Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Avaron Hill「第三帝国 Rise and Decline of the Third Reich」

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第三帝国」こと「Third Reich」の中古品を購入。自分は、多少難しいゲームの方が挑み甲斐を感じるが、さすがに本作は細かなルールが多く、それが厄介に思えてずっと手を出してこなかった。しかし2001年にAvarancheから「John Prados' Third Reich」が発売され、そちらを購入、プレイしてみたところ、どうも今ひとつ面白くなかった。戦闘解決が6出ろ式だったのも違和感を覚えた。結局「John Prados' Third Reich」は手放してしまい、あらためて元祖「Third Reich」にも触れてみるべく手に入れた次第。

本作は1974年に初版が発売された、WWIIヨーロッパ戦線・戦略級ゲームの古典的作品である。自分が購入したのは第3版だが、1992年には「Advanced Third Reich」なる作品が発表され、今現在はその後継作である「A World at War」がGMTから発売されている。ゲームスケールは1ターン=3ヶ月、1ユニット=軍・軍団だろうか。BRP(Basic Resouce Points)なる国力を用いて生産や戦略を行うのだが、あいにくAvaron Hill版は未だプレイに至っていない。自作の日本語チャートもいくつか作ってあるが、やはりその細かなルールに圧倒され、実プレイまで漕ぎ着けていないのだ。

2001年頃は、バルバロッサ作戦以降のヨーロッパ戦線を扱ったGMT「Barbarossa to Berlin」を頻繁にプレイしていたが、やはり出番が多いのはそういった遊びやすい戦略級ゲームだった。しかし「Barbarossa~」もすでに手放しており、未プレイの本家「Third Reich」が手元に残っている。ふと「World at War」を手に入れようかと思うこともあったが、本家がプレイできていない以上、そちらにも歯が立たないだろうな……と半ば諦め、今ではこの「Third Reich」も手放してしまった。

しかし「Third Reich」を手放してから数年後、結局「A World at War」を入手することになった。やはりこの「第三帝国」系列は、自分を惹きつける何かがあるような気がする……

※2022年11月8日:また再購入。