】「TSWW : Hakkaa Päälle」

「Day of Infamy」と一緒に、1939年の冬戦争を扱う「Hakkaa Päälle」を取り寄せた。こちらも地図盤とカウンターシートは印刷されているが、ルールやシナリオはPDFという、Lieutenant版(107.5ポンド、125円換算で13440円)。エウロパ・シリーズの冬戦争と言え…

【The Second World War】「TSWW : Day of Infamy」

と言うワケで、2月に初めてのTSWWシリーズ「Day of Infamy(屈辱の日)」(2017年発売)を購入した。ボックスアートの『ギョク山を登る』という謎ワードが怪しい雰囲気を醸し出しているが、これは台湾の最高峰・玉山(ぎょくざん)を、日本統治時代は新高山(にい…

【The Second World War】TSWW:21世紀のアドバンスド・エウロパ・シリーズ

ここ一ヶ月半、Blogを書いていなかったが、ウォーゲームに触れていなかったわけではない。むしろここ一ヶ月半、延々と、あるウォーゲームのルール和訳に没頭していたのだ。それが、今回ご紹介するDiffraction Entertainment社のTSWW(The Second World War)シ…

【参考文献】ピーター・ナヴァロ「米中もし戦わば 戦争の地政学」

米中もし戦わば 戦争の地政学 (文春文庫) 作者:ピーター・ナヴァロ 発売日: 2019/04/10 メディア: Kindle版 アメリカ・トランプ政権の国家通商会議委員長、ピーター・ナヴァロの「米中もし戦わば」が文庫化されたので購入。著者は、ゴリゴリの中国脅威論者だ…

【参考文献】「ラスト・オブ・カンプフグルッペ VII」

ラスト・オブ・カンプフグルッペVII 作者: 高橋慶史 出版社/メーカー: 大日本絵画 発売日: 2019/04/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 最新刊「ラスト・オブ・カンプフグルッペ VII」を購入。ようやく最新巻にリアルタイムで追いついた。今回…

【参考文献】エリノア・スローン「現代の軍事戦略入門 増補新版」

現代の軍事戦略入門【増補新版】陸海空からPKO、サイバー、核、宇宙まで 作者: エリノア・スローン,奥山真司,平山茂敏 出版社/メーカー: 芙蓉書房出版 発売日: 2019/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る カナダの戦略研究家…

【Advanced Squad Leader】「Red Factories」

事前注文していたASLのヒストリカル・モジュール第10弾「Red Factories」(1942年のスターリングラード市街戦の一部)が到着。なんと1989年に発売されたヒストリカル第1弾の「Red Barricades」(赤いバリケード大砲工場周辺での戦闘)を再版したうえ、それと連…

【Grand Operational Simulation Series】「Atlantic Wall : D-Day to Falaise」ルール翻訳中 Part.1

昨年購入した「Atlantic Wall」が、積まれたままなので、ようやく重い腰を上げて、ルール翻訳を開始した。実際に訳したのは、ゲーム本体に入っているルールではなく、Decision Gamesサイトで公開されている、ver4.0ルール(2016年10月11日付)である。英文ルー…

【Advanced Squad Leader】「Operation Watchtower」

2001年に発売された、ASLヒストリカル・スタディ第1弾「Operation Watchtower」を海外オークションにて購入。本作は、1942年8月~1943年1月までのガダルカナル島での戦闘、特にいわゆる「ムカデ高地」(アメリカ側ではEdson's RidgeまたはBloody Ridge)と呼…

【Advanced Squad Leader】「Forgotten War Korea 1950-1953」

2018年に発売されたASLの朝鮮戦争モジュール「Forgotten War Korea 1950-1953」を購入した。以前から朝鮮戦争シナリオは発表されていたが、遂にASLも、本格的に第二次世界大戦からはみ出したことになる。すでに有志の皆さんによる翻訳ルールも公開されている…

【Advanced Squad Leader】A88「Surprise Encounter」Solo-Play AAR

約10年ぶりにVirtual ASLをインストール。使い方をすっかり忘れていたので、まずは練習がてら、小さめのシナリオを遊んでみることに。どうせなら冬季バージョンの地図盤を用いる、フィンランド軍が登場するシナリオを……ということで「ASL Annual '95」収録の…

【Advanced Squad Leader】「Decision at Elst」

2013年に発売され、今では品切れのASLスターターキット・ヒストリカル・モジュール「Decision at Elst」を、海外セラーから購入した。これは完全に自分の買い逃しミス。発売当初の2013年と言えば、ちょうどウォーゲーム・コレクションの断捨離を始め、全般的…

【参考文献】「作戦とは何か 戦略・戦術を活かす技術」

「作戦」とは何か-戦略・戦術を活かす技術 作者: 中村好寿 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/01/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「作戦とは何か」を購入。大半のウォーゲーマーは、昔から「戦略級・作戦級・戦術級」という、ウ…

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」Tip of the Spear Solo-Play AAR

先週の対戦でBCSバルジも一段落……と思っていたが、ようやくこの独特のシステムにも慣れてきたので、おさらいの意味で、もう一度だけ復習ソロプレイ。シナリオは「Tip of the Spear」。1944年12月24日、ドイツ軍先頭部隊として、第2装甲師団はFoy N Dame(A17…

【Battalion Combat Series】「Last Blitzkrieg」Kampfgruppe Peiper AAR

昨日は、2019年初、Karter氏と自宅会。お題は、昨年末から取り組んでいる「BCS:Last Blitzkrieg」の「Kampfgruppe Peiper」シナリオを選んでみた。もちろん基本ルールは、BCSv1.2を先行使用。選択ルールは使用せず。Karter氏も、昨年すでに「BCS:Baptism by …

【Wargaming Column】史料集めの旅、再開

そう言えば、年末の日記では書き忘れたが、2018年は戦史書籍をまた買い始めた年だった。 ここ数年でウォーゲームをかなり断捨離したが、並行して戦史書籍も、大半を処分してしまった。長年かけてコツコツ集めた史料だったが、2014年~2016年は経済的にも厳し…