Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

「Triumph & Glory:Borodino」 200th Anniversary AAR

f:id:crystal0207:20140227182127j:plain

「Triumph & Glory:Borodino」を対戦した。今回自分はフランス軍左翼、ネイの第III軍団、ウージューヌの第IV軍団などを担当。karter氏がフランス軍右翼、Mi-boh氏がロシア軍を受け持っている。フランス軍としては、とにかく前進して殴るだけである。

第1ターン、堡塁に向かうフランス軍主力めがけ砲撃が炸裂。特にフランス軍右翼、ポニャトフスキーの第V軍団の損耗が著しく、第2ターン終了時には早くも軍団崩壊に達した。ロシア軍は、右翼後方の騎兵軍団を左翼へスイングし、ボロジノ村に火を放って、ウージューヌ第IV軍団の前進を妨害している。

f:id:crystal0207:20140227182138j:plain

こちらが第2ターン終了時。すでにダヴー第I軍団、ネイ第III軍団は堡塁正面に取りつき、ウージューヌ第IV軍団はボロジノ村を越え、ロシア軍と殴り合っている。しかし自発的に動くだろうと思われていたミュラー騎兵予備が2回とも活性化チェックに失敗し、まったく仕事をしていない……。ロシア軍は、戦線の裂け目に騎兵軍団を投入するも、損害はうなぎのぼりであり、回復に徹する手番もあり。

f:id:crystal0207:20140227182149j:plain

第3ターン終了時。ロシア軍大堡塁はネイ第III軍団による猛攻と、自らの射撃が引き起こした反撃射撃による損害で陥落寸前。ダヴー第I軍団もバグラチオン突角堡の一部を占領したが、後方へ回り込んだ部隊が、ロシア軍砲兵への接敵にしくじり、大包囲ならず。命令を受けてようやく動き出したミュラー騎兵予備は、ザコキャラ的なコサック騎兵は潰したものの、損害も多く苦戦中。ロシア軍は、第2西方軍予備が崩壊、ドクトゥロフの第6軍団が全滅…… というあたりでプレイ時間は7時間に達し、ここでお開きとした。

久しぶりに遊んだが「Triumph & Glory」は、やはりプレイしやすくて良い。あまり面倒なことを考えず、チットに導かれるまま、決戦を楽しんだ。途中何度も、接敵チェック失敗の度に悲嘆の声が上がったが、まあ、そういうゲームである。