Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】「Onslaught to Orsha 2」「Bagration 1944」

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プレオーダーしていた、ASL(Advanced Squad Leader)のヒストリカルモジュール「Onslaught to Orsha 2」が到着。元々は、2002年にHeat of Battleから発売されたが、今回18年ぶりに、Bounding Fire Productionから第2版としてシナリオが追加されたうえで再版された。自分も、初版が発売されたのは覚えているが、当時はそれを買う予算が無く、スルーしてしまった。この第2版のカバーアートは、HoB初版と同じだが、どうせ再版するなら、もうちょっと良い絵は無かったものか(苦笑)

お題は1944年6月、ソ連軍による大攻勢、バグラチオン作戦の一環として、スモレンスクミンスク街道に位置するオルシャ(Orsha)近郊へのドイツ軍陣地線への攻撃を扱っている。平野部でのドイツ軍陣地に対するソ連軍の物量攻撃という状況も、ASLヒストリカル・モジュールでは珍しいかも。

すべてのシナリオをプレイするには「ASL:Beyond Valor」(独ソ軍セット)とさまざまな地図盤の他に、BFP製品である「Crucible of Steel」「Into the Rubble 2」「Poland in Flames」が必要だが、まあ、手元にあるモノだけでプレイできれば。

OtO: Onslaught to Orsha

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こちらが、オルシャ近郊の街道沿いヒストリカル・マップ。以前BFPが発売した「Objective:Schmidt」の地図盤は光沢紙でイマイチ好みではなかったが(光沢マップは写真撮るとテカるしね)、今回はマットな紙に印刷されていてありがたい。 しかしこの地図盤、実は3枚に分割されているが、その折り方が何と言うか、もうちょっと折り畳みやすいサイズにしなさいよとか、3枚の折り目を揃えなさいよと言いたくなる。まあ、ヘクス径は大きいので、プレイはしやすそうだが。

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さらにASL標準サイズの汎用地図盤も4枚収録。 

カウンターシートは、3.5枚。1/2インチカウンターが370個、5/8インチカウンターが384個。印刷はきれいだし、紙質も、正規製品と遜色ない出来。

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カバーアートにも描かれているように、今回、ソ連軍には、多数の地雷処理戦車(マインローラー)と火炎放射戦車が登場。またISU-122、ISU-152などの重自走砲もカウンター化されているので、そのあたりの戦闘車輌によるゴリゴリの陣地突破シナリオがプレイしたいなら、手を出してみるのもあり。他にも、レンドリース供与のM10駆逐戦車、M15自走対空砲等々も収録されている。 

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対するドイツ軍には、ナースホルン自走対戦車砲や、III号観測戦車、据付式の機関銃キューポラカウンターも登場。ううん、ソ連軍の重武装に比べると圧倒的に非力。 

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シナリオは 32本収録。HoBの初版では、シナリオ22本だったのが、シナリオが10本追加された形。また旧版にもあった、キャンペーンゲーム1本、ソリテア(一人用)ASLのミッション2本も収録。

追加ルールとしては、地雷除去戦車、対砲兵射撃もあり。

Bagration 1944: The Destruction Of Army Group Centre (Campaign)

Bagration 1944: The Destruction Of Army Group Centre (Campaign)

  • 作者:Steven Zaloga
  • 出版社/メーカー: Osprey Publishing
  • 発売日: 1996/01/15
  • メディア: ハードカバー
 

で、実はバグラチオン作戦自体、ソ連軍の圧倒的攻勢とは知っているものの、細かい展開を知らなかったので、とりあえずオスプレイ・キャンペーン・シリーズの「Bagration 1944」を取り寄せてみた。本作で扱うオルシャでの突破戦闘も図解されているので、シナリオの背景を知るには良いかなと。

まあ、バグラチオン作戦全体を扱った作戦級ゲームと言えば、GDW「白ロシア大作戦 Red Army」があるが、あいにく未プレイ。あのMark Simonitchが何年も前から「Bagration'44」というタイトルを開発中のようだが、それもいつ出来るやら。OCS(Operational Combat Series)でもバグラチオン作戦を扱ったタイトルは予定に出ていないし、となると頼りになりそうなのはTSWWで東部戦線後半を扱う「Vengeance」かな。いや、それもいつ出るんだか……