Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

【Advanced Squad Leader】ASL35「Blazin' Chariots」Solo-Play AAR

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昨日に続いてASLをソロプレイ。車両ルールをだいぶ忘れていたので、再インストールという意味で、純然たる戦車戦シナリオ「ASL35 Blazin' Chariots」(West of Alamein収録)を選んでみた。設定は、1941年11月19日リビアにおけるクルセイダー作戦の一部として、イギリス軍王立戦車連隊第5大隊のスチュアートI(a)軽戦車12輌と、ドイツ軍第5装甲連隊の一隊……IV号E型✕2輌、III号H型✕2輌、III号G型✕3輌、II号F型✕2輌……が交戦するというもの。The ASL Scenario Archive の記録では、イギリス軍10勝、ドイツ軍7勝。ROARでは、イギリス軍75勝、ドイツ軍83勝。地図盤は26、27、28の3枚を使うので、各地図盤毎にイギリス軍は戦車を4輌ずつ、ドイツ軍は3輌ずつ配置してゲームを開始した。夕陽に向かって射撃を行う場合、命中判定には、強烈な西日による+2妨害DRMが付くので、西に向かって前進するイギリス軍にはやや不利か。

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今回は事前に、各戦車主砲の命中ナンバーと撃破ナンバーの「素」の数値を算出しておいた。ここに記したのは、あくまで射撃距離、砲の種類程度の数値であって、実際に射撃する際には、さらに様々な修正が乗っかるのだが、ここまでの数値を出しておくだけでもプレイ中の計算が楽になるし、何より各砲の特徴が分かるので便利だ。IV号E型の75mm*砲は、射撃距離13ヘクスから急に命中ナンバーが落ちる(つまり当たらなくなる)から、これは接近戦向けだなとか。III号G/H型の50mm砲とスチュアートの37mmLL砲はほとんど大差無いし、むしろ遠距離では37mmLL砲の方が撃破ナンバーが高いなあとか。 

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そんな特徴を眺めつつ、とりあえず先攻イギリス軍は、12輌のスチュアート軽戦車を二段に分け、6輌は移動中射撃を行いつつドイツ軍に接近、残る6輌はある程度前進した後で停止して射撃することにした。ドイツ軍は、先にも書いたようにIV号E型は接近戦向けだし、II号F型の20mm砲も遠距離では役に立たないので、積極的に距離を詰め、近距離砲戦を挑むことにした。

で、後はまあ、お互いに撃ち合い、撃破炎上したり移動不能になったりという展開で、両軍の半数が機能停止した3ターンあたりでプレイを止めてしまった。戦車だけとは言うものの、一人で戦車を21輌動かすというのもなかなか面倒くさく、これは「T2 Puma Prowls」でリハビリした方が良かったかもなと思った。(そういや11年前の⇩この時も簡易射撃データ表を作った……と書いてあるなあ)

やはり自分が好きなASLシナリオは、歩兵戦主体で、車輌はちょっと出てくるだけ、というバランスなので、そういったシナリオを選んで、ルールの再取得を続けていこうと思う。 

ちなみに今日使った砲兵器ナンバー表もDropboxに上げておくので、ご興味のある方はご自由にどうぞ。