Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Command Magazine #64「Onslaught」Solo-Play AAR

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とりあえずコマンド付録「オンスロート」を試してみた。選択ルールは全部アリで。連合軍はアントワープを目指し、北部に戦力集中しようと決意。機甲+歩兵スタックで突破を多用するつもり。対する独軍は装甲フルスタックを維持し、機会があれば反撃へ。

第1ターン、独軍は英軍空挺師団を除去し、続けて上陸海岸も占拠した。しかし第2ターンに連合軍の反撃をくらい、退却できずに全滅。独軍は慌てて半島の付け根に戦線を張る。第5ターンまでは早めに終了。貯まりまくった補給ポイントを使い、第6ターン、連合軍は一気に半島突破を開始した。補給線を切られた装甲ユニットが次々除去される様はまさにファレーズ包囲戦。さらに手番を重ねた連合軍は防御線を食い破ってパリへ! 随分早い展開だが、戦線はここから緩慢な後退戦へ。連合軍は北部での突破を狙うも、要塞港湾に籠もった独軍に手間取る。そうこうしている間に第13ターン、独軍装甲部隊の反撃が開始された。しかし2度の2対1攻撃に失敗して、部隊は疲弊。対する連合軍も反撃したが、3度の3対1攻撃に連続失敗。なんだかなあ。一方アントワープ攻略戦は、1ターンに2度ずつ支配者が入れ替わる激戦に。結局、疲弊したSS装甲スタックが同市を守り抜いた。しかしさすがに独軍補給ポイントも底を尽き、 第16ターン先手連合軍がアントワープを奪取する。そして最終ターン、連合軍はライン河空挺降下作戦発動。国民擲弾兵スタックを挟み撃ちにして、ライン渡河を開始。しかしサドンデス条件を満たす直前で無念のターンエンド。VP的には独軍辛勝と言う事で、ゲームを終えた。

結構楽しく遊んで4時間程度(長引く可能性ありだが)。できる事が限られているので作戦計画は悩ましく、ランダムなターン進行も先が読めなくて面白い。攻撃側に有利な戦闘結果表なので、独軍も反撃が楽しめる。実際、連合軍が勝利するには、かなりの運も必要かと。師団番号がどーのと野暮な事は言わずに、 遊べるウォーゲームとしてオススメである。