「La Bataille de Leipzig 1813」に続いて、同じくMarshal Enterprises製の「La Bataille de Bautzen 1813」をセカイモン(eBay)にて購入。セカイモンから手数料無料のクーポンが届いたので、つい買ってしまった。本作は、1813年秋季戦役であるライプツィヒの戦いに先立つ、1813年春季戦役のバウツェンの戦いをテーマとしている。同じく春季戦役のリュッツェン戦も最近買い直したので、あとはドレスデンか……
ボックスは、ペラい紙製だった「Leipzig 1813」とは違って、しっかりとした作りに変わっている。ちなみに本作のルール、シナリオ、ヒストリカルノート(全181ページ)はMarshal Enterprisesのサイトからダウンロードできる。https://labataille.me/game-booklets
地図盤は7枚収録。うち6枚がバウツェンの戦場を表し、もう1枚はKoningswarthaという、別の戦場を模している。しかし地図盤6枚とは、なかなか広い。ワーテルローやモスクワでも4枚だというのに。
史実でのバウツェンの戦いは、1813年5月20日、まずフランス軍がロシア軍前衛を撃破したものの、ロシア軍の逆襲を喰らい、あえなく後退。しかしロシア軍は追撃をかけず、勝機を逃したと。翌21日もロシア、プロシア軍が反撃を行ったものの、フランス軍親衛隊と騎兵による攻撃でロシア軍が敗退。しかしフランス軍もこれを取り逃がし……という結末に終わっている(騎兵不足によるものと言われる)。この戦いの後、双方が休戦に応じたという意味では、痛み分けという感じか。そういった中途半端な結末を迎えた戦いなので『もっとどうにかならんかったのか』という実験をするには、ちょうどいいウォーゲームの題材かなと。ちなみに、かつてアドテクノス社からも「バウツェンの戦い」なるゲームが発売されていたが、あいにくそちらは未見(タクテクス誌41号の紹介記事とリプレイは読んだ)。
カウンターシートは、フランス軍4枚、対仏連合軍3枚、マーカー2枚の計9枚。こちらはフランス軍ユニット。地図盤の広さに比べれば、それほど多いわけでもない。
こちらはロシア、プロシアの連合軍。
カラーの編成表も4枚収録。
そして本作についても、バタイユ公式サイトで「30周年版ルール(Regulation of the Year XXX)」が用意されている。バウツェンの戦い全体を扱うとなると地図盤6枚が必要だが、地図盤2枚程度のシナリオもあるので、まずはそこからかな。とは言え、今のところVASSALモジュールが公開されていないため、プレイするならカウンターを切らなくちゃいかんし、切るのがもったいない……というのが本音。
http://labataille.us/titles/LaBME.shtml
まあ、立て続けに「Leipzig」「Bautzen」と入手したが、マーシャル版のバタイユは高額なので、今さら全部買い揃えようとも思わないし、有名な戦いだけ、そこそこの値段で手に入るなら……というつもり。今回も3万円台だったので手を出したが、無理せずつきあっていこうと思う。