Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【C3 Series】「Less Than 60 Miles 」デザイナーズノート翻訳

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仮想・第三次世界大戦ゲーム「Less Than 60 Miles」のデザイナーズノートを訳したので、TRL Gamesに送ったところ、速攻でアップしてくれました。拙い訳ではありますが、プレイの参考になるかと思いますので、上記リンクからダウンロードしてみてください。

あらためてデザイナーズノートを訳して感じたのは、ワルシャワ条約機構軍としては、かなり綿密な事前作戦計画を求められるなと。第1梯団の師団は、72時間交替することも許されずに前進を命じられ、3時間ターン刻みで、何月何日何時ターンには攻撃目標へ到達する、目標へ着いたら行軍態勢から攻撃態勢に移る、そのためには何ターン前に命令変更を発令する、という段取りを決めておく。非常にソ連的、計画的。だからこそミニマップが付いているし、そういった事前計画が好きなウォーゲーマー向け。あいにく自分は、行き当たりばったりでプレイする方が好きだし、以前にソロプレイした際にも、あまり計画は決めなかったが、次回はきっちり計画を練ろうと思う。

もちろん、そんな計画通りに行くはずもなく、NATO側としては、いかにその計画を遅延させるかがカギ。ソ連軍としては、綿密な侵攻スケジュールを睨みつつ、その遅れに歯がみし、脳内に現れた政治将校から『同志少将、予定より6時間遅れているようだが』と言われる感じ(仮想第三次大戦小説でよくある場面)。いやあ、非常に正しい第三次世界大戦シミュレーションじゃないですか。