Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【La Bataille Series】Marshal Enterprises「La Bataille de Leipzig 1813」

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2013年に発売されたMarshal Enterprises製の「La Bataille de Leipzig 1813」を購入。我が家では、2017年にいったんナポレオン戦争のウォーゲームを処分したが、先日から戦国ゲームも再収集しているように、こちらもまた集めるかと。そしてどうせ集めるなら、以前所有していた戦術級のバタイユ・シリーズに再挑戦するかと思い、たまたまオークションに出ていたこちらを競合無しで落札。もちろん、その名の通り、1813年のライプツィヒ会戦をテーマとしたゲームである。

https://labataille.me/

しかし近年のMarshal版のバタイユと言えば、各タイトル400個しか生産していないため、今ではそのほとんどが絶版で、中古市場でも高値で取引されている。Noble Knight Gamesにも、Marshal版バタイユの在庫はあるが、2018年発売のワグラム第2版が895ドル(約10万3千円)、2016年発売のアウステルリッツ第2版が1095ドル(約12万6千円)、2015年発売のアスペルン=エスリングが1195ドル(13万7千円)と、とても単体のボードゲームとは思えないような値がつけられている。今回購入した「Leipzig」は、そこまでの高値ではなかったので(3万円台)、買えるうちに買っておくかと。

しかし高額な割には、ボックスはペラい紙製で(ケーキ屋さんでケーキを入れてもらう箱、と言えばお分かりだろうか)、そこにずっしりと地図盤やらカウンターシートが詰め込まれているため、郵送用の保護箱が無いと底が抜けてしまいそう。またルールブック等(シナリオやヒストリカルノート併せて全182ページ)は印刷されておらず、CD-ROM化されている。

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地図盤は7枚収録。ライプツィヒ会戦と言えば、ナポレオン戦争でも最大規模の戦いだが、さすがにバタイユのスケール(1ヘクス=100m)でその戦場をすべて網羅することは無理。本作では、ナポレオンとミュラ率いるフランス軍本隊と、バルクライとシュヴァルツェンベルグ率いる対仏連合軍が相対したライプツィヒ南部の戦場(地図盤4枚)と、ネイやブリュッヒャー等が戦った北部の戦場(地図盤3枚)に分かれている。どちらも、あくまで郊外なので、ライプツィヒの街並みはまったく描かれていない。地図盤の意匠は、シンプルな、昔ながらのバタイユといった趣。

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さすが大会戦だけあって、カウンター160個シートが16枚も入っている(フランス軍7枚、対仏連合軍7枚、マーカー2枚。さらに追加カウンター8個)。こちらフランス軍ユニットも、昔ながらのバタイユ・シリーズの趣を継承した作りになっている。ただ、旧来のバタイユ作品ではユニットが薄っぺらいモノもあったが、こちらはしっかりとした厚みもあり、安心した。

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ユニット裏面の数値も読みやすいフォントが使用されている。CoA社の現行バタイユ作品では、裏面にもさまざまなグラフィックが施されているが、そこはもう好みよね(自分はCoA派)。

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こちらは対仏連合軍ユニット。まあ、現行のCoA版ほど美麗ではないが、これでもウォーゲームのユニットとしてはかなり派手な方よね。

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フルカラーの編成表も7枚収録。

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添付されているのは、Marshal版「プレミアルール」という、旧来のバタイユ第2版ルールを基にしたルール。なにしろシリーズ最初の「La Bataille de la Moscowa」が1975年発売だから、40年以上プレイしているベテラン・バタイユ・ゲーマーもいるわけで、そういう方たちには、こちらのルールの方が親しみやすいのだろう。自分も以前、ベテランの方にバタイユを教えて頂いた時は、だいたい第2版か第3版ルールだったと思う。

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その一方「30周年版ルール(Regulation of the Year XXX)」も存在し、これはこれで普及しているようだ。そのため本作も、バタイユ公式サイトから「30周年版ルール」をダウンロードできるようになっている。どちらかと言えば「30周年版ルール」の方が詳細で、史実的なディティールを盛り込んでいたり、チット引きによってフォーメーション毎に活性化させる仕組みになっている。昔ながらのシンプルな遊び方が好きならME版「プレミアルール」、細かくフォーメーション毎に動かしたいなら「30周年版ルール」と、遊び分ければ良いのかなと。

http://labataille.us/titles/leipzig.shtml

自分としては以前、実際にバタイユ・シリーズを遊んだ経験からすると、少しずつフォーメーションとして区切って動かしたいので「30周年版ルール」かなと。第2版、第3版ルールで遊んだ経験があるとは言え、それが身に染みついているわけでもないし。

シナリオも複数用意され、地図盤1~2枚で収まるシナリオもあるので、それならどうにかプレイできそうだ。まあ、価格的にもプレミアなゲームの駒を切るか、VASSALでプレイするかは微妙だが(^_^;)