ナポレオン戦争の戦術級、バタイユ・シリーズの「La Battaille de Lutzen」(1999年発売)を購入した。本作は1813年5月、リュッツェンにおけるフランス軍とロシア・プロイセン連合軍の戦闘を扱っている。昨年あたりからこのバタイユ・シリーズにも手を延ばしてきたが、どうも古い作品はユニットが薄っぺらくて扱いづらく、あまり遊ぶ気にはなれなかったが、その点本作のユニットはしっかりとした作りで好感が持てたので購入したと。
※追記:2003年に購入した後、2014年ぐらいにいったん売却。そしてまた2022年になってバタイユへの興味が復活したので、Clash of Armsに直接オーダーして再購入した。すでに発売から20年以上経っているが、在庫が残っていて良かった……
地図盤はフルマップ2枚。大作も多いバタイユ・シリーズの中では、手頃な戦場規模だろうか。1ヘクス=100mという共通スケール。
ユニット規模は、バタイユ・ゲーム共通の連隊~大隊~中隊。基本的には、連隊ユニットを大隊規模に分割して運用することが多いはず。
カウンターは見ての通り「美麗」の一言。
かつてCoA社製のバタイユ・ゲームは、カウンター裏面の数値が書き殴ったような文字で書き込まれ、非常に判読が難しかった。しかしさすがに反省したのか、本作では見やすい書体になっている。
2003年に最初に買った際は、上質紙を用いたモノクロの編成表が付いていた。しかし今回2022年に買った際は、すでに20年以上前の作品ということもあってパーツがもう無いのか、編成表のコピーが入っていた。しかしそもそも、このカラフルなカウンター群をモノクロの編成表で分けろというのが無理な話。幸い、バタイユ・シリーズの公式サイトでは、本作用のカラーの編成表が用意されているので、今回もそれを印刷してみた。http://labataille.us/titles/lutzen.shtml
同じくバタイユ公式サイトには、カラーの士気表も用意されている。
本作に添付のバタイユ・ルールは「第4版」……後に「22周年版(Regulation of the Year XXII)」とも呼ばれるものである。古くからの「第3版」に慣れた方には違和感があるのかもしれないが、自分はあまり気にならないし、Battailleシリーズの場合、異なるバージョンのルールで遊び比べてみるのも一興だろう。
また現在は「22周年版」を更新した「30周年版(Regulation of the Year XXX)」ルールが存在し、それを「Lutzen」に適用するルールも公開されている。
本作はフルマップ2枚と、規模的には何とかなりそうだし、いずれ「30周年版」ルールでプレイしたいのだが、そう思って前回も手放したしなあ。なんとか実プレイにたどり着きたい。
Luetzen & Bautzen 1813: The Turning Point (Campaign)
- 作者: Peter Hofschroer,Christa Hook
- 出版社/メーカー: Osprey Publishing
- 発売日: 2001/04/25
- メディア: ペーパーバック
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