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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Grand Operational Simulation Series】「Wacht am Rhein 2012」Ride of the Valkyries Set-Up

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先日の「Hurtgen:Hell's Forest」ソロプレイでGOSSのルールにもだいぶ慣れたので、今度は「Wacht am Rhein 2012」の「Ride of the Valkyries(ワルキューレの騎行)」シナリオに挑戦。バルジの戦いにおけるドイツ第6装甲軍戦区だけを切り取り、作戦開始時12月16日払暁から12月20日午後までを扱うシナリオである。シナリオ使用範囲はマップ1枚弱で、ゲーム期間も短く、システムに慣れていれば1日でプレイできると思う。

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こちらはドイツ第6装甲軍の主役、第1SS装甲師団。本作ではパイパー戦闘団だけで8ユニットもある。さすが主力の装甲カンプフグルッペは、攻撃練度最高の9を誇り、頼もしい。この師団が史実と比較してどんな進撃をするのかが、本シナリオの大きなテーマだと思う。

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こちらは相方とも言うべき第12SS装甲師団。史実ではエルゼンボルン尾根を攻めたものの苦戦し、シナリオ終了時の12月20日頃には予定通りの突破を諦め、第1SS装甲師団の後を追うように転進している。実際このゲームでも突破は難しいのか、検証してみる予定。

一応このシナリオ期間中、すべてのドイツ軍師団は燃料補給を受けているものとして行動する。言うなれば燃料ルールを省略した形だが、弾薬ルールはきっちり運用される。しかもシナリオ開始時に弾薬ポイントは4しかなく、砲弾を運ぶトラックポイントはひとつも無い。つまり間接砲撃を撃てるチャンスは少なく、弾薬が増える見込みも無い。さらにシナリオ開始時は弾薬枯渇値3と低く(砲撃ダイスd10を振って4以上が出るとその砲兵ユニットは弾薬切れになる)、砲兵支援はあまり期待できないだろう。

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こちらはまだ奇襲を知らず、エルゼンボルン周辺に展開しているアメリカ第2・第99歩兵師団。ユニットを横向きに配置しているのは、未活性状態を表している。シナリオ序盤はドイツ軍から強襲を受けたユニットのみが移動でき、12月16日午後ターンから活性化チェックが始まる。

しかしアメリカ軍は、補給は潤沢にあるという設定で、燃料・弾薬ルールともにほぼ無視。弾薬枯渇値は設定されているが、弾薬ポイントは十分にあり、突破してくるSS装甲師団をいかに阻止砲撃で跳ね返せるかが問われると思う。GOSSは砲兵ゲームの側面もあるのだ。

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盤上のオレンジ色のマーカー(FORGER氏お手製)は、アメリカ軍の燃料集積所を表す。ドイツ軍師団は燃料があるものとして行動するが、万が一、補給路を断たれた場合、奪った燃料集積所から補給線を引ける場合もある。

また写真は、史実でパイパー戦闘団が行き詰まったストゥモン(ヘクス2920)、ラ・グレーズ(3120)、トロワ・ポン(3122)、スタヴロー(3521)あたりを撮している。この地域は河川が入り組んでいるが、GOSSでは橋梁の有無も影響が大きい。小河川と言えど橋が無ければ機械化ユニットは攻撃不可、橋があっても攻撃力半減となる。またドイツ軍の重戦車ユニットが橋を渡ると、橋の崩壊チェックをせねばならず、パイパー戦闘団に組み込まれた第501SS重戦車大隊のケーニッヒスティーガーが史実通りその事故を引き起こすかも見物だ。またこの地域がこのゲームだといつ戦場になるのか、あるいは戦場になるのかならないのか、といった辺りにも興味あり。ではソロプレイ開始……