Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Grand Tactical Series】「The Greatest Day: Sword, Juno, and Gold Beaches」Day of the Tiger AAR

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入手以来1ヶ月がかりでようやく「The Greatest Day(以下TGD)」のルールを翻訳完了。これにてルール全体が見通せたので、今日はKarter氏をお招きし、おなじみ「Day of the Tiger」シナリオを対戦した。

初戦は初「TGD」のKarter氏がドイツ軍を担当。忽然と現れたティーガー1.5個中隊は、ゲーム終了までにイギリス軍のシャーマン・ファイアフライ3個中隊、M3スチュアート1個中隊、歩兵1個中隊を除去し、213高地を確保した。イギリス軍は高地奪取どころかティーガーIに1ヒットも与えられず敗退……。

Karter氏本人は出目がイマイチと感じていたようだが、いやいや、今までのプレイの中では一番マトモなヴィットマンだった気がする。きれいにイギリス戦車大隊1個全滅させたし。

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2戦目は陣営を入れ替え、自分がドイツ軍を担当。しかしミハエル・ヴィットマン中尉効果=連続4アクションによる4回射撃が3回外れ、与えたのは1ヒットのみ。逆にイギリス軍は、ティーガーIにこつこつとヒットを与え、第101SS重戦車大隊第2中隊をあと1ヒットくらえば全滅というところまで追い詰めていく。イギリス軍はさらに十字砲火を浴びせたが、第2中隊はなんとか最後の1ヒットを回避し続けた。

そして最終ターン。初手の4連続アクションが外れまくったおかげで、ここまでドイツ軍は勝利条件の213高地に入れてすらいない状況に。しかし満身創痍のティーガー第2中隊は、第1アクションの射撃で213高地に残るクロムウェル戦車を吹き飛ばすと、第2アクションで213高地へ突入。この際、イギリス軍歩兵とシャーマン・ファイアフライ戦車の射撃ゾーン内で縦隊になって臨機射撃をくらい、213高地に入るタイミングでも臨機射撃をくらったが、いずれでもダメージを受けず高地を占領。対するイギリス軍が最後に引いたのは直接指揮チットだが、残る指揮ポイントは1のみ。これを213高地に隣接するファイアフライ戦車に用い、ティーガー第2中隊のいる213高地へ強襲をかけよう……かと思ったようだが、突入成功か否かを決める武勇チェック(Bravery Check)にしくじりジ・エンド。最終局面ぎりぎりでドイツ軍勝利となった。

今回もそれぞれ2時間弱で終わったし、派手な戦車戦でもあるので、GTS入門者には良いシナリオかと。ヴィットマン初手の4連続アクションに成功しても失敗しても、それぞれ楽しめると思う。さて次はいよいよ上陸シナリオだ……

鋼鉄の死神

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