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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Operational Combat Series】「Sicily」Drive on Palermo Solo-Play AAR

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先日「OCS:Sicily」のイギリス軍ミニシナリオをソロプレイしたので、今度はアメリカ軍を扱う「Drive on Palermo」シナリオを試してみた。全3ターン。

アメリカ軍戦力は第2機甲師団、第82空挺師団、第3歩兵師団等。シチリア島南岸から進撃を開始し、北岸の都市パレルモを目指すシナリオである。一方の枢軸側はイタリア軍ユニットのみ。すでに降伏チェックには成功して徹底抗戦の構えだが、その多くは練度が低く、移動不可の沿岸砲兵も多い。

また本シナリオは、空軍ユニットも登場しない純然たる陸戦なので「The Battle for the Primasole Bridge」よりずっと初心者向けである。と言うより、イタリア軍としてはあまり出来る事も無いので、アメリカ軍を担当してのソロプレイシナリオなのだろう。

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まずは補給線の確認から。シナリオ情報には書いていないが、アメリカ軍はエンペードクレ港(ヘクス4528)も補給源にできるはずなので、ここを起点とした鉄道線上の降車可能ヘクス(村や街など)から一般補給を通せば良いはず。しかしヘクス2229へ向かう線路上には降車可能ヘクスが無く、並走する道路伝いに司令部ユニットを送り込むにしても、通行に難のある小径のため、山地を突っ切っての北上は諦めた。

そこでアメリカ軍は、南岸沿いにカステルヴェトラーノ(3609)へ向かい、そこから北上する線路伝いに進撃することに。まず露払いを務める第82空挺師団がリベラ(4020)のイタリア軍沿岸歩兵連隊を蹴散らし、その後、第2機甲師団による波状オーバーラン攻撃で第1ターン内にカステルヴェトラーノまで確保した。(ヘクスは奪えず砲兵2ユニットも取り逃がしたが)

写真では第2機甲師団の一部が島の最西端マルサラ(3501)にも向かっているが、勝利条件には無関係なので、さして戦力を送り込む必要はないかもしれない。敵補給ポイントを奪える可能性はあるが、今回のイタリア軍は(奪われまいと)補給ポイントを自爆させている。

第2ターンには、第2機甲師団司令部が北岸のヘクス2510まで進出。これで最終目標パレルモまで一般補給が通り、第3ターン無事これを占領した。

 

アメリカ軍プレイヤーとしては、イタリア軍の反撃をほとんど気にせず、パズルを解くように防御線を突き崩し、前進に専念できるシナリオだと思う。とは言えそこはOCS。景気よく補給ポイントを使いすぎるのはNGなので、ちょこざいなイタリア軍ユニットをいかに効率よく除去していくかを学ぶシナリオなのだろう。

 

ちなみに数日前、MMP社から届いたメールによれば、この「OCS:Sicily」のリメイク版が企画中とのこと。しかも本来のOCSスケールに戻してマップ1枚、カウンターシート1枚の入門向けゲーム「Sicily II」として出版するようだ。海空陸一体の上陸侵攻ルールを、入門者向けにどう端折ってくれるか、期待したい。そして本作は、イレギュラーなスケールのOCS異端児として消えてしまうのか……