Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【The Second World War】「TSWW:Day of Infamy」Operation MI Solo-Play AAR Part.1

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ようやく年内の仕事も終わったので、年末年始のソロプレイ期間に突入。この時期に、やっつけておきたいタイトルやシナリオをいくつか遊んでおこうと。

というワケで最初に選んだのは「TSWW:Day of Infamy」のミッドウェー作戦シナリオ「Operation MI」。今年は、ミッドウェー戦を扱った映画も上映されたので(未見なので評価は知らん)、それに合わせて今年夏頃にプレイしたかったのだが、結局この年末までズレこんでしまった。まあ、昨年末も「TSWW:Day of Infamy」のウェーク島シナリオをソロっていたので、1年に1本ずつシナリオを消化していくというのも良いかもしれない。

シナリオ自体は、もちろんミッドウェー島に対する日本軍の攻略作戦がテーマなのだが、勝利ポイントは、撃沈した艦船によってのみ獲得できる。つまり史実の日本軍が感じた『島の攻略と、敵艦隊の撃滅、どちらを優先するか』で悩む必要はない。敵艦隊の撃滅を優先すればいいのだ。まあ、このシナリオもあくまで空母戦の練習用シナリオなので、それで良いのだろう。

日本軍としては、まず1942年6月前半ターンの第1海上移動セグメントに、空母4隻を擁する第1機動部隊が地図盤北端から進入し、ターン最後の第4海上移動セグメントまで第1機動部隊が洋上にあるなら(無事なら)、戦艦大和を中心とする主力部隊や上陸部隊を乗せた攻略部隊が登場する。なので、1942年6月前半ターンの、日米双方、4回ずつの海上移動セグメントでどこまで戦えるかを競うシナリオだと思う。 

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なので日本軍としては、第1機動部隊がどこまで戦えるかにかかっているし、その戦いぶりによっては、主力部隊・攻略部隊の出番が無く、シナリオ終了となるだろう。その陣容は史実通り、空母4隻、戦艦2隻、航空(水上機)巡洋艦2隻、軽巡1隻、駆逐艦11隻となっている。駆逐艦・秋雲は、油槽船の護衛に就き、機動部隊からは離れている。
航空戦力は、航空巡洋艦・筑摩と利根を合わせて零式水偵0.5ステップを有し、さらに4隻の空母それぞれに零戦0.5ステップ、97艦攻0.5ステップ、99艦爆0.5ステップとなっているが、ミッドウェー島を占領した後、島に揚陸するはずだった予備の零戦0.5ステップもあり、これも通常通り、作戦が行える。ただしこの5個目の零戦を使うには、4隻の空母すべてが生存していることが条件であり、どれか1隻でも空母が沈んだら、5個目の零戦は失われてしまう。

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対するアメリカ軍は、空母エンタープライズとホーネットを擁するTF16と、空母ヨークタウンを擁するTF17に分かれている。こちらのTF16でも、予備のF4F4戦闘機が0.5ステップあり、やはり2隻の空母どちらかが沈んだら使用不可となる。

他にもアメリカ軍側には、ミッドウェー島の航空戦力や潜水艦隊があり、シナリオ配置にはハワイ方面の戦力も含まれているが、まあ、割愛していいかなと。

ちなみにこの「Operation MI」には、日米双方に仮想オプション設定が用意されている。たとえば「空母ワスプの投入」「空母瑞鶴の投入」「AL(アリューシャン)作戦のキャンセルによる戦力の転用」は、まあ理解できるが、中には「ミッドウェー島ではなくハワイ諸島への上陸」という仮想設定もある。とりあえず今回はオプション無しの、素のシナリオを試してみようと思う。ではソロプレイ開始……