フランスの歴史家マルク・フェローの「戦争を指導した七人の男たち」を購入。第二次世界大戦の主要国元首……ヒトラー、ムッソリーニ、チャーチル、スターリン、ルーズヴェルト、ドゴール、昭和天皇という七人を軸に、第一次世界大戦終結後の戦間期から、その政治思想や、戦略・外交方針を概説した1冊。良くも悪くも人間味あふれる切り口で、参戦各国の動勢を、指導者個人に擬人化しているようにも読めるが、この側面から第二次大戦を読み解くというのも面白いなと。
政戦略級のウォーゲームになると、各プレイヤーはまさにこの国家元首の立場で戦争指導を行うが、各国元首の意思・意図を知ったうえで、ロールプレイング的に、そのキャラクター像に沿って政戦略を遂行するプレイも面白そうだ。とりあえずGMT「Gathering Storm」の参考書にはもってこい。