Wargaming Esoterica

After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退した蔵書系ウォーゲーマーの日記

Game Journal #31「文禄・朝鮮の役」Solo-Play AAR

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今週末の対戦に向けて「文禄・朝鮮の役」を練習。まずは指針とか読まずに適当プレイを開始した。第2ターン、日本軍は小西行長漢城を陥とすも、反撃による損耗も激しく、 加藤清正は二級道路ばかりの江原道に入ってしまい北上に遅れが。第4ターン、小西隊は漢城から撤退した朝鮮王を追い、黄州の朝鮮・明連合軍を攻めるも、2回続けて先制され敗退。さらに全羅道に向かった黒田長政島津義弘隊も義兵に負け、補充の少ない日本軍は、早くも序盤でピンチに陥った。続けて朝鮮軍は義兵を湧かせ、小西隊を補給切れにすると、討伐に現れた毛利吉成も撃退し、損耗した日本軍を挟撃して殲滅…… とりあえず1回目のソロプレイは、第9ターンで終了。

初回の戦訓は、まず日本軍は補給路の確保に気を配ること、そして日本軍の戦術的優位はさほど大きくないこと、だろうか。日本軍はいったん崩れると、補充が少ないだけに回復が難しい。朝鮮軍は、日本軍補給路を脅かしつつ明の援軍を待てば良いかと。

で早速、2回目のソロプレイ開始。今回の日本軍は、釜山→忠州→漢城の補給路を守りつつ、 念のため小西、黒田両隊で朝鮮王を平安道に追い詰めていく。加藤清正も、漢城経由で威鏡道に入り、二王子を除去。朝鮮軍も、何度か日本軍補給路を脅かしたものの、小早川隆景宇喜多秀家がゲリラ狩りに成功し、補給を維持。そして講和交渉カードを連発したせいか、10ターンで終了することに。10ターン開始時の勝利ポイントは、日本軍6、明・朝鮮連合軍4。連合軍は、最終ターン一発逆転を目指して反撃開始。まず威鏡道に現れた権慄が、威興守備隊・相良頼房を討ち取り。日本軍は宇喜多秀家立花宗茂で清州を落としてカード&1点獲得。運良く補充カードを得たので、小西・黒田隊の損耗を癒し、決戦に備えた。そして安州の小西・黒田隊に対し、明の李如松率いる16ユニットが襲来。これに対して日本軍は伏兵カードを使ったうえ、先制攻撃を続けて撃退するも、続けて襲いかかった楊元隊までは支えきれず、平壌に撤退。この安州奪回により、勝利ポイント日本軍1点差で勝利した。

もっと楽に日本軍が勝てると思ったが、いやなかなか厳しい。先制されると、島津でも立花でもあっと云う間に損耗してしまった。と云って朝鮮軍にも攻める余裕はなく、両軍共に緊張感が味わえるかと。2~3時間で決着するし、負担も少ないシステムなのでプレイアブル。 感触は良好だったので、日曜日の対戦が楽しみだ。