ドイツ武装SS師団写真史〈2〉遠すぎた橋―写真・ドキュメント・編成図で追うドイツ武装SS全師団の足跡
- 作者: 高橋慶史
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2011/01/01
- メディア: 大型本
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ぶらり立ち寄った神保町の書泉グランデにて「ドイツ武装SS師団写真史②遠すぎた橋」を購入。何はともあれ、続刊が出て良かった良かった。
「遠すぎた橋」のサブタイ通り、アルンヘム戦で活躍した部隊、つまり第9SS戦車、第10SS戦車に多くページを割き、さらに義勇オランダ兵から成る第34SS義勇擲弾兵師団、イタリア兵から成る第29SS義勇擲弾兵師団も紹介している。
マーケット・ガーデン作戦については「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」でも触れられているが、本書ではクラフト少佐率いる教育補充大隊、フォン・テッタウ中将がかき集めた臨時師団についても記しており、実はエルスト防衛戦に投入されていたヤークトティーガーの撃破写真等、おおっ!と思わせる写真や記述が散りばめられている。そして66、135ページあたりのアルンヘム近辺戦況図を見ると、まんま「The Devil's Cauldron」のシナリオ範囲で思わずにやり。実際、軍楽隊や捕獲シャール戦車中隊までユニット化した「TDC」なら、本書掲載の戦闘を、かなり良い雰囲気で再現できるし、
「TDC」に限らず、ウォーゲームの背景を知るにも、うってつけ。
このまま続刊、そして全師団網羅によるシリーズ完結を期待しているが……