Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Wargaming Column】史料集めの旅、再開

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そう言えば、年末の日記では書き忘れたが、2018年は戦史書籍をまた買い始めた年だった。

ここ数年でウォーゲームをかなり断捨離したが、並行して戦史書籍も、大半を処分してしまった。長年かけてコツコツ集めた史料だったが、2014年~2016年は経済的にも厳しかったので、神保町の軍事書専門古書店にごっそり持ち込み、ご店主から『本当にイイんですか?』『これ持ってる人、普通は売りませんよ』と言われながらも、希少本も手放してしまった。また必要になったら買い集めれば良いし、希少本でも多分また手に入るだろうと思って。

そんな2018年の春、さらに仕事関係の資料も断捨離したところ、本棚がぽっかり空いてしまった。その空いた本棚を眺めるうち、なんとなく、また戦史書籍を集めようかなと思い立った。2017年の秋に、ウォーゲームも極限まで処分し、もう第二次大戦の陸戦作戦級~戦術級だけでいいやと割り切った後だったので、書籍の方も、第二次大戦の陸戦関係だけ買おうと割り切って。以前は、古代・中世・ナポレオン関係の資料も集めていたが、そのあたりはもういいやと。

で、結局2018年は、手放した戦史書籍をまた買い集めたうえ、ここ数年で新たに出版されたモノも買い、さらには以前手を出さなかった書籍も買い、なんやかんやで100冊以上、第二次大戦の陸戦本を買ってしまった。むしろジャンルが絞られたせいか、以前より本棚に統一感が出てきたと思う。古書探索の運にも恵まれ、品切れ状態のあれこれも安価で再入手できたので『多分また手に入るだろう』という予感は当たっていたかもしれない。

やはり今、自分が触れているような、スケールが細かめのWWIIウォーゲームの背景を知ろうとするなら、概略より詳しい史料が必要になるし、もっと言えば洋書も必要になってくる。2018年は、そういった史料を買うことにOKを出した一年でもあった……