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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

CMJ/Terran「The Legend Begins」

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国際通信社版「The Legend Begins」を購入。Terran版も所有しているが、WWII北アフリカ戦ゲームの中でもかなり好みの一作なので、つい買ってしまった。

本作の謳い文句は「究極のアフリカ戦線キャンペーンゲーム」。ゲームスケールは1ターン=1週間で、1940年9月のイタリア軍エジプト侵攻から1942年12月までを扱う。キャンペーンゲームとなれば全56ターンとなり、1ターンを処理するにも結構な時間がかかることから、7本の短期シナリオが用意されている。自分もTerran版では、1941年3月~6月の7ターンのみで終わる「ロンメル登場」シナリオしか遊んだことがないが、それだけでも十分に遊びごたえを感じた。

ゲームの進行は、所謂チット引き。ただしフォーメーション別に活性化するのではなく、両軍が全移動力が使える「Primary」チット×2枚、移動力の2/3のみ使える「Secondary」チット×1枚、移動力の1/3しか使えない「Tertiary」チット×1枚を混ぜて引くと云うもの。カップには、両軍合わせて8枚のチットが入れられるが、7枚目のチットプレイが終わればターンも終了する。つまり最後の1枚はそのターン、プレイされずに終わる。実際遊んだ際には、北アフリカ戦線の混沌さを表す良いシステムだと思った。

チットを引いた後は、移動、戦闘、補給の順でプレイを行う。戦闘は、戦力比解決だが、参加ステップが多ければ多いほど、振るダイス数が多くなり、それぞれの出目の戦闘結果が累積される。同じ戦力比戦闘であっても、参加部隊が多い大規模戦闘となれば、おのずと双方の損害も比例して増えるマグニチュード・システムだ。

また攻撃時には補給物資を消費する。消費しなければ戦力半減。無論、前線近くに運ばねるばならず、そのためにトラックが必要となる。この辺りの補給のやりくりも当然、四苦八苦させられた覚えがある。

国際通信社版では、Terran版で三分割されていた地図も一枚にまとめているし、図表もカラーで見やすく、嬉しい限りだ。日本版バリアントルール、シナリオ改訂案もあり、501重戦車大隊 I中隊(ティーガーI型戦車装備)ユニットも追加されている。早速プレイしてみようと思う。