Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Wargaming Column】大人が子供に遊んでほしいおもちゃ

昨日は、上京された山崎雅弘さん、奥津城さんと有楽町でランチ。普段酒を飲まない自分としては珍しくキルケニーを飲みながら、二時間弱ウォーゲーム話をしてきた(しかし結局はグラス一杯を飲みきれず)。

とりとめもなく様々な話題が出たが、印象に残ってるのは「ある種のベテランが勧める初心者向きゲーム」って 「大人が子供に遊んで欲しいおもちゃ」に似てますよねという話。しかしそれと「実際に子供が遊びたいおもちゃ」は違っていて、 大人は温もりのある木のおもちゃを買い与えるんだけど、 子供はWiiとかDSとかPSPが遊びたい、みたいな。

「これ遊びたいのでルール教えて」と子供から言い出すなら良いけれど、大人の好みを押しつけても仕方ないし、業界事情をふりかざすのも宜しくない。しかし勧めてる大人本人は、良いことをしてる気分かもしれない。もしも今、普通に購入できるゲームが俯瞰できるカタログがあるなら、それを子供に渡して遊びたいモノを選ばせるのが良いのだろうけど、そういうカタログが無いのも残念ですねえとか。

もし子供が、いきなり変なゲームに出会ったら? 大丈夫。変なゲームから始めようが、初心者向きゲームから出会おうが、続ける人は続けるし、やめてしまう人はやめてしまう。そんなものだ。自分なぞ、初めて買った作戦級ウォーゲームは「NATO Division Commander」だ。とりあえず子供の自由意志は尊重しましょう、というお話だった。

(追記) ああいったベテランが言う「初心者」って「本当の初心者」じゃなく、「自分の好きなゲームを、自分よりちょっと弱いレベルで遊んでくれる人」かもしれない。