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Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Musket & Pike Series】GMT「Sweden Fights On」

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先日のTOM5で中世ミニチュア戦を堪能して以来、 ルネッサンス~近世の会戦に興味が出てきた今日この頃。 そこでGMT社のMusket & Pikeシリーズに再挑戦することにした。第一弾「This Accursed Civil War」は発売当時すぐ買ったが、今までずっと放置していたので続編ゲームをまとめ買いである。

まずシリーズ第二弾「Sweden Fights On」は、メーカー絶版だったが、クロノノーツゲームにまだ在庫があったので慌てて確保した。テーマは三十年戦争。しかも収録したのはグスタフ・アドルフ死後の4会戦。普通、アドルフ王が関わった著名な会戦からゲーム化しそうなものだが、あえて常道を外してくるあたり、このシリーズのマイナーな気概を感じる。

「ノルトリンゲン会戦(1634)」は攻囲されたノルトリンゲン救出のため、スウェーデン軍、ハイルブロン同盟軍が赴くも、指揮系統の乱れ等により敗北した戦い。「ヴィットストック会戦(1636)」は、箱裏によれば「三十年戦争カンナエ」だそうだ。追い詰められたスウェーデン軍が、神聖帝国軍を迂回挟撃して勝利。 「第二次ブライテンフェルト会戦(1642)」、トルステンソン戦争編である。かつて甲冑伯ティリーを打ち破った地で、再びスウェーデン軍が勝利する。「ヤンカウ会戦(1645)」もトルステンソン戦争期であり、スウェーデン軍がこの戦いに勝利したおかげで、 三十年戦争講和会議(後のウェストファリア条約)が進捗した、と言われている。

ノルトリンゲン、ヤンカウには3種類のシナリオがあり、会戦全体、またはその一部だけでも遊べるようになっている。まず遊んでみたいのはヴィットストックだろうか。基本ルールは、最新作「Gustav Adolf the Great」に従うとしても、 フォーメーション毎の命令と命令変更チェックを用いる事で、 臨機応変には動けなかった当時の軍隊が再現できているかも?と思っている。

戦術的ディティールも、横隊、縦隊、散兵、シルトロン隊形、 ピストル騎兵の射撃回数制限、一斉射撃(Salvo)と、それなりに表現しつつ、 一方ではあっさり処理した部分もあり、遊ぶには良いバランスなのかなと。2ヘクス横隊ユニットも、この時代の雰囲気が出ていて好きだし、各ユニットに使用シナリオ・イニシャルが入ったのも便利である。何とか近々、実プレイまでこぎ着けたいものだ。