
引き続き年末年始のゲームタイム。今のうちに積みゲーをやっつけておこうと「Campaigns in Europe」(ディアゴスティーニ式「第二次欧州大戦」)シリーズの「Italian Campaign」を配置してみた。地図盤にはバルカン半島も描かれているが、このシナリオではイタリア本国(シチリア島などを含む)だけを用いて、1943年6月第3週ターンから翌44年6月第4週までの約一年間を扱う。史実では、米英連合軍によるシチリア島上陸作戦が43年7月10日、メッシナ海峡を渡ってイタリア半島のつま先に侵攻したのが9月2日、イタリア降伏が9月8日、サレルノ上陸作戦が9月9日、さらに年明けて44年1月からモンテカッシーノ戦、アンツィオ上陸作戦と続くため、そういった期間を包括する、かなり長期間のシナリオとなる。
シリーズ前作「Drive on Leningrad」「Case Blue」は陸戦主体だったが、今回はシチリア島上陸作戦から始まるので、強襲上陸、空挺降下も交えた統合作戦系のシナリオになる(ヘルマンゲーリング装甲師団も空輸可能になってる)。いや、なにもシチリア島から上陸しなくてもいいようにも思えるが、イタリア降伏判定が「連合軍が、シチリア島の全港湾ヘクスを占領したうえで、イタリア本土に橋頭堡デポ(兵站)を配置する」ところから始まるので、だったらシチリア島から攻めるかと。それまで盤上のイタリア軍ユニットも降伏はしないので、連合軍としては叩き潰すしかない。

さてソロプレイ開始。まずは1943年6月第2週ターンから。連合軍は、いきなりシチリア島に上陸することもできるが、まずはその前に航空優勢を得るべく、チュニスから6戦術航空ポイントを、マルタ島から2戦術航空ポイントを送り込んだ。対する枢軸軍も、メッシナから6、パレルモから2ポイントを航空優勢にぶち込み、両軍8ポイントずつで殴り合った結果、連合軍4ポイント除去、枢軸軍3ポイント除去となった。
除去された航空ポイントは、その後の増援フェイズで得られる再編点(RP)で、後のターンに復活させられるが、この第1ターン中には無理。しかし連合軍には潤沢に戦術航空ポイントがあったため、第2(6月第3週)、第3(6月第4週)ターンも合計8戦術航空ポイントで殴り、枢軸軍の航空ポイントを減少させ続けた。
一応、この時点では枢軸軍の方が1ターンに得られる再編点が多いので、撃墜された航空ポイントも次々に復活していった。しかし枢軸軍は、1戦術航空ポイントを復活させるのに3再編点かかるが、連合軍は2再編点で済む。結果として枢軸軍は、後から得られた再編点を航空ポイントの復活に消費したものの、戦術航空ポイントは半減した状態に。対する連合軍の戦術航空ポイントは変わらず、再編点もちょっと増えている。つまり枢軸軍としては航空消耗戦に引きずり込まれていると。

そのような航空撃滅戦を続けた後、第4(7月第1週)ターン、連合軍は「移動⇨戦闘」を選択し、米英4個師団をもってシチリア島に上陸。さらに2個空挺師団も降下させ、第82空挺師団はステップロスしたものの、イタリア軍3個師団を除去した。強襲上陸マーカーは、裏返されるとデポになるため、このターンは補給は通じていることになる。

手番変わって第5ターンの枢軸軍は、ドイツ第16装甲師団とヘルマン・ゲーリング装甲師団によって、Gelaに上陸したイギリス第51歩兵師団を攻撃。これを撃退してGelaを占領。上陸部隊を両断する形にした。ただし第16装甲師団はステップロスしている。

第5(7月第2週)ターン。連合軍は増援部隊をシチリア島に送り込みつつ、Gelaに進出したドイツ軍2個装甲師団を包囲して攻撃。これが退却できず、2個装甲師団とも除去された。ちなみにイタリア本土の枢軸軍部隊は、シナリオルールによって本土に留まるよう指定されているので、シチリア島のことは現地部隊でどうにかするしかなく、仕方なく再編点を用いて、除去されたイタリア軍師団を復活させ、また前線へ送り込んだ。

第6(7月第3週)ターン、連合軍はさらに増援部隊を海上輸送し、前進。左翼を担うアメリカ軍スタックは、パレルモを占領した。パレルモは中都市のはずなので、航空点=空軍基地として機能させられるし、さらに連合軍の航空優勢が高まりそうだ。
ちなみにこのシリーズ、地形効果表はあるものの、どの地形シンボルがどの地形なのか図示されておらず「中都市のはず」と言うしかない。

第7(7月第4週)ターン。連合軍は、パレルモに戦術航空ポイントを移送し、前線航空基地とした。すでに枢軸軍部隊は、島内の各所に押し込められているが、壊滅したドイツ軍2個装甲師団も再編点により(ステップロス状態で)復活し、メッシナへの門を守っている。

第8(8月第1週)ターン。連合軍は、さらにメッシナへと迫る。対する枢軸軍は、2個装甲師団を完全復活させ、メッシナを死守する構え。航空ユニットも、イタリア本土のタラントに復活させてそこを基点に再び航空優勢を競うことにした。

第9(8月第2週)ターン。史実通り、パットン将軍率いるアメリカ軍の方が、モントゴメリー将軍率いるイギリス軍より速くメッシナ前面に到達した。枢軸軍も、もうスタック制限いっぱい守備ユニットを積んでいるので、ここから復活させたユニットは、イタリア本土の防衛に回すしかない。

第10(8月第3週)ターン。アメリカ軍は、メッシナを守るドイツ軍2個装甲師団に対して艦砲射撃も加えて攻撃。ドイツ軍スタックは後退できず(しまった、後方のメッシナ市街ヘクスをスタック制限いっぱいまで積むんじゃなかった)全滅。

第11(8月第4週)ターン。アメリカ軍はさらにメッシナも落とし、シチリア島全島を支配した。これで翌ターンにメッシナ海峡を渡ってイタリア本土に入れば、ほぼ史実通りのスケジュールでイタリア降伏判定が始まる……というあたりで今回はお開き。「Italian Campaign」と言いつつシチリア島の戦闘だけで終わってしまったし、両軍ともに機械化部隊が少なかったため、二次移動・戦闘はほとんど無く、ちまちました展開に終始したが、事前の航空消耗戦から上陸作戦に至る流れだけでも面白いかなと。
年明けにはシリーズ第4作「D-Day to the Rhine」も出るだろうし、その先にはエキスパンションキットと追加シナリオが待っているはずなので、来年以降もこのシリーズには触れていきたい。