2015年に発売されたThe Library of Napoleonic Battles(TLNB)シリーズ第5弾「Napoleon Against Russia」の新ボックス版をOSGから購入。これは初めての入手。発売当時、これより前の4作は買い揃えていたが、2015年は経済的に一番厳しかったので購入を見送り、後に手元にあった4作も手放すことになった。まあ、発売から7年経った今でも在庫があって良かったわ。本作も、2015年版のカバーアートを踏襲した新ボックスになっている。
本作のテーマはタイトル通り、1812年のロシア戦役。まず地図盤2枚を横長に繋げて、スモレンスク会戦の舞台が表されている。
こちらはモスクワ前面でのボロディノ会戦の地図盤。まずこちらをプレイし、大枠を把握したうえで、より詳細な「La Bataille de la Moscowa」に行くという手もある。
こちらはロシア軍が、フランス軍後方を襲ったマロヤロスラヴェツ会戦のハーフマップ。
収録シナリオは、スモレンスク戦、からの後退戦であるヴァルティノ戦、シェヴァルディノ戦、ボロディノ戦、マロヤロスラヴェツ戦と、連続ミニキャンペーン(スモレンスクとボロディノ)2本、さらに全会戦を連続して行うグランドキャンペーンという構成。
こちらはフランス軍カウンターシート。なんと他のシリーズ作では統率値3(3個軍団を一斉に活性化できる)を誇っていたナポレオン陛下が、本作では統率値2に落ちている。各旅団ユニットの士気はまだ高いが、イタリア軍団あたりになるとかなり怪しい。そしてポニャトウスキー元帥率いるポーランド軍の深紅のユニットがまぶしい……
対するロシア軍司令官は、クトゥーゾフも、バルクライも、バグラチオンも、ミロラドヴィッチも全員、統率値1。まあ、どうしても防勢側だし、複数軍団で反転攻勢をかけることもないような気がするが、とは言え、ちと頼りない。
今回OSGから送られてきたボックスには、2015年発売当時のカードデッキが封入されていた。カードの読み替えや、ユニット配置シートについては、またOSGサイトに上がっているので、そちらを参照と。
Napoleon Against Russia – Operational Studies Group
そう言えば、GMT「Borodino:1812」もプレイしたが、最後の対戦から10年近く経っているので、本作もせめてボロディノ会戦ぐらいはプレイしたいなと。あるいはシェヴァルディノ戦からのミニキャンペーンゲームとか。