Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】S6「Released from the East」AAR

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先月に引き続き、Karter氏とASL(Advanced Squad Leader)スターターキットを対戦。今回は、スターターキット1収録のシナリオS6「Released from the East」を選んでみた。お題は、1941年12月、はるばるシベリアから輸送されてきたソ連第78歩兵師団あらため第9親衛歩兵師団が、雪中の古都イストラにて、ドイツ第2SS師団ダス・ライヒに反撃するというもの。シナリオ特別ルールとして、ソ連兵は冬季カモフラージュを着用しているため、開豁地移動への臨機射撃(FFMO)-1ペナルティを被らない。

そう、つまり実際の戦場には雪が積もっているのだが、ASLの地図盤は春夏イメージの緑野が基本なので、そのまま使っても雰囲気は出ないし『この地図盤は緑だけど、実際には雪が降ってるから白ね』と自分に思い込ませるのも難しい。

そこで今回は、VASL(Virtual ASL)上で、シナリオに使用する地図盤の冬季バージョンを呼び出し、それをスクリーンショットで複数の画像として取り込み、画像加工ソフトで切り出し、A4サイズ2枚に拡大して、厚手の上質紙にきれい印刷。さらに余白を切り落として、即席の冬季地図盤を作ってみた。やや画像は粗く、ヘクスドットも見づらいが、それでも雰囲気は出ているので良しとしよう。 

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海外のASLerのプレイ風景を見ると、テーブルの上に整然と、地図盤、シナリオカード、図表、ダイストレイ等が並べられていることが多く、それがすごく好きなので、ちょっと真似してみた。ルールに詳しくなるとか、プレイに強くなるとかより、まずは雰囲気重視だったり、カタチから入るという……

今回は、攻撃側ソ連軍をKarter氏が受け持ち、自分は防御側ドイツ軍を担当。ソ連軍が、第6ターン表までに、3つの複数ヘクス石造建築物(R2、L6、D3)のうち、2つを占領していれば勝利。ソ連軍には4-5-8✕14個分隊があるが、そのうち5個分隊は予備として第3ターンに登場予定。ただし東か北か、どこから登場するかは分からない。

ドイツ軍の自分として、建物1つは奪われたとしても、2つ目を奪われなければ良いだろうと思いつつ、L6は捨てつつR2に後退する算段。D3にも、第3ターンの増援を警戒して分隊を配置した。 

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さて対戦開始。第1ターン。ソ連軍主力は、北からまっすぐL6建物に殺到。ドイツ軍の臨機射撃で1個分隊を失いながらも、早くもM7ヘクスに突入した。karter氏は基本、ウォーゲームではユニットを大切にする慎重派なのだが、なぜかソ連軍を受け持つ時は果敢になるというか、多少の損害は気にしなくなるという、ある意味、ソ連軍向きな人なのだ。 

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予想通り、L6建物は早々とソ連軍に奪われたが、建物内のドイツ兵はK5ヘクスへ後退し、反撃の機会を伺っている。そして第3ターン、ソ連軍増援部隊はR2建物へ突進。つまり、D3建物の奪取は諦め、薄く広く展開したドイツ軍のど真ん中に圧力を加え、左右両翼を切り離そうとする作戦。これに対応して、D3建物を守っていたドイツ軍部隊も、L6建物を奪回すべく、移動を開始した。 

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第4ターン。ソ連軍は、1個分隊を失いつつも、やはり果敢にR2建物へ突入。守備するドイツ軍を最後の建物ヘクスR1に追い詰め、第5ターンには、臨機射撃をかわしつつ爆薬(火力30)の設置に成功した。ああ、これでR2建物も失われたかと思った瞬間、Karter氏が振った爆発ダイスロールは12!不発! これがあるからASLはやめられないぜ…… 

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一方、ドイツ軍は第5ターン裏、建物奪回の最後のチャンスとして、9-2指揮官自らL5ヘクスに突撃し、白兵戦を仕掛けたが、あえなく戦死。1個分隊は残って混戦となったものの、ソ連軍の支配を崩したわけではない。ちなみにここでは、両軍ともキラースタックを組み「力こそパワー」を合言葉に大火力射撃戦を展開。もちろんASLでは、なるべくスタックしない方が良いとは言いつつも、そういう状況もあるし、石造建物はカタいしねと。 

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最終第6ターン表。ソ連軍は、L6建物ヘクスに3個分隊を注ぎ込み、混戦中のドイツ兵を除去。そして爆薬の爆破に失敗したR2建物でも、火力比1:1の白兵戦が行われ、 これにソ連軍がしくじればドイツ軍の勝利だったが、Karter氏は見事、これを成功させ、R2建物も占領。ぎりぎりでソ連軍勝利と相成った。

さすが2ヶ月連続でASLを対戦すると、お互いルールを思い出せてきたような。このまま次回もASLスターターシナリオで、基本動作を学ぶかも。