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After Action Reports & Reviews of Simulation War Games ほぼ引退したウォーゲーマーの置き土産

【Battalion Combat Series】「Brazen Chariots」Operation Skorpion Solo-Play AAR

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2ヶ月前に購入した「BCS:Brazen Chariots」のカウンターを、ようやく切り離し完了。まあBCSシステムそのものに関しては、もう自分的評価は安定しているし、今さら面白さを確かめる必要もないので、ついつい後回しにしてしまった。とは言え「Brazen  Chariots」に触れていないのもマズイので、まずは入門者向けシナリオ「Operation Skorpion」から味見を。

本シナリオは、1941年5月26日~27日にかけて、ドイツ第15装甲師団が、イギリス第22近衛旅団が籠もるハルファヤ峠の奪取を狙うというもの。ハルファヤ峠近辺には、イギリス軍歩兵大隊2個、マチルダ戦車大隊(ただし1ステップのみ)があり、南からはイギリス第7機甲師団第7機甲旅団(戦車大隊1+歩兵中隊3)が迫っている。また27日には、さらにイギリス軍予備部隊(歩兵中隊3)も来援する。

これに対してドイツ軍は、Wechmar戦闘団(偵察大隊✕2)でスクリーンを展開し、第7機甲旅団を牽制しつつ、Herff戦闘団(III号戦車大隊2、ただし合計3ステップのみ)でマチルダ戦車大隊を抑え、第15装甲師団本隊(歩兵大隊1+オートバイ歩兵大隊1)でハルファヤ峠を攻めることになる。

期間は2ターン(2日)のみ、ハーフマップ、両軍3フォーメーションのみと、規模的にもお手頃だし、歩戦共同による目標地点奪取という基本的な作戦行動をBCSで学ぶにはちょうど良いシナリオだと思う。 

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さて第1(5月26日)ターン。攻めるドイツ軍は活性化ダイスが振るわず、 Herff戦闘団のIII号戦車隊は、英軍マチルダ戦車隊に接近したのみ。第15装甲師団本隊も、ハルファヤ峠に籠もる英軍大隊(6ステップ)を2ステップ削ったのみ。両軍とも、非常におとなしい展開となった。

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続く第2(5月27日)ターンは、打って変わって激しい展開に。まずドイツ軍Herff戦闘団が、III号戦車1ステップを犠牲にして、マチルダ戦車隊を除去。残ったI/8戦車大隊は、第2活性化でイギリス軍後方に向かい、第22近衛旅団本部とその補給段列ヘクスに突入。双方は、別ヘクスに転送されたものの、協調(Coodination)をくらうこととなった。

しかし返す刀で、イギリス第7機甲旅団が、Herff戦闘団司令部ヘクスに突入し、これを後退させ、I/8戦車大隊を指揮範囲外に孤立させた。まあ、孤立による損耗判定は、このシナリオ範囲外の第3ターンになるので、今回は無問題だが、お互いの前線司令部を踏み潰し合うという、いかにも北アフリカな展開に。

そして第15装甲師団本隊は、二度の活性化でハルファヤ峠を攻め、これを奪取。しかしイギリス軍も、増援部隊を送り込み、オートバイ歩兵大隊を後退させ、ハルファヤ峠へ攻撃開始。ところが、ハルファヤ峠にしがみついたドイツ軍歩兵大隊の最終1ステップが削りきれず、シナリオ終了。峠を占拠したドイツ軍の勝利と相成った。

たしかに、入門向けには良いシナリオだと思う。その分、すでにBCSに慣れているプレイヤーには、ちと物足りないボリュームだが、その役目はバトルアクス作戦シナリオなり、クルセイダー作戦シナリオが担ってくれるだろう。個人的には、ようやくプレイ準備も整い、ひと安心と……。